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【Googleのロゴ】オマル・シャリーフ生誕86周年

2018-04-10 00:53:10 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



オマル・シャリーフ生誕86周年


うん? オマー・シャリフのことだよね?

毎度のWikipediaによりますと・・・



オマル・シャリーフアラビア語عمر الشريف‎、Omar SharifまたはOmar El-Sharif、

本名:ミシェル・ディミトリー・シャルフーブميشيل ديمتري شلهوب、Michel Demitri Chalhoub)、

1932年4月10日 - 2015年7月10日 )は、アラブ人エジプト出身の俳優

英語読みでオマー・シャリフとも表記される。


なるほど、オマー・シャリフは英語読みなのね?😌


エジプトの裕福な材木商の家庭に生まれ、

少年時代はアラブ圏や東欧の王族の子弟も通ったアレクサンドリアヴィクトリア・カレッジで勉学に励んだ。

当時のクラスメイトにはエドワード・サイードがいた。

カイロ大学では数学を専攻していたが、卒業後はイギリス留学し、

ロンドン王立演劇アカデミーで演技を学ぶ。



帰国後1955年にエジプト映画『砂漠の悪魔』でデビュー。

アラブ映画界の人気を確実なものにする。



1962年に『アラビアのロレンス』のベドウィン族長アリを演じ、ハリウッドデビュー。

アカデミー助演男優賞候補にもなり一躍知名度を上げ国際俳優になる。

その後『ドクトル・ジバゴ』や『うたかたの恋』、『華麗なる相続人』など著名な出演作が続いたが、

1980年代は映画から遠ざかっていた。


2003年に、『イブラヒムおじさんとコーランの花たち』でセザール賞最優秀男優賞受賞。

同年ヴェネツィア国際映画祭栄誉金獅子賞を受賞した。

オーシャン・オブ・ファイヤー』などにも出演し、俳優として再活動している。

2015年7月10日心臓発作のためカイロで死去。

83歳没。


とのこと。



『アラビアのロレンス』と『イブラヒムおじさんとコーランの花たち』しか見てないかな?

もっと見る気がしたけど。あれ?(o゚ェ゚o)

『アラビアのロレンス』は素敵だったな~✨

あのアラビアの衣装がすごく似合ってた😍


検索画面のロゴはこんな感じ


عيد ميلاد سعيد.


コメント (2)
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【tv】100分de名著「松本清張SP 神々の乱心」

2018-04-10 00:37:41 | tv

【tv】100分de名著「松本清張SP 神々の乱心」

 

 

1回25分×4回で1つの作品を読み解く番組。3月は松本清張スペシャルということで、1回ずつ4作を読み解いていく。講師は原武史氏。第4回目は「神々の乱心」。第3回(記事はコチラ)同様ちょっと政治色が強いのでTwitter投稿はやめておいた😌 ただ、Tweetして補足する形が書きやすいので、そういう感じで記事にしようと思う。放送からちょっと時間経っちゃったけど💦💦

 

フィクションとノンフィクションを融合させた小説。未完で終了している。

 

珍しく作品掲載時期などの説明がなかったので補足しておく。毎度のWikipediaによりますと、1990年3月号29日号~1992年5月21日号まで「週刊文春」にて連載。5月21日で休載という形になっているそうだけれど、清張絶筆作品のうちの1つということなので、連載中に体調を崩して休載となり、そのまま亡くなってしまったということなのかしらね。

 

昭和8年10月埼玉県。特高警察の警部吉屋謙介は主教団体月辰会に注目していた。女性霊媒師の神託を受けるため、有力者たちが大勢訪れていた。そんな中、事情を聴くため若い女性に声を掛けると、彼女は宮中に勤める女官で、霊媒師から宮中に宛てた手紙を携えていた。後にこの女官が自殺したことから調査に乗り出し、クーデター計画をつかむ。

 

というのが導入部で、これは実際に起きた事件がモデルになっているとのこと。その事件とは島津ハル事件。この事件自体のWikipediaはなかったので、番組で紹介されていたまま書いておく。宮中の女官長島津治子(Wikipedia)が神道系の宗教団体 神政龍神会に入信。昭和天皇の崩御の予言と、高松宮擁立を主張し不敬罪で逮捕された事件。

 

全然知らなくてビックリ😲 Wikipediaによると、島津治子は島津斉彬の孫なのね? 宮中の女官長になるくらいだから、それなりの家の出身者だろうけれど、それだけにこんな陰謀をめぐらす感じになってしまうのかしら?

 

宮中は神道ではないのか? 明治時代に"神道は祭祀であって宗教ではない"という定義がなされた。近代国家は信仰に対して自由であるという考え方があった。祭祀としておけばキリスト教であっても仏教であっても矛盾しない。

 

皇后陛下はキリスト教徒であったと聞いたことがあるけど、神道が祭祀であるということならば、キリスト教の信仰を捨てなくても宮中祭祀が出来るという考え方ということ? (o゚ェ゚o)

 

女官が持っていた手紙の内容については記載がなく、未完なので不明のまま。推測するに昭和8年12月23日に皇太子(現天皇陛下)が誕生している。手紙が書かれたことになっている昭和8年10月の次点では、皇子か皇女か性別不明だった。霊媒師による霊視が男児であるというものだったのではないか? 男児ならば皇太子となるが、女児ならば昭和天皇の弟秩父宮が皇位継承者となるため、月辰会の計画を急ぐ必要があったのではないか? 陰謀?

 

この秩父宮擁立の件については、前回の「昭和史発掘」の226事件でも語られていた。青年将校たちのクーデターの最終計画は、天皇を自分たちに取り込むためだけど、この場合の天皇は昭和天皇ではなくて、新天皇として秩父宮を擁立することだったのかな? その辺りがよく分かっていないのだけど、清張はそう考えていたということなのかしらね?

 

月辰会の成り立ちについて。大正15年満州、関東軍の秋元伍一は自らの野望実現のため宗教団体を探していた。霊媒師江森静子と出会い意気投合、帰国して月辰会を作る。秋元伍一は平田有信と改名。平田は国の中枢に食い込んでいくが、それにつれて静子の暴走が止まらなくなる。平田は娘の美代子を後継者にと考えるが、静子は認めない。

 

この月辰会や平田有信、江森静子にはモデルがいたのかな? そのことについては言及がなかった。静子は次第に権力を握るようになるけれど、これは女性がカギを握るという清張のパターンに則っているとのこと。

 

宮中という世界。背後には皇太后(貞明皇后)がいる。昭和天皇と確執があったと言われている。軍人は昭和天皇に戦況を報告した後、皇太后にも報告し、長く話していたという情報あり。二重権力。「昭和史発掘」の調査で分かったこと? 平田の野望は皇太后を入信させるということ。

 

「昭和史発掘」の回でも触れていた、昭和天皇と貞明皇太后との確執と、皇太后の院政。この二重構造を平田有信と静子で表しているのではないかとのこと。

 

皇太后は秩父宮を偏愛している。年明けに昭和天皇を呪い殺す陰謀が発覚する。昭和天皇の誕生日の献立が打ちつけられるという事件があった。

 

こんな事件があったのね? 知らなかった。自分が知っている昭和天皇は、穏やかな表情をされたおじい様で、おっとりと品よく話される方だった。お母様と確執があり、弟宮を偏愛され、さらに呪われるなんてずいぶん辛い思いをされたのね😢

 

平田は古物商から偽の三種の神器を入手。国家を手に入れる切り札だと考える。三種の神器=鏡、剣、玉。これを持っていないと天皇ではない。秩父宮が持っていればOK? 誰も見たことがないから主張してしまえばOKではないか。実際に三種の神器を持っていると主張した宗教団体が存在した。

 

三種の神器について詳しくはWikipediaを見て頂くとして、これを持っている者が天皇であって、秩父宮が持っていると主張したら天皇になれるというくらい威力のあるものとは知らなった💦 どうやら昭和天皇の独白録の中に、終戦を決意した理由の一つとして、敵が侵攻してきて三種の神器を奪われてしまったら先祖に申し訳がたたないというものがあったと語っている箇所があるらしい。

 

剣璽(剣・玉)を次の天皇に引き継ぐ。剣璽等承継の儀。

 

剣璽等承継の儀というのは皇位継承の中の1つで、これが最も大事ということらしい。要するに三種の神器を次期天皇に引き継ぐということなのかな? 詳しくはWikipediaで!

 

この内容は出版してOK? 不敬小説なのでは?

 

この時期(平成4年 83歳)松本清張は死を意識していたと考えられるとのこと。この時期の清張の体調については分からないのだけど、83歳になっているのだったら、ある程度の覚悟はあっただろうし、書きたいものを書こうと思うかもしれない。清張はエンディングに関するアイデアを周囲に話していたそうで、そこから推測するにエンディングとは?

 

静子は美代子に嫉妬していた。平田が美代子に代替わりをさせたことで静子の怒りは頂点に達する。平田は皇后を入信させることに成功。そしてクーデターが起きる。平田は入手した偽の三種の神器を持って、秩父宮に即位を促す。その時、落雷で平田は命を落とす。静子が呪いの対象を昭和天皇から平田に変更していたのだった。

 

上に貼った作品のWikipediaによると、「野望を成し遂げる寸前の平田は、手に負えなくなった静子に替わり美代子へ代替わりさせようとしていることに激怒した静子の呪いを受け、雷に打たれて絶命する」という概略だったけれど、これまでの流れを考えるとそうなのかもしれない。皇太后が入信するという部分については原氏の憶測なのか、そういう構想も語っていたのかは不明。


いずれにしても清張としては昭和史と向き合う中で、昭和初期に日本に残っていたシャーマニズムを描きたかったのではないかとのこと。


清張SP総括としては、ノンフィクションの限界を感じ、さらに小説の限界も感じつつ、作品を描くことの維持を見た(伊集院光氏)。書きたいことがたくさんあるのに時間がないと語っていた。一番書きたいことだったのではないか(原武史氏)


なるほどね。明治時代に生まれ、大正、昭和、平成と生きた清張。一番激動だったのが昭和だった。昭和という時代が終わって、昭和を見直した時、一番描きたかったのがここだったということなのでしょうかね。なかなか興味深い。ちょっと政治色が強いので、作品を読んでみるのは勇気がいるけど、「昭和史発掘」から読んでみたい気もする。

 

松本清張の作品ならば、通常通り4回かけて読み解くべきな気もするけれど、4作品を見ていくと、清張の心の流れのようなものが分かってくる気がする。タブーを描きたい。昭和の暗い部分、そして人間の暗部を描きたいということなのかな? おもしろいけどぐったりしちゃうのは、そういう部分にあるのかもしれない。おもしろかった!

  

 

100分de名著:毎週月曜日 午後10:25~10:50

100分de名著

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