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【art】「日本国宝展」鑑賞@東京国立博物館 平成館

2014-11-29 00:00:00 | art
「日本国宝展」鑑賞@東京国立博物館 平成館
なんと20分待ち?!この時間に来て待ちだったことってほとんどないのに (@ 東京国立博物館 平成館 in Taitoku, 東京都) https://t.co/KiVjkqmX11 http://t.co/j34ZEIdawh Posted at 06:15 PM



前売り買ってたのだけど、ついつい行きそびれてしまっていた。前期と後期で展示内容が変わったりするから、時期を見てとか、土日は混んでるだろうから20時までやってる金曜夜に・・・とか思っているうちに、あと残すところ10日くらいになってしまった 最終週には金曜日以外も20時まで延長になったので、ちょっぴり嫌な予感はしたものの・・・ なんと夜でも20分待ちの入場規制! イヤ、結構人気の展覧会でも、夜間に来て入場規制あったの初めてかも?

中も結構混んでたけど、とりあえずじっくり見たいもの以外はチラチラ後ろから見る感じで、あとは空いてるところから見るとか、いろいろ作戦を駆使して頑張ってみた! ということで、以下感想! 後から、チラチラ追記しようかな?

【国宝展①】素晴らしかった!国宝しかない展覧会ってなんて贅沢!!"雲中供養菩薩像南14号・北13号"は飛天!なんとも優美?平安時代のものだけど"日本書紀"が見れるってスゴイ!仏画の"孔雀明王"も素晴らしかった! http://t.co/IK7VluYYxu Posted at 11:01 PM


東京国立博物館 平成館

東京国立博物館平成館はとにかく広いので、見応えはあるのだけど疲れる(笑) でも、やっぱりこのくらいの規模じゃないと、国宝の魅力は伝えられないよね・・・ とにかく、展示してある全てが国宝ってホントに贅沢!


雲中供養菩薩像 南14号


雲中供養菩薩像 北13号

京都平等院所蔵の"雲中供養菩薩像 南14号・北13号"は飛天。飛天(Wikipedia)というのは、諸仏の周囲を飛行遊泳し、礼賛する天人のことで、光背や天蓋などに配されることが多い。とにかく優美なお姿が大好き! 飛天を集めた展覧会が開催されるなど、仏像好きの間でも人気が高い。

平等院(世界遺産 平等院)鳳凰堂中堂母屋内側の長押(なげし)上の小壁(こかべ)に掛けられているそうで、全部で52体あるのだそう。南側26、北側25まで番号を振っているそうで、舞を姿や楽器を演奏する姿が表現されているとのこと。今回の展示はその中から南14号と北13号。平安期の名仏師定朝周辺の仏師作ではないかと言われているそうで、そのお姿の優美なこと・・・ 特に鼓を持たれた南14号様の、やや女性らしいお姿が素敵! よく52体も残っていたなあ・・・


孔雀明王

孔雀明王(Wikipedia)は、仏教の信仰対象であり、密教特有の尊格である明王の1つ。 衆生を利益する徳を表すとされるのだそう。仏様にはそれぞれの悟りの段階においてランクがあって、上から如来、菩薩、明王、天。明王は如来が変化で、主に憤怒の表情で表されることが多い。

仁和寺(仁和寺について 文化財(絵画・襖絵)|世界遺産 総本山 仁和寺)の"孔雀明王"は南宋時代の中国で描かれたものらしい。どういう経緯で日本に来たのかな? 孔雀明王様は明王の中でも唯一慈悲を表した菩薩形で表される明王様で、そのお姿の神々しさが素晴らしい。でも、感動したのは明王様が乗っておられる孔雀! その細かい羽根の描写はもちろん、少し首を曲げて正面を向いた顔の凛とした美しさが素晴らしい!!

【国宝展②】"金印"は20分待ち!枠の外からなら並ばずに見れるけど、そもそも2×2センチくらいだから、近くで見ないと無理!それにやっぱり「倭奴国王」を見ないとね Posted at 11:04 PM


金印

金印(Wikipedia)は11月30日までの12日間限定公開。これもお目当ての1つだったので、是非とも間近で見たいということで、20分待ちという列に並ぶ。実際は見物時間も含めて20分程度だったと思う。枠の外からなら並ばずに見れるというけれど、ガラスケースの中に入っているし、そもそも2×2cmくらいの大きさなので、まず見れないと思う! それに、なんといっても印字の面を見ないとね!


「漢委奴国王」

金印自体は、金で作られた印ということで、いろいろあるようだけれど、一番有名なのがこの「漢委奴国王」(Wikipedia)と彫られたこの金印。「倭奴国王」とtweetしてしまったけれど、本当は「漢委奴国王」これは、正面に来ると下に設置された鏡で見る感じ。これは、是非並んで見て欲しい! だって弥生時代の印鑑だよ?! スゴイ!!

【国宝展③】お目当の仏像は、"普賢菩薩騎乗像"が優美で素晴らしかった!あと"観音菩薩坐像・勢至菩薩坐像"は大迫力!臨戦態勢というよりは、落ち着いていらっしゃる印象だけど、やっぱりオーラがスゴイ!"元興寺極楽坊五重小塔"も素晴らしい!!よく運んだねー Posted at 11:09 PM


普賢菩薩騎乗像

普賢菩薩(Wikipedia)大乗仏教における崇拝の対象である菩薩の一尊。文殊菩薩とともに釈迦如来の脇侍として祀られることが多い。法要では四七日の仏とされるとのことで、象に乗ったお姿で表されることが多い。

大倉財団(大倉集古館)所蔵の普賢菩薩騎乗像は優美なお姿。人々を導くため悟りを開く手前で踏みとどまっておられる菩薩様は、王子であったころの釈迦の姿を模しているため、華美な装飾で美しいお顔で表現されることが多い。普賢菩薩の眷属は十羅刹女とされ、また時として十羅刹女たちの母鬼子母神も眷属とされるそうなので、女性的でもあるのかも・・・


左:勢至菩薩坐像 右:観音菩薩坐像

勢至菩薩(Wikipedia)は、仏教における菩薩の一尊。「大勢至菩薩」、「得大勢至菩薩」と表記されることもある。現在日本では午年の守り本尊、十三仏の一周忌本尊として知られている。観音菩薩(Wikipedia)は、仏教の菩薩の一尊であり、北伝仏教、特に日本や中国において古代より広く信仰を集めている尊格である。「観世音菩薩」(かんぜおんぼさつ)または「観自在菩薩」(かんじざいぼさつ)ともいう。「救世菩薩」(くせぼさつ・ぐせぼさつ)など多数の別名がある。とのことで、共に阿弥陀三尊(Wikipedia)の脇侍。阿弥陀如来がお2人を連れて来迎される様子を表す際、脇侍のお2人は膝をついて今にも立ち上がりそうなお姿をしていることが多い。

今回展示の三千院(三千院の文化財:彫刻|天台宗 京都大原三千院)の勢至菩薩坐像、観音菩薩坐像は臨戦態勢というよりは、落ち着いていらっしゃる様子だけれど、スゴイ迫力。大きさのせいもあるかもしれないけれど、やはりこの来迎している感じはスゴイ! これは三尊揃ったお姿を見たい!!


元興寺極楽坊五重小塔

実際の五重塔と同じ工法で作られているそうで、高さ5m50cmは大迫力! どうやって運んだんだろうと思ったら、これは解体できるそうで、解体して運び展示室内で組み上げたらしい。元興寺(元興寺公式サイト・元興寺文化財研究所公式サイト)は行ったことあるけど、奈良町の中にある小さなお寺。由緒あるお寺なのは知っていたけど、こんな大きな塔があったなんて・・・

【国宝展④】土偶かわいかった!やっぱりメインは"縄文のビーナス"だけど、個人的には"合掌土偶"が好きなんなの?あの口w Posted at 11:14 PM

ちょっと展示の順番が違っちゃったけど、今回の展示のイチオシ土偶さんたち! 土偶(Wikipedia)は、人間(特に女性)を模して、あるいは精霊を表現して作られたと考えられる土製品で、日本では、縄文時代に[1]沖縄県を除く地域で製作された。古墳時代に製作された埴輪とは区別される(これは古墳に埋葬されるなどするものである)。また、故意に破壊されたと見られる状態で出土することが多い。とのこと・・・


縄文のビーナス

今回の目玉はやっぱりこの、茅野市の"縄文のビーナス"(国宝「土偶」(仮面の女神と縄文のビーナス)|茅野市)ですかね。茅野市からは"仮面の女神"も出展されていたけれど、やっぱりこのちょっとコミカルな"縄文のビーナス"に和んだ。縄文時代の人々が作ったのかと思うと感慨深い・・・


合掌土偶

青森県(八戸市-国宝「合掌土偶」)八戸市埋蔵文化財センターの"合掌土偶"のかわいさもスゴイ! この体育座りもそうだけど、なにこの口(笑)

【国宝展⑤】そして!本日のメイン!安倍文殊院の"善財童子" カワイイ!カワイイよ善哉!!なんて健気な… これは絶対安倍文殊院行かないと!渡海文殊見たい!! Posted at 11:16 PM

さて! 今回の自分的メイン安倍文殊院の"善財童子"! 善財童子(Wikipedia)仏教の童子の一人であり、『華厳経入法界品』、『根本説一切有部毘奈耶薬事』などに登場する。とのことなのだけど、安倍文殊院おこの方は、文殊菩薩様の脇侍。文殊菩薩(Wikipedia)は、大乗仏教の崇拝の対象である菩薩の一尊。一般に智慧を司る仏。文殊菩薩が布教のため4人の脇侍を従えて、海を渡る姿を現したものを渡海文殊菩薩と呼ぶ。阿部文殊院ではこの渡海文殊菩薩を見ることができる。

善財童子は、インドの裕福な家庭に生まれたが、仏教に目覚めて文殊菩薩の勧めにより、様々な指導者(善知識)53人を訪ね歩いて段階的に仏教の修行を積み、最後に普賢菩薩の所で悟りを開くという、菩薩行の理想者として描かれているとのことで、優填王・維摩居士・須菩提と共に文殊菩薩の脇侍。角髪(みずら)という髪型をした童子の姿で現されるけれど、位としては天なのだそう。


善財童子

阿部文殊院(寺宝・文化財|安倍文殊院)のご住職によれば、善財童子のお役目は道案内。海を渡る文殊菩薩様のため、必死に先導しているところ、菩薩様が善財童子にお声を掛けた、振り向いたその瞬間を切り取ったお姿なのだそう。

鎌倉時代の大仏師快慶(Wikipedia)の傑作だと思う! とにかくカワイイ! 1m30cmあるので思ったよりも大きい。甥っ子1号くらいあるかな? 1号の方が大きいかな? 玉眼がキラキラしてて、その踏み出した足と、それでもキッチリと合された両手が、善財童子の信仰心や、菩薩様を思う気持ちが表れている。その衣のはためきも、必死で走る姿を想像させて、ますますいじらしくなる。カワイイ! カワイイよ善財!!

もう、これは絶対安倍文殊院へ行って、渡海文殊見ないとダメだな! 桜井辺りは行ってみたいお寺がたくさんあるので、計画してみよう

【国宝展⑥】グッズの土偶押しがスゴイとは聞いていたけどホントだったw でも、グッズ買うのも長蛇の列なのでヤメ! 土偶ガシャポンを購入!"縄文のビーナス"キタ http://t.co/dZoazfwOee Posted at 11:18 PM


土偶ぬいぐるみ

事前にグッズの土偶押しがスゴイとは聞いていたけど、たしかに土偶ぬいぐるみ、土偶マスキングテープ、土偶メモなど土偶グッズが多い(笑) 善財のポストカードがちょっと欲しかったけど、とにかくグッズを買うにも長蛇の列。ポストカード1枚のために並ぶのも・・・


土偶ガシャポン(300円)

といっても、何も買わずに帰るのもちょっぴり残念ってことで、土偶ガシャポンをやってみた! "合掌土偶"が欲しかったけど、"縄文のビーナス"だった。2番目に欲しかったのでOK!

ということで、グッズも含めて満足! しかし、この混みっぷりから考えると、最終週はもっと混むかな? 金印展示が終わるから少しは緩和されるかな?

【国宝展 番外編①】ちょっと疲れたけど、常設展もチラ見!十二神将がカッコイイ!この方コミカルで素敵 http://t.co/iU65MHgHVu Posted at 11:21 PM

そのまま帰ってしまう人多いけど、東京国立博物館は常設展もスゴイ! 平成館で展覧会見て、さらに常設展も見るとなると、かなりの体力を要するので、チラ見で帰ってしまうこと多いのだけど、和洋折衷の本館を通って帰るだけでも価値があると思う!


十二神将

この重要文化財の十二神将は神奈川県の曹源寺に伝来したそうで、慶派の特徴を備えているとのこと。とにかく表情豊かで素晴らしい!


毘羯羅大将(子)

十二神将といえば伐折羅大将が有名だけど、この方! カワイイ

撮影禁止マークがあるもの以外は撮影OKなのもウレシイ! 仏像はエントランス入って右側の扉にいらっしゃる。是非是非会って欲しいなぁ・・・ 皆様素晴らしいので!

【国宝展 番外編②】国立博物館は本館が素敵毎回撮っちゃうエントランスと、展示室の照明が素敵だったのでパチリ http://t.co/yNGTjrHltU Posted at 11:22 PM


東京国立博物館 本館_エントランス

「半沢直樹」で登場したことで有名になった階段。その前から大好き! この和洋折衷具合が素晴らしい!! 重厚で大好き


東京国立博物館_照明

平成館から本館に入って、いつもならば右に折れるところを、トイレに行きたかったので直進。どこをどう通ったのかよく分からないけど、アイヌ文化の展示品などをチラチラ見つつ進んでいくと、展示品スペースとなっているものの、椅子などが置かれた場所に出た。テラスに出られるような感じでもあったので、休憩場所だったのかな? そこの照明が素敵だったので撮影! こういうところも素敵

「日本国宝展」:2014年10月15日~12月7日@東京国立博物館平成館
日本国宝展


http://twitter.com/maru_a_gogo


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