'09.05.31 みうらじゅん&いとうせいこうサイン会@LIBRO吉祥寺店
「見仏記 ゴールデンガイド篇」発売記念のトークイベント&サイン会。「見仏記」とは、その名のとおりMJことみうらじゅんとSIこといとうせいこうが、お寺を巡り仏像を見るという企画。もともと仏像が大好きな2人だけど、1992年に雑誌の企画がきっかけで始まったユニット(?) 見仏の様子をSIが文章にし、MJがイラストを描くという形で、今作を含めて5冊の本が出ている。2001年からは関西テレビ★京都チャンネルにて「テレビ見仏記」として放送開始。DVDも発売されていて、何故かvol.3だけ持っている(笑) ちなみに本は全て持ってます!
吉祥寺パルコB2にある書店LIBROの企画。「ゴールデンガイド篇」を購入し、整理券をゲットした100名を対象としたイベントなので、けっこうなスペースが必要ってことで、屋上に特設会場を設けて行うとのこと。14:00~だけど、30分くらい前に屋上に様子を見に行ってみたら雨。もちろん屋根はなく、会場にはイスが並べられていたけど、カサをさして見るのはムリそう。100キンでレインコートでも買うかと話しつつ、会場設営中のおにいさんに聞いてみたところ、雨天の場合はB2での開催になるとのこと。同じく屋上で開催されてたフリマも撤収し始めていたので、これはB2だねってことで移動。
B2に着くと階段に列が出来ていた。トークイベントの事を忘れてて、サイン会なら最後の方にした方が、ずっとお2人を見られるねなんて話してグズグズしてたら、真ん中らへんになってしまった もともと本が並んでいた一角に急ごしらえでイベント会場を設置。本来はご本人達も私達も座って行われるハズだったので、お2人用にイスが用意されているけれど、これは全く見えないぞ。なんて思っていたら、お2人登場。ビニールシートで囲まれたスペースに、ギッシリ詰まったお客さん達。ステージらしき部分との境界線は曖昧。あまりの近さにビックリしておられた(笑) 話始めるお2人。全く見えない・・・(涙) MJが「いつ座ればいいんだろう?」と言うと、SIが「座らないよ! 皆が見えなくなっちゃうだろう!」とツッコミを入れる。さすがのコンビネーション(笑)
実はお2人はThe Rock’n Roll sliders’ として 1996年から「ザ・スライドショー」を開催。これはMJが全国から集めてきたDS(どーかしてる)モノやコト。もしくは人などをスライドにしてスクリーンに映し出し、SIがツッコミを入れるという素敵イベント。ずっと見たかったけどチケットが全く手に入らず、ついに一昨年に念願の「ザ・スライドショー10」を見ることができたのだった。まぁ、余談ではあるけれど・・・。お2人のトークは基本このパターン。MJのボケに対してSIのツッコミで進行する。
「見仏記 ゴールデンガイド篇」はbaruが私の分も入手しておいてくれて、早く読みたいだろうと、わざわざユニコーンLIVEの時に持ってきてくれたにもかかわらず、ほとんど読めていない。吉祥寺までの長い道のり頑張って読んでみたけど、半分も読めなかった。お2人の宗教事情については知らないし、私のように単純に美術品として見ているのか、鑑賞スタンスも良く分かっていないけれど、小学生の頃初めて仏像を見て「怪獣だ!」と思った瞬間から、今まで仏像を愛し続けているMJの知識はスゴイものなんだと思う。SIがいつから仏像が好きなのか不明だけど、SIも同じくスゴイ。だけど、2人の見仏姿勢は、上から目線なそぶりは全然ない。見仏を心から楽しんでいる。それは実は確かな知識があるからこそできることでもあるのだけど・・・。そして、仏像の楽しみ方としてバンドだと思えばいいとか、そういう分かりやすいというか、素人が入りやすいやり方で紹介してくれたりする。きちんとした知識があるのに、分からない人のレベルに合わせて、分かりやすく説明するのは、実は結構大変なことだったりする。でも、そんな2人の見仏ぶりに心動かされて、仏像に興味を持つのはアリなのかなと思う。最近話題の「アシュラー」には正直げんなりではあるのだけど(笑)
しばらくお2人が全く見えない状態でのトークが続いたけれど、お店の方が台を持ってきてくれる。脚立?!と思ったけれど、後から見るとどうやらちょっと広めの台みたいな感じ。それにしても、上に立って話すのは大変だったと思うけれど、そんなことも感じさせず軽快にトークを繰り広げるのはさすが! マイクがハウってしまうのを気にしたり、すごく気遣ってくれて素敵! 台に上ってしまったために電気に近づいてしまって、暑かった様子。汗をかきながらも楽しませてくれた。素敵
見仏記のイベントのわりには仏像の話題は少ない。仏壇を家具調にしたらいいんじゃないかって話の時に、SIが「暖炉にしたり・・・」とふると「仏だんろでしょ?」と返すMJ。なんというコンビネーション(笑) 終始こんな感じで進んで行く。全部は書ききれないし、もちろん覚えていないけれど、印象に残った話題を1つだけご紹介。
「国宝 阿修羅展」のため、阿修羅像は梱包されて運ばれたわけだけど、どうやらMJはその様子を紹介した番組を見たようで、いたくお気に召したらしい。部分によって詰めたり、包んだりする素材も変わってくるようで、SIを梱包するなら頭は和紙だななどと、どうやって人を梱包するか考えてしまうらしい(笑) そして、そんな事を考えているうち、ほとんどのスター仏像は上京を果たしていらっしゃるけど、たった1人未だに上京していない大スターがいらっしゃることに気付いたのだそう。そう奈良の特大サイズのあのお方(笑) あのお方をどうやって上京させるのか考えたとのこと。
1:大仏殿の屋根をはずし、四方の壁をパタパタと倒して広げる。
2:巨大網を使ってあのお方をすくい上げる。
3:強力ヘリで空輸。
4:途中、鎌倉のあのお方の上にパカっとかぶせてみる。
という方法。4スゲー! ぜひ見てみたい! まぁ1~3の光景もバカだけど・・・。ちなみに4は最終的には奈良のお方の上から、さらに国会議事堂をかぶせたいのだそう(笑)
トークの予定時間は40分だったそうで、時間超過して終了。お2人は一度退場。サイン会会場へと設置し直し。再び登場する際、MJが直ぐそばを通って行った。うれしい!
ちょうど真ん中くらいの位置だったので50番目くらい? って、ホントに100人いたのかな? まぁ、いいか。ほとんどの人はサインをしてもらって、握手してもらって退場って感じだけど、中にはいろいろ話しかけている人もいる。実はMJにサインしてもらうのはかれこれ5~6回目になるので、勇気をふりしぼって話しかけてみたこともあるのだけど、毎回緊張してしまって何も言えないことがほとんど。今回も待っている間いろいろ考えたけど何も浮かばない(涙) MJはどんなことを言っても、たいてい気さくに答えてくれるのだけど・・・。
事前に購入した「ゴールデンガイド篇」の表紙を開いたところにSI ⇒ MJの順にサインを書いてもらう。何事もサクサクきちんとこなすSIと、マイペースなMJ。MJはカエルのイラストも描いてくれる。これは毎回。ウシの時もあったけど(笑) 直前に係りの人に本を渡すと、表紙を開いてSIに渡してくれるというシステム。そして、今回はなんとSIから素敵プレゼントが! 見仏記のイラストにMJが描いた「いとうせいこうファッションチェック」を人数分プリントしてくれたのです。なんという心遣い。素敵です
SIには緊張して話しかけられなかったけど、きちんと目を見て握手してくれてうれしかった。MJに何とか話しかけようと考えついたのが、名前を入れてもらうというもの。マルと書いてくださいと言うつもりが、緊張のあまり「マルさんへと書いてください」と、自分をさん付けしてしまった でも、快く書いてくれて「マルさんありがとう!」と言って握手してくれた。幸せ! もう顔が勝手に笑ってしまって直らない(笑)
サインしてもらった後は会場を出ないといけないのだけど、少しでも様子をうかがおうと、ちょっと店内をウロウロする。時々「あぁ! 君か~」などと言っているのが聞こえる。気になる! でも、シートで何も見えず(涙) そんな感じで待つことしばし。中から「これでイベント終了です!」の声と拍手が起こる。そしてお2人退場。にらんだとおり私達が出待ち(?)してたトコから出てこられた。やった!
ホント楽しかった。最近ちょっといろいろあって落ちてたけど、元気になった。お2人ありがとうございました!
※みんなが写メり出したので、一応写真撮ったのだけど、撮影禁止とのことだったので、お2人の写真の掲載は遠慮しておく。代わりといってはなんだけど、雨天のため中止になってしまった屋上の会場写真を載せておくとする。いらないか(笑)
みうらじゅんOFFICIAL SITE
「テレビ見仏記」(関西テレビ★京都チャンネル)
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見仏記 ゴールデンガイド篇 1,400円(角川書店)
「見仏記 ゴールデンガイド篇」発売記念のトークイベント&サイン会。「見仏記」とは、その名のとおりMJことみうらじゅんとSIこといとうせいこうが、お寺を巡り仏像を見るという企画。もともと仏像が大好きな2人だけど、1992年に雑誌の企画がきっかけで始まったユニット(?) 見仏の様子をSIが文章にし、MJがイラストを描くという形で、今作を含めて5冊の本が出ている。2001年からは関西テレビ★京都チャンネルにて「テレビ見仏記」として放送開始。DVDも発売されていて、何故かvol.3だけ持っている(笑) ちなみに本は全て持ってます!
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B2に着くと階段に列が出来ていた。トークイベントの事を忘れてて、サイン会なら最後の方にした方が、ずっとお2人を見られるねなんて話してグズグズしてたら、真ん中らへんになってしまった もともと本が並んでいた一角に急ごしらえでイベント会場を設置。本来はご本人達も私達も座って行われるハズだったので、お2人用にイスが用意されているけれど、これは全く見えないぞ。なんて思っていたら、お2人登場。ビニールシートで囲まれたスペースに、ギッシリ詰まったお客さん達。ステージらしき部分との境界線は曖昧。あまりの近さにビックリしておられた(笑) 話始めるお2人。全く見えない・・・(涙) MJが「いつ座ればいいんだろう?」と言うと、SIが「座らないよ! 皆が見えなくなっちゃうだろう!」とツッコミを入れる。さすがのコンビネーション(笑)
実はお2人はThe Rock’n Roll sliders’ として 1996年から「ザ・スライドショー」を開催。これはMJが全国から集めてきたDS(どーかしてる)モノやコト。もしくは人などをスライドにしてスクリーンに映し出し、SIがツッコミを入れるという素敵イベント。ずっと見たかったけどチケットが全く手に入らず、ついに一昨年に念願の「ザ・スライドショー10」を見ることができたのだった。まぁ、余談ではあるけれど・・・。お2人のトークは基本このパターン。MJのボケに対してSIのツッコミで進行する。
「見仏記 ゴールデンガイド篇」はbaruが私の分も入手しておいてくれて、早く読みたいだろうと、わざわざユニコーンLIVEの時に持ってきてくれたにもかかわらず、ほとんど読めていない。吉祥寺までの長い道のり頑張って読んでみたけど、半分も読めなかった。お2人の宗教事情については知らないし、私のように単純に美術品として見ているのか、鑑賞スタンスも良く分かっていないけれど、小学生の頃初めて仏像を見て「怪獣だ!」と思った瞬間から、今まで仏像を愛し続けているMJの知識はスゴイものなんだと思う。SIがいつから仏像が好きなのか不明だけど、SIも同じくスゴイ。だけど、2人の見仏姿勢は、上から目線なそぶりは全然ない。見仏を心から楽しんでいる。それは実は確かな知識があるからこそできることでもあるのだけど・・・。そして、仏像の楽しみ方としてバンドだと思えばいいとか、そういう分かりやすいというか、素人が入りやすいやり方で紹介してくれたりする。きちんとした知識があるのに、分からない人のレベルに合わせて、分かりやすく説明するのは、実は結構大変なことだったりする。でも、そんな2人の見仏ぶりに心動かされて、仏像に興味を持つのはアリなのかなと思う。最近話題の「アシュラー」には正直げんなりではあるのだけど(笑)
しばらくお2人が全く見えない状態でのトークが続いたけれど、お店の方が台を持ってきてくれる。脚立?!と思ったけれど、後から見るとどうやらちょっと広めの台みたいな感じ。それにしても、上に立って話すのは大変だったと思うけれど、そんなことも感じさせず軽快にトークを繰り広げるのはさすが! マイクがハウってしまうのを気にしたり、すごく気遣ってくれて素敵! 台に上ってしまったために電気に近づいてしまって、暑かった様子。汗をかきながらも楽しませてくれた。素敵
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見仏記のイベントのわりには仏像の話題は少ない。仏壇を家具調にしたらいいんじゃないかって話の時に、SIが「暖炉にしたり・・・」とふると「仏だんろでしょ?」と返すMJ。なんというコンビネーション(笑) 終始こんな感じで進んで行く。全部は書ききれないし、もちろん覚えていないけれど、印象に残った話題を1つだけご紹介。
「国宝 阿修羅展」のため、阿修羅像は梱包されて運ばれたわけだけど、どうやらMJはその様子を紹介した番組を見たようで、いたくお気に召したらしい。部分によって詰めたり、包んだりする素材も変わってくるようで、SIを梱包するなら頭は和紙だななどと、どうやって人を梱包するか考えてしまうらしい(笑) そして、そんな事を考えているうち、ほとんどのスター仏像は上京を果たしていらっしゃるけど、たった1人未だに上京していない大スターがいらっしゃることに気付いたのだそう。そう奈良の特大サイズのあのお方(笑) あのお方をどうやって上京させるのか考えたとのこと。
1:大仏殿の屋根をはずし、四方の壁をパタパタと倒して広げる。
2:巨大網を使ってあのお方をすくい上げる。
3:強力ヘリで空輸。
4:途中、鎌倉のあのお方の上にパカっとかぶせてみる。
という方法。4スゲー! ぜひ見てみたい! まぁ1~3の光景もバカだけど・・・。ちなみに4は最終的には奈良のお方の上から、さらに国会議事堂をかぶせたいのだそう(笑)
トークの予定時間は40分だったそうで、時間超過して終了。お2人は一度退場。サイン会会場へと設置し直し。再び登場する際、MJが直ぐそばを通って行った。うれしい!
ちょうど真ん中くらいの位置だったので50番目くらい? って、ホントに100人いたのかな? まぁ、いいか。ほとんどの人はサインをしてもらって、握手してもらって退場って感じだけど、中にはいろいろ話しかけている人もいる。実はMJにサインしてもらうのはかれこれ5~6回目になるので、勇気をふりしぼって話しかけてみたこともあるのだけど、毎回緊張してしまって何も言えないことがほとんど。今回も待っている間いろいろ考えたけど何も浮かばない(涙) MJはどんなことを言っても、たいてい気さくに答えてくれるのだけど・・・。
事前に購入した「ゴールデンガイド篇」の表紙を開いたところにSI ⇒ MJの順にサインを書いてもらう。何事もサクサクきちんとこなすSIと、マイペースなMJ。MJはカエルのイラストも描いてくれる。これは毎回。ウシの時もあったけど(笑) 直前に係りの人に本を渡すと、表紙を開いてSIに渡してくれるというシステム。そして、今回はなんとSIから素敵プレゼントが! 見仏記のイラストにMJが描いた「いとうせいこうファッションチェック」を人数分プリントしてくれたのです。なんという心遣い。素敵です
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SIには緊張して話しかけられなかったけど、きちんと目を見て握手してくれてうれしかった。MJに何とか話しかけようと考えついたのが、名前を入れてもらうというもの。マルと書いてくださいと言うつもりが、緊張のあまり「マルさんへと書いてください」と、自分をさん付けしてしまった でも、快く書いてくれて「マルさんありがとう!」と言って握手してくれた。幸せ! もう顔が勝手に笑ってしまって直らない(笑)
サインしてもらった後は会場を出ないといけないのだけど、少しでも様子をうかがおうと、ちょっと店内をウロウロする。時々「あぁ! 君か~」などと言っているのが聞こえる。気になる! でも、シートで何も見えず(涙) そんな感じで待つことしばし。中から「これでイベント終了です!」の声と拍手が起こる。そしてお2人退場。にらんだとおり私達が出待ち(?)してたトコから出てこられた。やった!
ホント楽しかった。最近ちょっといろいろあって落ちてたけど、元気になった。お2人ありがとうございました!
※みんなが写メり出したので、一応写真撮ったのだけど、撮影禁止とのことだったので、お2人の写真の掲載は遠慮しておく。代わりといってはなんだけど、雨天のため中止になってしまった屋上の会場写真を載せておくとする。いらないか(笑)
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見仏記 ゴールデンガイド篇 1,400円(角川書店)
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