こんばんわ。
もう”らんまん”は終わってしまったが、牧野富太郎博士ゆかりの梅の木が瑞泉寺にある。朝ドラのロケ地になってもらいたかったが、ロケどころか一度も紹介されなかった。
黄梅という名で、モクセイ科の黄梅と混同されるが、こちらはれっきとした梅。花弁が退化し細くなり、雄蕊が目立ち梅花らしくない。牧野博士が当地を訪れ、これを”黄梅”と命名した。
本堂前の左に黄梅の古木。手前参道右側に数本の後継木。
遠目では分からないが、よく見ると原木は花盛り、”らんまん”と。
細い薄黄色の花弁とやたら目立つ雄蕊。
立札も古くなってよく読めない。江戸時代からの品種、牧野博士の命名、鎌倉市天然記念物とある。
後継木は今年はあまり咲いていない感じ。しっかりしてもらわねば(笑)。
山門近くの苔庭園に福寿草が、二、三、花を開かせていた。最盛期には何十にもなり”春らんまん”。まだ始まったばかり。
ムラサキハナナも初見。
普通種の梅の古木も境内にはたくさんあるが、いつも、花が少ない。花より幹・枝が見頃(笑)。
夢想国師作庭の国指定名勝庭園はいつも魅せてくれる。
今年も黄梅を観られて満足。ただ、金縷梅(マンサク)の大木がひとつも咲いていないのが心配。
では、おやすみなさい。
いい夢を。
2017年3月に大阪城梅林でみた立派な”黄梅”。ここでは”本黄梅”という名だった。うちが本家ということか(笑)。