'07.11.23 「ティファニー 1837-2007」鑑賞@東京都庭園美術館
大好きな庭園美術館でTIFFANY展とあれば行かないと! ということで行ってきた。混んでる! 普段はチケット売場に列ができるなんてあまりない事なのに、列ができている。
いつもどおり、エントランスのラリックのガラスのレリーフにうっとり。右の方にひび割れ? 入口を通って大広間へ。混んでる! TIFFANY展なのでアクセサリーなどが中心。なのでどうしても展示品が小さい。間近で見ないと見えないので、余計に混んでしまう。大広間一番奥に目玉の一つ「バード・オン・ア・ロック」がある。これは1995年製作と比較的新しい作品。でも128.54カラットあるというイエローダイヤがすごい。その上に小鳥がかわいらしく乗っている。これすごくかわいい。
大広間から大客室へ。入って直ぐにリンカーンが夫人に贈ったというパールのネックレス、ブローチ、ブレスレット、イヤリングがある。細かいパールが楕円形と小さな円に配置されたものを、連ねたネックレスが素敵。豪華だけど真珠特有の慎ましさを感じる。「スイート」と名づけられた同じくパールのネックレスは更に豪華。でも、素朴なリンカーン夫人にはこちらの方が合っているかも。TIFFANYといえばアール・ヌーボーそしてアール・デコ、アール・ヌーボー、アール・デコは日本の影響を強く受けている。ここでも日本モチーフの作品が見られる。着物を着た人を描いた作品もある。印籠のような形のカードケースには鳥や草木が日本画タッチで描かれている。このアール・デコの館で、アール・デコ作品を見られる幸せにウットリ。
大食堂へ移動。女性達の胸元や髪を飾った宝飾品が並ぶ。草花をモチーフにしたダイヤモンドの装飾品はため息が出るほど美しい。よく知らなかったのだけど、ボディスという女性の服の襟元を飾るためのブローチがあるらしい。いわゆるブローチとどう違うのかいまひとつ分からないけど・・・。これはなかなかかわいくて、髪飾り、イヤリング、バングルなどとセットになっていることが多く、当時の女性のゴージャスな姿が想像できて楽しい。
2Fに上がる。混んでいるので順路を外れて見ることに。本当にこんなに混んでいるのは初めて。さすがTIFFANYという感じ。時代を追って進んできた展示も、夫人の寝室まで来ると現代のものに。現代のものは素材やデザインが斬新ではあるけれど、抽象的であまり好きになれない。順路にもどって1900年頃に遡ると、やはり豪華な中にも品があって素敵。
でもフツーのOLにとってTIFFANYのジュエリーはあくまで観賞用という感じなので、見ている分にはこういう豪華なものがいいけど、宝飾店としてはあくまで商品。売れなければ意味はないわけで、現代の顧客のニーズに合わせるとこういうデザインになるのかもしれない。なんて思ったりもした。
美術館自体狭い(個人宅としては広いけど・・・)ので点数としては少ないけど、美術館と展示物がこんなにリンクするのもめずらしいことなんじゃないかと思う。もう少し邸宅自体と作品が溶け込む感じで展示してもらえると嬉しかったけど、この混雑ぶりでは邸自体も美術品なので、そちらの保護に気を配るのは仕方がないか・・・。とにかく作品は素晴らしいので必見!
追記:喫茶コーナーのコーヒーと和風デザートが絶品。写真はコーヒーと白玉。黒蜜が甘すぎず濃厚で美味しかった。

★ティファニー 1837-2007:12月16日まで
東京都庭園美術館
大好きな庭園美術館でTIFFANY展とあれば行かないと! ということで行ってきた。混んでる! 普段はチケット売場に列ができるなんてあまりない事なのに、列ができている。

大広間から大客室へ。入って直ぐにリンカーンが夫人に贈ったというパールのネックレス、ブローチ、ブレスレット、イヤリングがある。細かいパールが楕円形と小さな円に配置されたものを、連ねたネックレスが素敵。豪華だけど真珠特有の慎ましさを感じる。「スイート」と名づけられた同じくパールのネックレスは更に豪華。でも、素朴なリンカーン夫人にはこちらの方が合っているかも。TIFFANYといえばアール・ヌーボーそしてアール・デコ、アール・ヌーボー、アール・デコは日本の影響を強く受けている。ここでも日本モチーフの作品が見られる。着物を着た人を描いた作品もある。印籠のような形のカードケースには鳥や草木が日本画タッチで描かれている。このアール・デコの館で、アール・デコ作品を見られる幸せにウットリ。

2Fに上がる。混んでいるので順路を外れて見ることに。本当にこんなに混んでいるのは初めて。さすがTIFFANYという感じ。時代を追って進んできた展示も、夫人の寝室まで来ると現代のものに。現代のものは素材やデザインが斬新ではあるけれど、抽象的であまり好きになれない。順路にもどって1900年頃に遡ると、やはり豪華な中にも品があって素敵。
でもフツーのOLにとってTIFFANYのジュエリーはあくまで観賞用という感じなので、見ている分にはこういう豪華なものがいいけど、宝飾店としてはあくまで商品。売れなければ意味はないわけで、現代の顧客のニーズに合わせるとこういうデザインになるのかもしれない。なんて思ったりもした。
美術館自体狭い(個人宅としては広いけど・・・)ので点数としては少ないけど、美術館と展示物がこんなにリンクするのもめずらしいことなんじゃないかと思う。もう少し邸宅自体と作品が溶け込む感じで展示してもらえると嬉しかったけど、この混雑ぶりでは邸自体も美術品なので、そちらの保護に気を配るのは仕方がないか・・・。とにかく作品は素晴らしいので必見!
追記:喫茶コーナーのコーヒーと和風デザートが絶品。写真はコーヒーと白玉。黒蜜が甘すぎず濃厚で美味しかった。

★ティファニー 1837-2007:12月16日まで
