

金曜日に借りた『アンチヴァイラル』一昨日の夜、途中で寝てしまい、昨日も再挑戦したけど何度も落ちた… つまらないわけじゃないんだけど、淡々としてるからかなぁ… セレブのウィルスが販売されているって設定はおもしろかったんだけど… ラストもほぼ意識なかったけど、再々挑戦はムリかもw Posted at 04:14 PM
HDDにも未見の映画たくさんあるんだけど、久しぶりにTSUTAYAに寄ってDVD借りてきた♪ 5枚で1,000円なのでメインではなかったけど、数に入れてみた1枚。公開時気になっていたのと、レンタルはTSUTAYAのみが決め手w

「セレブのウィルスを販売する会社の注射技師のシドは、ウィルスを闇のマーケットに横流ししていた。ある日、セレブのハンナ・ガイストが謎のウィルスに侵され命を落とす。ウィルスを培養するため自ら宿主になっていたシドは、唯一のウィルス保持者として狙われるはめになる・・・」というあらすじの後半は、公式サイトを見てはじめて知ったw イヤ、tweetにもあるとおり寝てしまったもので・・・ 寝てしまったのに何故キッチリ感想書こうと思ったかというと、そんなサスペンスタッチの部分があったなら、もう一度見てみようかなと思ったからw
デヴィッド・クローネンバーグの長男ブランドン・クローネンバーグ監督の長編映画デビュー作。2012年のカンヌ映画祭ある視点部門で正式上映され、絶賛だったということだから、一筋縄ではいかない作品だということw ブランドン・クローネンバーグ監督がライアソン大学映画学科の1年生だった24歳の時に、重いインフルエンザにかかり、そのウィルスが抗ウィルス剤の実験材料として使用されたそうで、その経験が本作を生むきっかけとなったのだそう。ウィルスは誰かから自分の中に入り、形を変えて行く・・・ 人々がセレブと繋がりたいと思ったらどうなるのか? そこから発想を得て『Broken Tulips』という短編映画を撮った。この作品に感銘を受けたと語る製作のニヴ・フィッチマンは、長編化を考えていたクローネンバーグ監督に、脚本も書くように提案したのだそう。ということで、脚本も監督自ら手がけており、30回以上の草稿を重ね練り上げたのだそう。仕組みは複雑そうだけど、ウィルスが出来上がる工程とか、たいした説明もないのに、狭いクローゼットの中の小さな装置で出来てしまうことに違和感がないのは、すっきりとした脚本のおかげかも。
見てみたいと思ったのは"セレブのウィルスを売る"という発想が面白かったので。買う人いる?と思ったけど、イヤやっぱりいるんじゃないかな?と思ったので。いくら軽い風邪で確実に直ると言われても、自分はイヤだけどw でも、好きな人の風邪がうつってちょっとうれしいって感覚は分かる気はする・・・ 単純に好きだからウィルスでもいいから共有したいと思うのか、ウィルスを取り込むことで一体化した気分になりたいのかによって、いろいろ違ってくるとは思うけどw まぁ、この映画はセレブ信仰を皮肉っているのだとは思うけれど・・・ 1番人気のセレブ ハンナ・ガイストを演じたケサラ・ガドンは「一緒に仕事をしたロバート・パティンソン、キーラ・ナイトレイ、ヴィゴ・モーテンセンから、自身を守るために表向きの人格がどれほど苦労して築かれるのかを学んだ」と語ったそうだから、セレブでいることは凡人OLちゃんが"大変そうだ"と思っている何倍も大変なのでしょう。
実はデヴィッド・クローネンバーグの作品も『イグジステンズ』しか見てない。『イグジステンズ』は好き! 1本しか見てないから勝手な思い込みだけど、ちょっと気持ち悪いけどグロさギリギリの映像が凝ってるという印象←なんだそりゃ?w 要するに何が言いたいのかと言えば、息子であるブランドン監督にも、その辺りのセンスは受け継がれているのかなと思ったから。冒頭から"白"が気になっていたけど、血が際立つように真っ白な画面にこだわったのだそう。その辺りがウィルスを扱うという部分とも合っていた気がする。シドの会社は医療機関ではないけど、やっぱりそういうイメージ戦略を取るんじゃないかなと思うし。全く分からなかったのだけど、シドを演じたケイレブ・ランドリー・ジョーンズがパフォーマンス・アートを演技に用いていて、ドイツ表現主義の要素があったため、それに触発されてフランシス・ベーコンの世界観を出したとのこと・・・ うーん・・・ ドイツ表現主義って何だ?w ということで

その他のこだわりとしては、CGはほとんど使っていないこと、なるべくクローズアップは避けようと思ったけれど、ケイレブの演技が面白くてうっかりアップを撮ってしまったこと、"白"にこだわるため黄色い照明は使わないつもりだったけれど、ハンナ・ガイストのホテルの部屋の照明を消せなかったため、その部分のみ黄色い照明が使われているらしい。ちなみに、ハンナ・ガイストのポスターや写真は、監督の姉で写真家のケイトリン・クローネンバーグによるもの。この写真カッコイイ。チラシのハンナのポスターの前に立つシドの姿は印象的。ちょっと『オール・アバウト・マイ・マザー』を思い出す。全然内容違うけどw
ということで、つらつら書いているけど、tweetにもあるとおり寝てしまったので、話が全然分からない! なのに何故記事書いているのかといえば、前述したとおり再々チャレンジしようと思ったから。再々チャレンジに成功したら続き囲うかなと・・・ ←果たしてどうなるか?\_('д'o)注目

