気ままに

大船での気ままな生活日誌

皇室のみやび展第II期 ”近代皇室を彩る技と美”(その2)

2024-02-04 21:33:02 | Weblog

こんばんわ。

東御苑、三の丸尚蔵館の開館記念展「皇室のみやび/受け継ぐ美」のII期”近代皇室を彩る技と美”のつづきです。I期では第二会場は撮影禁止だったので、今回もあきらめていたら、撮影OK。いいものがたくさんあって、楽しめましたよ。第2章は皇室の慶祝と宮殿を彩った調度

全体の風景

真正面にぼくの好きな富士山の絵。富士山といえば、横山大観。生涯2000点の富士山を描いたという。本作はその中でも最大級のものだという。

日出処日本(ひいずるところにほん)大観

その横にも巨大な屏風。新天皇が即位した儀式に使われる悠紀屏風で、これは大正天皇の即位のとき。

大正度・悠紀地方風俗歌屏風 野口 小蘋(のぐち しょうひん)明治の女流南画家が選ばれた。なお、昭和度は川合玉堂、平成度は東山魁夷、令和度は田淵俊夫と当代を代表する日本画家が選出されている。

大正度の悠紀地方には愛知県が選ばれた。悠紀とは清浄なる地を意味し、儀式ではそこが産地の穀物が供される。くじ引きで選ばれるそうだ。絵画では愛知県の名所を詠んだ和歌や風俗が描かれる。

智仁勇 (山元春挙)左側の鷹は雀を捕らえて(勇)殺さず、カイロのように使い、足を暖めている(智)。最後には雀を放す(仁)。これを”温め鳥”というが、小原古邨の絵で知った。この図ではよく分からないので、鷹の拡大写真を撮ればよかった。

薩摩焼 色絵菊花図花瓶

七宝藍地花鳥図花瓶 七宝会社 明治22年(1889)

色絵四季花卉図花瓶 精磁会社

唐花唐草文象嵌花盛器 金沢銅器会社

色絵金彩菊貼付香炉 十二代沈寿官 明治26年(1893)

百寿花瓶 鈴木長吉 金沢の国立工芸館の”十二の鷹”が有名な金工家。

重要文化財《蘭陵王置物》海野勝珉 明治23年(1890)

雅楽「蘭陵王」を舞う姿をモチーフとした作。面を取り外すと演者の素顔があらわれる工夫も凝らされている。

猿置物 高村光雲 大正12年(1923)

新装の三の丸尚蔵館。この右側に旧尚蔵館があったが、現在、取り壊して、新たな所蔵庫を建築中である。

立春とは名ばかりの寒い一日でしたね。明日は雪だとか。

次は東御苑の椿寒桜の見頃に合わせて、後期展を見に来よう。

では、おやすみなさい。

いい夢を。


東御苑

コメント (6)
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