気ままに

大船での気ままな生活日誌

納めの、”東慶寺花だより” 蝋梅咲きはじめる

2013-12-25 09:09:25 | Weblog
”納めシリーズ”、東慶寺花だより編でござりまする(笑)。

拙ブログで、この一年、随分と”東慶寺花だより”をお伝えして参りましたが、いよいよ今年も最後の花だよりとなりまする。この辺りでは、蝋梅が最初に咲きはじめるのは、東慶寺と相場が決まっておりまする。そろそろ、よかろうかと、出掛けて参りましたら、やはり、花盛りとは参りませぬが、十や二十ほどの花が開いてござりました。納めの花だよりとしてご報告させていただきまする。

この木でござりまする。


近づいてみますと、このような開花状況でござりまする。名のように蝋のような花弁でござりまする。




鮮やかな黄色い花弁のものは、素心蝋梅と申しますが、この木は、まだまだ蕾が固とうございまして、おそらく咲きはじめは、初春大歌舞伎がはじまる頃かと推察いたしまする。

また、現在の東慶寺境内の蝋梅以外の花といたしましては、十月桜がございますが、これはすでに報告済でございますので、省かせていただきます。

まだ固い蕾ではございますが、初春の東慶寺花だよりの一番を飾るのは、おそらく早咲きの梅か、このミツマタの花ではないかと存じまする。


以上の口上は、わたくし市川染五郎が気ままおやじの代理として述べさせていただきました。実は、正月2日が初日でござりまする初春大歌舞伎の夜の部にて、鎌倉にお住まいでした井上ひさし先生の小説、”東慶寺花だより”を原作といたしまする同名の新作歌舞伎の主役を演じさせていただくことに相成りました故、宣伝の場につかわせていただいたということでがざいます。。

どちら様も、初春早々、ご来場下さりますよう、隅から隅までずずずぃっと宜しくお願い申し上げたてまつりまあ~す。<m(__)m>


暮れは仮名手本忠臣蔵におきまして、早野勘平を演じておりまする。本日(25日)、千秋楽でございまする。一幕なりともお越しいただければありがたく存じます。





。。。。。

今朝の富士山です。


朝日に当たる冬木立です。


では、みなさん今日もお元気で!


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納めの歌舞伎は仮名手本忠臣蔵

2013-12-24 10:58:40 | Weblog
今年の、納めの歌舞伎は仮名手本忠臣蔵。よかったですぜ、歌舞伎座、夜の部。仮名手本忠臣蔵、五段目、六段目、七段目そして〆は11段目討ち入り。どこも良かったが、やっぱり、七段目、祇園一力茶屋の場が一番かな。だって、玉三郎と海老蔵の競演だもの。兄妹役。身分が低いが討ち入りの仲間に入りたい寺岡平右衛門に海老蔵。お茶屋の遊女、おかるに玉三郎。存分、楽しめやした。

密書の中身を耳打ちするおかる。それを聞く平右衛門。由良の助の本心を知り、安心すると共に、突然、おかるを身請けするという由良の助の気持ちも知る。秘密を知られたおかるは殺される、それなら、いっそのこと、自分が殺そうと思う。


おかるは、鏡に写して、由良の助(幸四郎)の読む密書の中身を知る。床下では、かって仲間であったが、裏切り、由良の助の本心を探ろうとしている斧九大夫(錦吾)が盗み読みしようとする。


すべての事情を知った由良の助は、九大夫を刺し、ふたりを許し、平右衛門も討ち入り隊に加えると言う。

・・・
さて、前段に戻って。
塩谷判官の家臣であった早野勘平(染五郎)は、おかる(ここでは七之助)の親元に身を寄せ、狩人となって暮らしている。暗闇で、猪を撃ったつもりが父親、与市兵衛を殺してしまったことで(実は、悪人、斧定九郎(獅童)が大金を奪い、殺し、倒れていたのは定九郎で、仇討をしたことになるのだが)、悲しみに打ちひしがれる。加えて、与市兵衛はおかるを祇園茶屋に身売りさせ、その金で勘平を侍の身分に戻そうとしていたことを知る。

祇園茶屋へ行く前のふたりの別れ。このあと、訪ねてきた浪士の前で切腹するが、息のある間に、本当の事情を知る。念願の討ち入りの血判状にも加えてもらえる。


そして、最後は討ち入りの場。

小林平八郎(獅童)と浪士(松也)の対決。見事な泉水の立ち回り。


本懐を遂げ、えいえいおーの勝どきで幕。


夢の中にいるような時間帯でした。


そして歌舞伎座がいいのは、周りが、どこも夢舞台だから。

お昼は築地市場で。場外市場は移転しないと決定したそうです。よかった。




夜の銀座










えいえいおーの一日だった。
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原節子の忠臣蔵

2013-12-23 10:18:03 | Weblog
先だっても紹介したように、川喜多映画記念館で”原節子展”が来月末まで3か月に渡り開催されている。展示室での映画ポスターなどの展示のほか、映写室では、原節子出演の映画が上映されている。別料金を払うのだが、いつも満席。原節子人気はすごい。昨日は家内と一緒にみてきた、1968年の東宝オールスター映画、”忠臣蔵”だ。花の巻と雪の巻、二部構成で207分の大作。若き日の(とはいっても42歳)原節子がみられるし、おなじみのストリーだが、いつみても、わくわくどきどきの場面がいっぱいで息を抜けない。

東宝の30周年記念ということだが、大作”忠臣蔵”を映画化できたのは、前年に松本幸四郎一門が松竹から”東宝歌舞伎”に移ってきたことも大きい。大石内蔵助には松本幸四郎、吉良上野介には市川中車、大石主税は市川団子(現・猿翁)、矢頭右衛門七が市川染五郎(現・幸四郎)と主要な役どころを歌舞伎役者が抑えている。中車の憎たらしい演技がみもの。そういえば、現在の中車も”半沢直樹”では憎々しげだった(笑)。どちらも倍返しされ、気分爽快(爆)。そういう運命の名跡なのだろうか

東宝男優陣では、エース三船敏郎が俵星玄蕃を演じ、脇役ながら、かなりの出番の多い脚本となっている。♪打てや響けや山鹿の太鼓 月も夜空に冴え渡る 夢と聞きつつ両国の橋のたもとで雪ふみしめた槍に玄蕃の涙が光る♪(三波春夫の歌を挿入しました;汗)。また、現在のこの方では考えられない役どころであるが(笑)加山雄三が神経質な内匠頭を。安兵衛は三橋達也、そして、寺崎吉右衛門は加藤大介で、病気で駆け付けるも討ち入りに間に合わず。宝田明(高田郡兵衛)、志村喬(千坂兵部)、小林桂樹(脇坂淡路の守)、夏木陽介、フランキー堺、森繁も。そうそう、三木のり平の幇間芸も面白かったですね

そして、女優陣も綺羅星のごとく。原節子は大石妻のりくです。42歳にしてはふけているが(笑)、さすが気品あふれる良妻賢母を見事に演じる。司葉子は内匠頭の妻、”南部坂雪の別れ”の名場面での、怒りの顔が魅力的(笑)。団令子(お軽)、星由里子(お艶)、池内淳子(水茶屋の女)、上野介の妻、沢村貞子は夫を冷たく突き放し、国へ帰ってしまう。新珠三千代、草笛光子もいたし、まさにオールスターキャスト。

原節子さんには、思い出の作品です。なにせ、これを最後に映画界から姿を消すからです。映画での最後のシーンは、内匠頭に(妻子に累が及ばぬようにと)離縁され、山科の家から黙って立ち去るところ。まさに、そのあとの引退を暗示するような場面だった。これで、ぼくは、原節子のデビュー作”新しき土”とラスト作”忠臣蔵”を観たことになる。えへん、えへん。

正月も名作ずらり。楽しみだ。


近くの八幡さまはお正月準備にかかっていた。


旗上弁財天社の前の木に白鳩がいっぱい


今日はこれから、ふたりで歌舞伎座へ。演目は。仮名手本忠臣蔵どす。

おほほ。



原節子の忠臣蔵

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あっと驚く、納めのフラワーセンター

2013-12-22 10:28:13 | Weblog
年が押し迫ってきました。今、やることは、何でも”納めの”の枕詞がつけたくなります。で、今日は、納めのフラワーセンターということで見学に行ってきました。

まずは、あっと驚く、納めの山百合。なんと、紅葉山にモミジやツワブキと一緒に咲いている。 

ほらね。


山百合だけでなく、カサブランカも。紅葉と一緒に。


狂い咲きではありません。冷蔵庫に入れた球根を夏に土に植えると、今頃、咲くそうです。そして、来年には通常の季節に花を咲かせるとのこと。温室ではなく、冬の野外でみられるなんて、素晴らしい。はじめての経験。山百合好きにはうれしい企画、来年もおねがいします。


あっと驚く納めの、赤バナナ結実。これは温室ですが。赤バナナというよりか、黒バナナ、腐ったバナナ。でもね、最後、赤くなるようです。来年、チェック!


あっと驚く納めの、エロ子ちゃん。


あっと驚かない、納めの、ひねまるこちゃん(しだれえんじゅ)。あと一息で全裸。


あっと驚かない、納めの、イイギリの実。


あっと驚かない、納めの、もみじばふーの紅葉


・・・・・

クリスマスももうすぐ。みんなにこにこ。










クリスマスだというのにおこってる子もいた。


・・・・・
今年も無事、年越え。おめでとう倒木桜ちゃん。


納めの観音さま。今日は、ことのほか気高いお顔だった。






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冬至記念の一番人気はピンキーフジ

2013-12-22 09:04:20 | Weblog
早いもので、もう冬至。ちょっと前、夏至だったのに。 
早いもので、もう有馬記念。ちょっと前、日本ダービーだったのに。

冬といえば富士山。冬に至る日に富士山をみなければバチが当たる。今朝は日の出前に、西の空がピンク色になり始めた頃からビューポイントで待機。そして、富士山の頭に日が当たり始め、それが、七合目あたり、五合目あたり、と刻々と下がっていき、裾までピンク色に輝くまで富士山をみていた。その写真を、冬至記念の大サービス、有馬記念の大サービスで一挙公開します。

ピンク色の空、まだ輝かない富士


頭だけ輝きはじめた富士


五合目まで輝く富士


全体がピンク色に輝く富士。有馬記念の一番人気はオルフェーヴル。冬至記念の一番人気はピンキーフジです!。


二番人気は、シルバーハーフムーンとゴールドシップです


今朝のお天気ニュースから。冬至の日の出、日の入り情報。

そうなんだ。


夜明けは日本列島はほぼ同時にくる。


しかし、夜は日本列島の北からやってくる。


なるへそ。

さあ、元気を出して、みなさんがんばりましょう。冬至が過ぎれば、もう、すぐ、夏至だ 夏の来ない冬はない。 
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気分爽快 白い富士と白い月 

2013-12-21 09:28:32 | Weblog
おはようございます。ごきげんいかがですか。今朝は素晴らしい冬晴れで、富士山も裾まで雪をのせて、全身真っ白。そして、富士山のちょうど真上に、卵のような、真っ白いお月さま。朝から気分爽快!

富士山の上にお月さま






富士山とお月さまがいれば、もうほかになにもいらない。♪お金も着物もいらないわ 。財布に5千円くらいはほしいですが。

・・・・・

さて、昨日のお天気のこと。出かけるときは晴れていたのに、途中で暗雲が立ち込めてきて、ぱらぱらと雨がおちてきた。また晴れ間が出たり、降ったりの不安定な天気。東京ではヒョウが降ったりしたそうですね。こういう天気を”驟雪驟雨(しゅうせつしゅうう)”というのだそうです。天気予報のおじさんが言ってました。



ぼくはこの言葉を知っていましたよ。少し前に観た、原節子主演で、成瀬巳喜男監督の映画の題名が、”驟雨”だったから。

戦後のおんぼろ長屋に住む、結婚4年目の倦怠期を迎えたサラリーマン夫妻の日常をコミカルに描く。夫婦喧嘩はしょっちゅう。そこに新婚旅行中だったはずの、姪の香川京子が現れ、もうあんな人いやだ、と愚痴る。佐野周二は香川の夫の弁護をする、男というものはそういうもんだ、と。原節子も同意しながらも、怒りの矛先は次第に、佐野に向かってゆく・・・といったふう。晴れていたのに、突然、雨が降ったり、雪が降ったりの不安定な夫婦関係(笑)。



”驟雪驟雨”関係にあるご夫婦は、この富士山をみて、一時的にでも仲直りしてくださいね。









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ターナー展

2013-12-20 11:31:02 | Weblog
東京都美術館のターナー展が終わっターナーという頃、もう2か月も前に観に行ったんで、もうすっかり霞んでしまっターナーという頃に感想文ではちょっとしまっターナーになってしまうけど、やっぱり書いておこうと思う(汗)。我が国でも最初の、英国最高の巨匠、待望の大回顧展なんだから、はずすわけにはいかない。それもターナーのコレクションでは世界一を誇るテートブリテンからきてくれたんだから、すごい展覧会だったのだ。

ぼくは2年ほど前に、ロンドンのテートブリテンに行って、ターナーの作品をいっぱい観てきたつもりだが、”みているけどみていなかった”と、今回のターナー展をみてそう思った。荒れた海の景色だとか、”ノラム城の日の出”のような霞んだような景色ばかりの絵がターナーだと思っていたが、この回顧展をみて認識を新たにした。30点の油彩、そして、水彩画、スケッチなど110点の中に、いろいろなターナーの顔をみることが出来た。

まず、自画像がある。この顔はよく覚えている。ここの展示品は版画だったが、本画をロンドンでみている。24歳のときので、実際は鉤鼻で、こんなハンサムではなかったらしいと辰巳琢郎さんの声がささやく(笑)。ちょうど、テートブリテンでこれを撮っていたので、まずそれを。


テートには、漱石が草枕で”風流な土左衛門”と命名した有名な絵、ジョン・エヴァレット・ミレー作の”オフィーリア”があったが、もうひとつ漱石の作品に出てくる絵がある。坊ちゃんで、”あの松を見給え、幹が素直で、上が傘のように開いてターナーの画にありそうだね、と教頭。これからあの島をターナー島と名付けようじゃありませんか、と赤シャツが言う”。その絵はテートでも観たが、ここでも見られて、嬉しかった。”チャイルド・ハロルドの巡礼/イタリア”で、4章のイタリアでみることができる。


以下、今でもいくつか印象に残っている作品を、各章ごとにいくつかあげて、感想文に代えたいと思う。図録は買っていないので、写真のないものもある。

1章 初期

”月光/ミルバンクより眺めた習作”(写真なし);22歳の作、満月が川面にうつる、小船が浮かぶ。テートはミルバンクにある。
”嵐の近づく海景(写真なし);荒れ狂う海、海、海浜の絵の魁”。
”ノラム城、日の出の習作”これはテートで本画をみてるので、それを。


2章「崇高」の追求

”バターミア湖 カンバーランドのクロマック湖の一部、にわか雨”;英国湖水地方の湿潤な風景。


”グリオン州の雪崩”25人もの命を奪った同地の雪崩(1808年)に取材しているが、人物は描かれていない。自然の”崇高”をきわだたせる。


”デイドとアエネアス”(写真なし)古代ローマの大詩人・ヴェルギリウスの建国叙事詩から。建物と人物の描写力。

3章 戦時下の牧歌的風景

”スピットヘッド:ポーツマス港に入る拿捕された二隻のデンマーク船”;1807年、英国船による降伏したデンマーク軍艦の護送の様子。


”イングランド、リッチモンド・ヒル、プリンス・リージェントの誕生日に”。


4章 イタリア 40歳の頃、イタリア旅行をし、明るい景色に感銘。多くの作品が生まれる。

”ヴァティカンから望むローマ、ラ・フォルナリーナを伴って回廊装飾のための絵を準備するラファエロ”ラファエロ没後、300年に当たる年。


”レグルス”;17世紀のフランスの風景画の巨匠クロード・ロランに倣いつつも、光の表現を主眼に置いたターナーならではの傑作とのこと。まぶたを切られ、陽光で失明した将軍レグルスが見たであろう、まばゆい光を表現した。


6章 色彩と雰囲気をめぐる実験

”三つの海景”海岸の波の様子を三つ重ねた、おもしろい構図。


”にわか雨”(写真なし)

7章 ヨーロッパ大陸への旅行

”ハイデルベルグ”ぎらつくような黄色、カレーマニアと揶揄された。左下にフリードリヒ5世とエリザベス夫人が。


”ルーアンの帆船”(写真なし)

8章 ヴェネツィア

”ヴェネツィア、嘆きの橋”


9章 後期の風景画
”日の出”(写真なし)

10章:晩年の作品 。

”湖に沈む夕陽”モネの最晩年みたい。もうろうなり。


”平和―水葬”船上のともし火と、幻想的な銀灰色の夜景。晩年の代表作のひとつ。友人の画家ウィルキーの葬儀をもとにしているとのこと。


ターナーはロランをとても尊敬していて、ロランの作品と自分の作品を並べて展示してくれとと生前、要望していた。現在、ロンドンナショナルギャラリーで、その夢がかなっているそうだ。

ロンドンのテートブリテン


何とか、年内にブログ記事をかけターナー

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印象派と世紀末美術展/三菱一号館美術館

2013-12-19 13:12:39 | Weblog
ぼくの気まぐれ散歩は、日比谷公園を出てから、お堀端を丸の内方面へ向っていた。東御苑を抜けて、竹橋の国立近代美術館もいいな、と思っていたら、雨がぽつりときた。これはまずいと、見回すと、道の向こうは三菱一号館ではないか。まず、ここで一休みだと、そこに向かった。中庭のクリスマスツリーが迎えてくれた。


美術館では”印象派と世紀末美術展”をやっていた。ちょうどいい。気まぐれ散歩の途中、知り合いのお屋敷にお邪魔して、絵をみせてもらう感じ。ここは、暖炉つきの小部屋がたくさんあって、壁に絵を飾っている。それに、今回は、なじみの印象派や世紀末の画家の絵ばかりだという。気軽にみせてもらえる。お邪魔します、と入っていく。


はじめのお部屋。あっ!ミレーさん、こんにちわ。”ミルク缶に水を注ぐ農婦”いいねえ。


ピサロさんは”窓から見たエラニーの通り、ナナカマドの木” 朱い実だろうか。紅葉のときもきっと描いただろう。


ドガのラファエルの摸写があって、次の部屋には、看板娘がいた。”長い髪をした若い娘(麦わら帽子の若い娘)”。麦わら帽子もいいけど、この長い髪がステキ。ルノアール作。つい、G・カップスの”長い髪の少女”をくちづさんでしまったよ(汗)。


セザンヌの”りんごとテーブルクロス”。福田美蘭の、セザンヌのリンゴの絵に添削した爆笑絵を思い出した。


モネさんは”草原の夕暮”。モネ展も年内に行かねば。


と、ここまでが、1章ミレーと印象派。そして、2章は、がらりと変わって、黒の世界。ルドンの黒。”夢のなかで”シリーズがずらり。西洋版画はだいぶ慣れてきたので、陽水の”夢の中へ”をくちづさみながら鑑賞(汗)。♪探し物はなんですか、踊りましょう、夢の中へ行ってみたいとおもいませんか♪


3章は、一号館ご自慢のロートレックコレクション。トゥールーズ・ロートレックと仲間たち

ロートレック ”ベイ・ベルフォール”


ロートレック ”悦楽の女王”


4章 レスタンプオリジナル
レスタンプ・オリジナルとは、1893年から1895年にかけてパリで限定版として発行された版画集。ロダンも居た。

ロダン”アンリーベックの肖像


5章 版画家ヴァロットンの誕生 これも一号館、ご自慢のコレクション。浮世絵の影響を受けたとのこと。そういえば。

女の子たち。


可愛い天使たち


6章 ルドン/夢の色彩 汐留のモローとルドンは、結局見逃してしまった。水曜に行って休館だった日、悔しさがにじむ(笑)。でも、おかげで浜離宮の紅葉がみられたんだから許してあげるよ。黒のルドンから一転、色彩のルドンへ。モロー風な絵と大装飾画。

小舟


グラン・ブーケ


7章 ルノワールとモネの後半生

ルノワールの晩年の作。色気は最後まで失われなかった。”パリスの審判”


モネの”プティタイイの岬”。岬が折れているのは、ミニ図録からの写真だからです


8章 画商ヴォラールと画家たち/出版事業を中心に
すみません、これは写真がありません。

おみやげ(ミニ図録)を買って、外に出ると、とうとう雨が降りだしていた。傘をさして、丸ビルに向かう。途中のビルで華やかなクリスマス飾りに出会う。


丸ビルでも大きなクリスマスツリーに出会う。


東京駅がこの日の気まぐれ散歩の終着駅となった。八重洲方面から光の誘いがあったが、ぐっとこらえた。




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日比谷公園の初冬

2013-12-19 08:59:15 | Weblog
年も押し迫ってきましたね。今年中にやっておかねばと思うのは、風来坊のぼくでも同じこと。だいぶ減らしたけど、年賀状の準備もそろそろしなければならないし、ぼくの唯一の仕事であるブログ記事も書き残しているものが山とある。展覧会が、三つ、四つ、それに東北旅行はまだひとつも書いていない(汗)。だから、今日はほっつき歩かないで、家で落ち着いて、懸案事項を片付けていこうと思う。

でも、昨日、ほっつき歩いたことは、やっぱり記事にしておこうと思う。人気のない、日比谷公園の初冬の風情に感じいったので。

池の周囲




あのつわぶきがたくさんある場所。まだまだ咲いている。


松本楼の前の埴輪。宮崎平和台公園との姉妹公園のしるし。


松本楼


ここでいただいた松本楼オリジナルボルシチ。くまもんみたいに赤いほっぺたがおちるほどおいしかった。


食後、孫文夫人、宋慶齢さんゆかりのピアノを見学。




食後は日比谷図書館へ。入場者100万人突破!都立日比谷図書館から千代田区立日比谷図書文化館となったのが2011年11月4日。2013年9月27日(金)に100万人を達成したとのこと。ぼくは111万1111人目の入場者です。えへんえへん。


ほんとうに居心地のよい図書館。近くなら毎日、行くのに。特別展示はありませんでした。そして公園内をさまよう。

今が盛りの山茶花。


クリスマスの準備。


新春の準備


冬越しの準備


まだあきらめない くじけないで


まだ、雨がおちて来なかったので、そこから、さらに丸の内方面へさまよう。次回の記事へ。こうゆうことを書いているから、いつまでも片付かないノダ。かたづけないでいいのよ。くじけないで(天の声)。
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歳末の銀ブラ

2013-12-18 07:31:29 | Weblog
浅草の羽子板市のあとは銀座。何のあてもないけど、銀ブラはいつも何か発見があって面白い。それに今は、クリスマスを間近に控えた歳末だし。

早速、発見! ミキモトのクリスマスツリー。少し傾いているのは、会社が傾いているわけではなく、ぼくの身体が傾いているせい(汗)。


銀座熊本館へ。すっかりくまもんが主役になっていた。玄関口からもうこれ(笑)。


お店の中も、くまもん一色。味千ラーメンを買おうとしたが、ない。その代りくまもんラーメンが。 二階は、くまもんグッヅコーナー。こんなポスターを発見。赤いほっぺがなくなったらしい。それが戻ってきたのでありがとう、とのこと。えっ?と思う人は、これをお読みください。熊本県のイメージキャラクターとして大人気のくまモンが、トレードマークである“赤いほっぺ”を紛失していたことがわかった。10月30日から、都内で“赤いほっぺ”の捜索活動を開始している。とのニュースがあったのです。 ”ありがとう”の下の文は、”探して”の文みたい。


ソニービルの8Fで、4Kによる富士山映像を堪能。トーハクの京都展での龍安寺の石庭4K映像を思い出す。そして下の階に行くとびっくり。ニューヨークのMoMAの公式ミュージアムショップが。新発見。いつのまにか。


外に出ると、銀座はすっかりクリスマスモード。


そうそう”億の細道”(そうゆう立札があった:笑)は、もう長蛇の列。日本一の宝くじ売り場のこと。楽してもうけが有る町だからね、有楽町は(爆)。

有楽町に関係ないけど、有馬記念の宣伝も。


ディープインパクトに乗って、写真を撮らせてもらえる。それを入れたカレンダーまでつくってもらえるそうだ。来年は午年だし、サイコウだね。これは中蛇の列。


うしろの有楽町マルイのクリスマスツリーが目をうるませていた。つかれて

・・・
そうそう、浅草の冬桜が見事だった。


浅草の羽子板市の幼稚園生も見事だった。


浅草神社の夫婦狛犬も相合傘で仲良くしていた。川口松太郎の碑のうしろにあります。新発見。


・・・

両国で初場所のチケットを買った。稀勢の横綱昇進場所。もう、14日目、千秋楽は売り切れ。13日目。稀勢が白鵬か日馬富士と対決する日。ぜひ初優勝!


お正月早々、えど博では大浮世絵展がはじまる。


早くこいこいお正月。またひとつ年をとるのがうれしい。





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