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【cinema】『ラブストーリーズ コナーの涙』

2015-03-11 02:01:02 | cinema

2015.02.27 『ラブストーリーズ コナーの涙』@ヒューマントラストシネマ有楽町


これは見たかった! 試写会応募しまくったけどハズレ 2本続けて見なきゃ意味ないみたいなので、いつどう見ようか悩んでて遅くなったけど、とりあえずHIMから見に行ってきたー



ネタバレありです! 結末にも触れています!


「幼い息子を亡くしたコナーとエリナー夫婦。ある日、エリナーは家を出て行ってしまう。必死に彼女を探すコナー。エリナーは聴講生として大学に通い始め、髪型も服装も変えていた。仕事も上手く行かないコナーは、何とか彼女との日常を取り戻そうとするが・・・」という話。なかなか良かった。ただ、これはそもそも夫側から描いた『ラブストーリーズ コナーの涙』と、妻側から描いた『ラブストーリーズ エリナーの愛情』の2部作で作られている。この1本では話が通じないということもないし、映画として成立していないということもないけど、やっぱり両方見て初めて分かる部分もあるのかなと思う。なので、本当は両方見てからまとめて感想書こうかと思ったのだけど、どうやら2人の記憶の違いなどを表すため、同じシーンも少しずつ変えて撮っているそうなので、比較するためにそれぞれ感想を書こうと思う。


カンヌ国際映画祭 ある視点部門、トロント国際映画祭 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品作品。監督は今作が初の長編作品となるネッド・ベンソン。ジェームズ・マカヴォイとジェシカ・チャステインのスケジュールが空くまで2年間待ったのだそう。監督自身も1977年生まれということで、主演のジェームズ・マカヴォイやジェシカ・チャステインと同世代。そして、本作の主人公たちとも同世代。だから何?という気もするけれど、脚本も担当した監督自身の体験とか、思いみたいなものも反映しているのかと思ったので。まぁ、男女の違いというのは、世代関係ない気もするけれど


冒頭、まだ若い2人が店で食事をしているシーンから始まる。楽しげな雰囲気、2人の距離感から、結婚前の恋人だった時期っぽい。コナー・ラドロー(ジェームズ・マカヴォイ)が食い逃げしようと持ちかける。エリナー・リグビー(ジェシカ・チャステイン)が応じて、靴を脱いで先に店を出る。すると後から慌ててコナーが店を出てくる。追ってくる店員。逃げる2人。公園に逃げ込むと、店員は追ってこない。公園でじゃれ合う2人。それがチラシの芝生に寝ているシーン。見ている側としては、生真面目に食い逃げしちゃダメだろ!とか思うけど、楽しい場面なのでOK これ、後に対になるシーンが出てきてニヤリとなる。


あらすじには幼い息子を亡くしたと書いているけれど、そのシーンは自体は描かれず、物語自体は息子を亡くしてからある程度期間が経ってからが舞台となる。楽しい始まりから一転。カフェのカウンターに座り、事務仕事をしているコナー。イライラしている様子。カウンターの中の女性店員アレクシス(ニーナ・アリアンダ)、フロア担当と思われる女性店員、そして男性店員?のスチュアート(ビル・へいだー)が、その様子を心配しつつも、からかったりしている。どんどんイライラして、今流れている曲が気に入らないから止めろと言う。この時点では、この店にとってコナーがどういう人物なのか不明なので、常連なのかもしれないけど、ずいぶん態度のデカイ人だなと思う。イライラしているのも不快。後に、コナーはこの店のオーナーで、やる気のなさそうな男性は、コナーの友人でシェフであることが分かる。うーん・・・ こんな店員がダラダラしていて、オーナーがピリピリしている店には行きたくないなぁ とか思っていたら、どんなに頼んでも曲を止めてくれないので、とうとうキレてCDなのか部品なのか、iPodなどのプレイヤーなのか、よく分からないけど何かを店の外に放り投げた挙句、壊してしまう。止めろと言われているのに、いくら冗談にしてもアレクシスもしつこいなと思うけれど、なにもそこまでしなくても💦 今現在イライラしている状態なのだとしても、全くそういう素養のない人は、ここまでキレるとも思えないので、多少なりともキレやすい部分があるか、子供っぽい部分があるのかも。周りの人は自分に合わせてくれるものだと思っているというか・・・ まぁ、そこまで極端にワガママというわけでもないし、確信犯的にしているわけでもないのだけど。


そんなコナーが家に戻ると、ベッドでは妻のエリナーがまだ眠っていた。事前情報として彼女が出て行ってしまうことは知っていたので、こんな時間まで眠っていてもそんなに驚かない。まぁ、家出してしまう人が皆自堕落というわけではないけれど、今作の場合は息子を亡くしたことがきっかけで、心が離れていくというのも知っていたので・・・ エリナーの隣に横になるコナー。この時点ではそんなに険悪なムードではない。ただエリナーが喋るのも辛そうに、自分がいつ眠ったのかも分からないと話す。ここでの会話が後に重要なカギになってくる気がするのだけど、さすがに全ては覚えていない。コナーが浮気をした夢を見たって話はしてたかな? どういう流れでそうなったのか忘れてしまったけど、コナーはエリナーにキスし始める。それはどんどん首筋から胸の辺りまで移動してくる。それをエリナーが拒否する。男の人は、女性を慰めたり、機嫌を取ったりするための愛情表現として、恋人や妻を求めたりするような気がするけれど、女性が本当に傷ついたり、自信を失ったりしている時に、これは本当に逆効果。こんな時になんなの?!(*`д´)ってなる気がする そのことだけで嫌いになったりすることはないけど、いろいろ積み重なっていたら、決定打になってしまうかもしれない。いつまで待てば的な発言に、私はずっと待ってたと答えていた気がする。おそらくこれが、2つの物語のキーワード。そして、エリナーは姿を消してしまう。ここからは、コナーのエリナー探しと自分探し。


エリナーと息子と暮らした部屋に1人でいるのが辛いのか、コナーは父親のマンションへ居候する。父親のスペンサー・ラドロー(キーラン・ハインズ)はレストランを経営していて成功している。最近THE ROLLING STONESも来店したと言っていたけど本当かな?😲 どうやらコナーの母親とは若い頃に離婚してしまったらしく、そのことでコナーは今も父親にわだかまりを持っている。たしかに、この父親も最近親子ほど年の離れた恋人に去られたばかりで、やさぐれて大音量で音楽を聴くのは迷惑だけど、居候の身の上で上から目線で止めろというのはどうなんだろう? と偉そうに言っているけど、自身も思い当るふしはあったり この辺りなかなか難しい点ではあるけれど、確かに家人が寝ているのに大音量で聴くのは迷惑だし非常識。でも、この父親はコナーが居候する前は日常的にそれをしていたわけで、真夜中ではなく昼間で隣人たちは仕事などで不在らしく苦情もない。だからこそ大音量で聴いていたわけで、そこに居候して昼間寝ているのはコナーの事情であって、人が寝ているのに何だ(*`д´)と言うなら、ならば家に帰れとはなるよね。まぁ、コナーもそんな言い方ではなかったし、父親の言い分を受けて引き下がってはいたけれど。


ただ、そうなると前述の女性店員とのやり取りも違って見えてくる。自分が嫌いな曲でも、相手が好きな曲なら止めろという権利はないかも? まぁ、あの店はコナーの店だったので権利はあるかもだけど。でも、コナーの中には「自分が迷惑だと感じたのだから、相手が止めるべきだ」という思いはあるのかも。本人がそこまでハッキリ意識しているかは別として。ただ、この考え方に陥ってしまうと、"自分の迷惑"=非常識となってしまい、それが世間一般的には、そこまで非常識ではない場合もあったりするわけで・・・ と、これはコナーの行動を見ていて自戒したことであって、コナーはそこまで逆非常識みたいになっちゃっている人ではない。


コナーは父親への反発からか飲食店を経営。シェフは友人。シェフ曰く料理学校では成績優秀だったそうだけれど、今はあまりやる気がない感じ。結局、彼が料理を作っているシーンは出てこなかった。客に料理が出てくるのが遅いと文句を言われても、コナーは友人である彼にきちんと料理を作らせることも出来ず、逆に客にケンカを売って追い帰してしまう始末。まぁ、この客の態度も良くはなかったけれど、こんな調子で経営が上手くいくはずがない。まぁ、誰のせいかと言えば、従業員をコントロールできないコナーの責任ということになるのでしょうけれど、友人を簡単にクビには出来ないというところもコナーの人の良さでもある。ただ、彼のそういう部分が、逆に悪い方向に作用したため、エリナーとの関係が上手く行かなくなったのかな?と思ったりもする。とはいえ、息子を亡くした当時のことも、それからのことも全く描かれていないので、見ている側としてもエリナーが何を"待って"いたのかはよく分かっていない。ただ、コナーは悪い人ではないけれど、やっぱり大人になっていないという印象。まぁ、大人になるってそんなに簡単じゃないし、まだコナーは30代前半の設定らしいので、そんなにダメというわけではないと思うけれど・・・


もちろん、コナーも息子を亡くしたことを悲しんでいたと思うけれど、それ以上に今は突然去られてしまったエリナーのことが気がかりな様子。見ている間は、彼がエリナーを取り戻したいと必死になっているように思っていたし、実際そうだったのだろうと思うけれど、彼は"日常"を取り戻したかったのであって、その"日常"にはエリナーがいて欲しいということなのでしょう。ただ、それをエリナーの母親(イザベル・ユペール)に告げた時に、あの子はそう思っていないと言われていたけれど、エリナーが髪をバッサリ切って、メイクも変えて聴講生として大学に通い始めたのは、彼女が新たな道を踏み出したいと思っているから。だから、そこに押しかけてしまうのは逆効果。確かに、そのまま静観してたらラストの感じもなかったのかもしれないけれど・・・ 周りの学生も迷惑顔だったけれど、高校生でもあるまいし、講義中にあの赤毛に手紙回しては、受け取った本人も周りに迷惑かけて気まずいし 結局、講義を中座してしまうエリナーを追って、話がしたいと言うけれど、エリナーに話すことは無いと言われ、彼女の気を引くためタクシーにはねられるとか!アリエナイ('ェ')b まぁでも、HIM側はややコメディタッチで描かれているので、見ていてコナーいい加減にしろ!(*`д´)的な感じにはならない。


いろいろままならないコナー。スチュアートがフロアー担当の女性店員とデートするってことで、なんとなく盛り上がってしまったのか、そもそもコナーに気があったのかバーテンダーのアレクシスがせまってくる。最初は結婚しているからと断るけれど、ついついその気になってしまう。うーん、これは仕方がないかなぁ。この時点では戸籍上は結婚していたとしても、妻に捨てられている状態だし。ただ、この時のことを後にコナーは悔やむことになる。


後日、なんとエリナーがコナーの店を訪れる。驚くコナーと従業員たち。気を利かせて2人きりにしてくれる。シャーリーテンプル?と聞きカクテルを作るコナー。エリナーが好きなカクテルなのでしょう。さり気なく"夫婦"をアピールするセリフは好き。でも、よく知っていたはずの相手の心が今は見えていないということでもある。エリナーが急に出かけようと言う。レンタカーを借りてドライブする。久しぶりに2人きりの時間。自然な会話。来週アパートを引き払おうと思うと告げるコナー。どこに行くのか尋ねるエリナーに、しばらくは父親のマンションに住むと告げる。突然の豪雨。ワイパーの調子がおかしくなり、コナーが直しに向かうも諦めて戻って来る。びしょ濡れになったコナー。何故か盛り上がる2人。盛り上がる前に重要な会話をしていたように思うけれど、正確なセリフは忘れてしまった どちらかというとエリナーの方からせまってくる。でも、急にコナーが別の女性と寝たことを告白する。一気に興ざめ(。ノω<。)ァチャ- そんなことどうだっていいと吐き捨てるように言うエリナーに対して、君が浮気しろと言ったんだろうと言うコナー。うーん💦 まぁ、売り言葉に買い言葉的な部分もあっただろうし、告白自体も馬鹿正直と言えるけど、それがコナーの誠実さでもあるわけだから、どちらが悪いというわけでもないとは思うけれど・・・ こうなってしまえばどうしようものないので、エリナーとしてはプリプリ怒って帰ろうと言うしかないわけで、とっても気まずい帰路となり、エリナーは途中で車を降りてしまう。まぁ、しょうがいない。もっと大人の対応も出来たかもしれないけど、こうなっちゃったらどうしようもない


コナーは店を閉める決意をする。いくら意地を張っても客が来ない以上どうしようもない。閉店に当たりパーティを開こうとスチュアートから提案を受け、これを了承。今後のことも含めて父親と海岸で話す。このシーンは良かった。父親と息子の関係は、母親と娘の関係とはまた違って、いろいろあるのかなと思ったりする。お互い何となく話す機会を逃しているというか・・・ でも、じっくり話してみれば、言葉自体は少なくても、心に響いてくる言葉はたくさんある。コナーの父親に対するわだかまりが全て溶けたわけではないかもしれないけれど、少なくとも意地の張り方は違ったものになったのだと思う。


エリナーと暮らしたアパートを引き払う日、1人で部屋を片付けていると無言電話がかかってくる。多分そうなんだろうと思っていると、エリナーが部屋を訪れる。疲れて眠っていたコナーを覗き込むように見つめるエリナーは悲しげな表情。そして、エリナーが話し出す。あの子のことが頭から離れない。あの子の笑顔がいつも浮かぶ。でも、はっきりとした顔が浮かばない。あの子の顔を忘れちゃった そう言って泣く。うん、分かる。死別だけでなく、辛い別れを経験した人なら絶対分かるハズ! その人や、その存在がいつも頭の中にいて、ふとした瞬間に笑顔や姿が浮かんで来るけど、それがだんだんぼんやりして来る。いつもいつも鮮明に浮かんでいるもの辛いけど、大切な存在だったからこそ、忘れてしまうのは辛いし、自分が冷たい人間なんじゃないかと思ってしまう。


それに対してコナーは、よく笑う子だった。母親似の美しい子だった。世界で一番美しい子だったと言う。もちろん、コナーも泣いている。コナーだって息子を亡くした父親なのだから、当然辛かったハズ。エリナーもそれが分からなかったわけではないと思うけれど、自分と違う立ち直り方をしていくコナーに違和感があったのかも? そこは描かれていないから想像するしかないけれど・・・ 2人はお互いを慰め合うように結ばれる。そして、コナーは「愛してる」と告げる。それに対してエリナーも「愛してる」と答えてたと思うんだけど、これちょっと自信が・・・←理由は『ラブストーリーズ エリナーの愛情』の方に書く! そのまま眠ってしまう2人。目覚めるとエリナーは居なかった。


閉店パーティは大盛況。閉店を惜しむのであれば、もっと来てあげればいいのにと思うけど、そういうものでもないのでしょう そんな中、コナーの注意を引くカップルが。何となくある2人を彷彿とさせる。すると、その2人が急に席を立って走り出す。食い逃げ! 慌てて後を追うコナー。以前、自分たちがしたことと逆。あの時の店員は、早々に諦めてしまったけどコナーは諦めない。二手に分かれた彼氏の方を追いかける。そして、追いつく。お金を払いますと言う彼を残して去って行くコナー。訳が分からない彼氏。このシーンを見た時に、このカップルの男性と同じ気持ちになったら、まだ若いもしくは気持ちが若い人なのかもしれない。別に自分が精神的に大人だと言いたいわけではないけれど、この時のコナーの姿には、若さとの決別のようなものを感じた。もうバカなことをするのは終わりだというような・・・ それは諦めとは違うけれど、でもちょっとそれに近い寂しさも感じたりする。


そして次のシーン。どのくらい時間が経過したのかは分からない。コナーは父親の店のオーナーになったらしい。まだまだ父親のようなこなれた態度ではないけれど、落ち着いた様子。従業員に散歩に出ると告げ、夜道を歩き出す。すると、彼の後を追うように歩く女性の姿。トレンチコートを着た夜会巻のサングラス姿。もちろんハイヒール。洗練された大人の女性。これは? 女性は一定の距離を保ってコナーの後を歩いてくる。公園に入る。ここは冒頭のシーンで2人が逃げ込んだ公園かな? 立ち止まり公園を眺めるコナー。その様子を見守る女性。間違いないでしょう! 映画は2人の距離が縮まったところで終わる。Hey!って声入ってたっけ? 入ってなかったように思うんだけど・・・ ここわりと重要かもしれない。


うーん。今作だけ見ても映画としては成立している。当然ながらエリナー側は描かれていないので、彼女の気持ちは想像するしかないのだけど、それは別になくても映画としてはOK。ただ、やっぱりエリナー側と分けて作ったのは、男女の考え方や、感じ方の違い、気持ちのすれ違いを描きたいってことなのだと思うので、やっぱり両方見ないとね! ってことで、既に『ラブストーリーズ エリナーの愛情』も見たので、感想は直ぐに書く予定。で、これ両方見て改めて感じるのだけど、今作を見ている時も、自身は女性なのでエリナーの気持ちの方に共感していた。というか、女性目線でコナーを見ていたというか・・・ で、コナーは息子を亡くした悲しみよりも、今現在直面しているエリナーに捨てられた事実の方が辛く、そちらの方により喪失感を感じているような気がした。それか、彼女を含めた"日常"かも? それがダメだと言っているわけじゃなくて、決定的なズレはそこなのかなと思ったので。これは男性ならばコナーに共感するのかな? あと、コナーはエリナーの気持ちをほとんど理解できていなくて、彼女に執着してたのは、もちろん愛しているからだけど、それだけじゃなくて、その"何故"が分からなくて納得できずにいるっていう部分もあったのかなと・・・上手く言えないけど。その"何故"の部分の全部は、さすがにエリナーではないので分からないけど、多分こういうことなんだろうなという感覚みたいなのは分かったりする。でも、それはやっぱり男性には分からないものなのかな? これは本当に純粋に分からなくて、疑問に思っていること。なので、両方見た男性と語りたいと思った!


キャストはとりあえず今作のみ出演のキャスト優先で。友人と従業員は皆キャラが立っていたと思うけれど、あんな調子じゃ商売は成り立たないよと思うので割愛。まぁ、役者さんたちのせいではないけれど(o´ェ`o)ゞ でも、コナーとエッチしちゃうバーテンダーの女性役ニーナ・アリアンダは良かった。画家を目指す彼女も挫折と隣り合わせ。あの夜の感じは共感できた。不倫じゃない。まぁ、不倫だけど 父親役のキーラン・ハインズが良かった。マカヴォイとは全く似てないけど 自身も若い恋人に逃げられてやさぐれちゃったり、いつまでたってもダメオヤジな部分もあるけど、何十年もNew Yorkで店を維持していくのは大変なこと。それはいくらコナーが反発してもかなわない。そのどっしりとした安定感が良かった。コナーへの接し方は父親ならでわだなと思わせた。


エリナー役ジェシカ・チャステインについてはメインは『~ エリナーの愛情』なので詳しくはそちらに書くとして、今作ではあくまでコナーの記憶の中や、コナーに見えていた姿。なので冒頭の若い頃の彼女はかわいくて情熱的。でも失踪前、そして失踪後の彼女はつかみどころがなく謎めいている。その辺りをイヤミにならず演じていて、さすがの演技。コナー役ジェームズ・マカヴォイは辛い体験を一緒に乗り越えたいと思っていたエリナーに去られてしまい、戸惑ってばかりいる姿や、仕事でも行き詰まり問題を抱え、イライラしている姿を、見ている側を適度にイライラさせて、適度に応援したいと思わせる絶妙なバランスで演じていたと思う。これはコナーが辛い体験を経て、青年から大人の男性になる話なので、そこを感じさせなきゃダメだと思うので、そういう意味で素晴らしかったと思う。『~ エリナーの愛情』では、どう登場するのか楽しみ


カップルや夫婦で見ると、お互いの考え方の違いなど、話し合うきっかけになっていいかも? 個人的には男性と語りたいと思った! ジェームズ・マカヴォイ &  ジェシカ・チャステイン好きな方是非!


『ラブストーリーズ コナーの涙/エリナーの愛情』Official site

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【Googleのロゴ】あの日から4年。東北の今を知る。

2015-03-11 00:26:51 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!

あの日から4年。東北の今を知る。


東日本大震災から4年・・・

もう4年と感じるか、まだ4年と感じるか、

感じ方はそれぞれだと思うけれど、

忘れないことが1番大切なのでしょうね。


"東北の今を知る"をクリックすると、

Google 未来へのキオク -あの日から4年。 のサイトへ

被災地の現在の様子や、

それぞれの取り組みなどが紹介されている。

動画も紹介されていたので、

こちらで紹介しておく。

 

「三陸を海から、地元で活動する人々がストリートビュー」をドゥゾ♪(っ'ω')っ))

被災地の1日も早い復興をお祈りしています

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Ryan Gosling - Epic Old Dancing Videos 1992

2015-03-11 00:14:06 | 【動画】funny

Ryan Gosling - Epic Old Dancing Videos 1992

  · 14時間14時間前

一児の父となったライアン・ゴズリングが12歳の時に披露していたダンス動画が発掘され話題に。M.C.ハマー風パンツをはいて軽快なステップを披露。おモテ人生はこの当時からだったようで。

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Ryan Gosling - Hound Dog 1992

2015-03-11 00:11:01 | 【動画】funny

Ryan Gosling - Hound Dog 1992

ステージでダンスを披露するライアン・ゴズリング(12歳)の映像が公開されたようだ。 (EW)

何故かこの日TLに12歳のライアン・ゴズリングが踊る動画が2本流れてきた・・・ ライアン・ゴズリングは特別ファンじゃないけど、かわいかったので残しとこ

ということで動画をドゥゾ♪(っ'ω')っ))

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【MJ情報】「インドの仏 2500年の謎 ~仏教美術の源流に迫る~」出演

2015-03-11 00:10:07 | MJ

【MJ情報】「インドの仏 2500年の謎 ~仏教美術の源流に迫る~」出演

みうらじゅん&いとうせいこうさんが上海へ! インドの仏 2500年の謎~仏教美術の源流に迫る~:2015年3月15日(日)朝0時00分|BSジャパン

国立東京博物館表慶館で開催中の「特別展 コルカタ・インド博物館所蔵 インドの仏 仏教美術の源流」の仏像大使を務めているMJことみうらじゅん氏と、SIこといとうせいこう氏。そんなお2人が上海へ? BSジャパンで放送されるようなのだけど、番組サイトがやっつけ仕事的な感じで全然情報が分からない・・・ まぁ、でも録画します(笑)

なんと!∑(゜ω゜ノ)ノ

 

 

BSジャパンのHP、放送時間が間違ってました。21:00が正解だそうです。みうらじゅん&いとうせいこうさん インドの仏 3月15日(日)21:00〜|BSジャパン

ってことで、放送時間は21:00~だそうです!!


インドの仏 2500年の謎 ~仏教美術の源流に迫る~:2015年3月15日 21:00~@BSジャパン

インドの仏 2500年の謎 ~仏教美術の源流に迫る~|BSジャパン

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【play news】The 5th anniversary of Love Never Dies

2015-03-10 23:41:19 | play news
The 5th anniversary of Love Never Dies

Today is the 5th anniversary of ' opening night!



どうやら5年前の今日「Love Never Dies」がロンドンで開幕したらしい! その楽曲の美しさと、主演のRamin & Sierraの素晴らしさから、熱狂的なファンを得たものの、「オペラ座の怪人」の10年後と銘打ったわりに、あまりにメロドラマ過ぎた内容ゆえ、オリジナル・ファンの賛同を得られず、残念な結果となってしまった


しかし! サイモン・フィリップの演出によりよみがえった作品は、オーストラリアで開幕し好評を得て、DVD&Blu-ray発売。そして、昨年は日本でも上演(感想はコチラ 書きかけ・・・)された。Blu-ray持ってるし、日本公演も見た。やっぱり話はメロドラマで、あの「オペラ座の怪人」の続編とは考えにくいけど、単体のミュージカルとして見れば、AU版、AU版を踏襲した日本公演とも、舞台美術も衣装も素晴らしく、何より音楽が素晴らしい 役者さん達の演技もそれぞれ素晴らしいのだけど・・・ だけど・・・


この怪人は絶対Raminなんだと思う! 特に下記リンクで聴ける「Till I Hear You Sing」は絶対Raminがいいと思う。自身は生の舞台を見ていないので、YouTubeやCDの音源のみしか聴いていない。4Starsでは全部歌ってくれなかったので・・・ でも、このLNDのファントムには、「オペラ座の怪人」のファントム以上のセクシーさが必要! それはやっぱりRaminの声と歌唱なのかなと・・・ そして、Raminの演技。


もう怪人はやらないと言っていたけど、Sierraとだったらやってもいい的な発言もあった。なんとか実現してくれないかなぁ・・・


ハイライト動画は下記リンクからドゥゾ♪(っ'ω')っ))

Highlights From Love Never Dies in London - Video

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【MJ情報】3月20日「伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう!」出演

2015-03-09 23:30:18 | MJ

【MJ情報】3月20日「伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう!」出演

TBSラジオ「伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう」3/6みうらじゅんゲスト出演分のポッドキャストは3/9〜12日間のみ配信。 3/20(金)15:00〜「先週あれ観たよ編」オンエア予定です。

TBSラジオの昼の帯番組「たまむすび」内の人気コーナー「伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう!」。毎週金曜日に放送されていて、伊集院光氏とアシスタントの女性アナウンサーに、ゲストがおススメの映画1本を紹介する"週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう"編と、2週間後に感想を報告し合う"先週あれ見たよ編"からなる。紹介した後、伊集院光氏と女性アナウンサーが映画を見ないといけないので、ゲストは2週間後に再び登場となる。まぁ、生放送ではないから当然録音なので、実際はどういう感じで収録しているのかは謎だけど・・・(o´ェ`o)ゞ

そんな番組にMJことみうらじゅん氏が出演したらしい! 実はMJ過去2回登場していて、1本目が『わさお』、2本目が『ラスト・ラブ』(笑) もちろんMJ的にはオススメ作品なのだけど、いわゆる他のゲストとは違う、DS(どうかしている)作品という視点からのオススメ(笑) でも、そこがいいんじゃない! そこがMJが好きな理由なので、自分的にはすごく楽しい 今回は何をオススメしたのかな?  『おかえり、はやぶさ』だった(。・w・。) ププッ

伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう!:毎週金曜 13:00~ @TBS RADIO

 伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう|TBS RADIO 954 kHz

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【art】「洛中洛外図屏風と岩佐又兵衛」鑑賞 @東京国立博物館 ミュージアムシアター

2015-03-08 18:08:17 | art
【art】「洛中洛外図屏風と岩佐又兵衛」鑑賞 @東京国立博物館 ミュージアムシアター 
 
 
 

さて、毎度のWikipediaによりますと、洛中洛外図とは京都の市街(洛中)と郊外(洛外)を描いた屏風絵で、1点が国宝、6点が重要文化財の指定を受けているとのこと。国宝が洛中洛外図といえばの狩野永徳(Wikipedia)筆で、今回上映の舟木本と呼ばれる「洛中洛外図屏風」は重要文化財。落款などがないためハッキリとした作者は分かっていないものの、その人物描写の緻密さから岩佐又兵衛によるものだと言われているらしい。

 

自身は2013年に国立東京博物館で開催された「京都展」(感想はコチラ 書きかけ・・・)で実物を鑑賞! よくもこれだけ人物を描いたなと思った覚えがある(笑) そして、その時話題になったのが、左隻の左端真ん中辺りに描かれた、一条戻橋(Wikipedia)に佇む家族と思われる人々。今回の上映ではボカしていたけれど、実はこの子供が岩佐又兵衛なのではないかと言われているらしい! この戻り橋は京都では様々な言い伝えがある場所なのだそう。そして、牛など動物避けの柵がしてあるのに、何故か橋の上に牛が描かれている。これは岩佐又兵衛による"まやかし"なのではないか?というような主旨のことを話していた。まぁ、要するにこの「洛中洛外図屏風」の世界への誘導ということかな?

 

実は左隻の左下、一条戻橋の外側に描かれているのは二条城(二条城 世界遺産・元離宮二条城)。そして、戻り橋から京都を横断して、右隻右上に描かれているのが、豊臣秀吉の発願により建てられた、方広寺(臨済宗方広寺派大本山 方広寺)大仏殿。この2つが対角をなすように描かれている。そして、徳川の世界と、豊臣の世界の対比が様々描かれている。豊臣の世界は芝居に興じ、大らかで楽しげであるけれど、物事を武力で解決しようとするところが描かれている。一方、徳川の世は規律を重んじ、罪は法律で裁かれている。これは当然意図的にされていることで、おそらく注文主の意向に従ったものだろうとのことだったけれど、注文主を誰であるという特定はしていなかったような・・・

 

舟木本「洛中洛外図屏風」左隻

 

舟木本「洛中洛外図屏風」右隻

 

所要時間40分と書かれていたけれど、実際の上映は30分くらいかな? 大人500円なのでビックリするほど高くはないけど、300円くらいだとウレシイかも(o´ェ`o)ゞ でも、説明されないと分からないことが多いし、展覧会などでも展示方法や、混雑具合によってはじっくり見ることが出来ない場合も多いので、これだけ詳細に見れるのはウレシイかも。また何か気になる企画があったら行って見よう

 

洛中洛外図屏風と岩佐又兵衛:2015年2月4日~4月26日@国立東京博物館 ミュージアムシアター

上映作品|TNM & TOPPAN ミュージアムシアター

 

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【Googleのロゴ】国際女性デー

2015-03-08 02:05:52 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!

国際女性デー

去年も記事書いた気がするけど、旧blogだったね・・・

毎度のWikipediaによりますと、

国際女性デー(こくさいじょせいデー、IWD: 英語 International Women's Day)は、

念日の一つである。

3月8日。国際婦人デー、国際女性の日などとも呼ばれる。

1904年3月8日アメリカ合衆国ニューヨークで、女性労働者が婦人参政権を要求してデモを起こした。

これを受けドイツ社会主義者・クララ・ツェトキンが、

1910年コペンハーゲンで行なわれた国際社会主義者会議で

「女性の政治的自由と平等のためにたたかう」記念の日とするよう提唱したことから始まった。

とのこと、

更に詳しい情報はWikipediaで!


検索画面のロゴも同じ

全ての女性が幸せでありますように

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【art】「みちのくの仏像展」

2015-03-08 00:44:07 | art

「みちのくの仏像展」@東京国立博物館 本館

見てきた!素晴らしかった (@ 東京国立博物館 本館 in 台東区, 東京都)


去年チラシを見つけてから行こうと決めてた展覧会。「ぶらぶら美術・博物館」(記事はコチラ) でも紹介されて、早く見たいと思っていた! 遅くなったけど、やっと行ってきたー


【みちのくの仏像展①】円空初期の仏像は彫り跡なし。でも見てると思わず微笑んでしまうお顔はそのまま勝常寺の薬師如来坐像のどっしり感がスゴイ!豊かな螺髪は五劫思惟阿弥陀のよう! 薬師如来が多かったのは、病気が多かったから?給分浜観音堂の十一面観音立像は大迫力!でも丁寧な仕事


釈迦如来立像(常楽寺)


こちらが円空作釈迦如来立像。円空といえば鑿の跡もそのままの荒々しいお姿と、その見ている者を自然と微笑ませてしまう、素朴な優しいお顔が特徴。円空は全国を旅して仏像を彫ったのだけど、どうやら東北の地で仏像を彫り始めたようで、これは初期に彫られた仏様。衣なども表現しつつも、素朴なお顔やパイナップルみたいな螺髪に円空らしさが出ているのが興味深かった。


 

薬師如来坐像および両脇侍立像(勝常寺)



脇侍の日光菩薩立像、月光菩薩立像の後姿の優美さに比べ、意外に男性らしいお顔も興味深かったのだけど、なにより薬師如来のどっしり感がスゴイ! 薬師如来は人々を苦しみから救うというお役目柄か、どっしりとした安心感のあるお姿で表されることが多いように思うけれど、その中でもかなりの重量感かも? この螺髪のボリューム感もスゴイ! 人々をどうやって救うか考え過ぎて、髪の毛がボサボサになってしまったという五劫思惟阿弥陀如来のよう(笑)


五劫思惟阿弥陀如来(今回の展覧会とは関係ありません!)



十一面観音立像(給分浜観音堂)


この方のボリューム感もすごかった! とにかくお顔が大きい! 多分四頭身くらいだと思う(笑) 全体的にも大きな仏像で3mくらいかな? 体のバランスはちょっと変ではあるのだけど、とにかく丁寧にきちんと彫られた仏様。本体のお顔も素晴らしいのだけど、頭上のお顔がどれも美しく、丁寧に愛情を持って彫られたことが分かる。名もなき仏師のこういう思いが本当に胸打つ。


【みちのくの仏像展②】素晴らしかったのは本山慈恩寺の十二神将立像!慶派の仏師によるものと言われているそうだけれど、納得の躍動感!ポーズをとって見栄を切る姿がカッコイイこれは素晴らしいそのわり頭上の干支のかわいらしさ4体だけなのが残念


 

左:丑神 中左:寅神 中右:卯神 右:酉神 十二神将(本山慈恩寺)


今回のお目当て! 仏師の名前は不明らしいけれど、鎌倉時代という年代と、この躍動感ある姿から、慶派の仏師によるものと言われているのだそう。うん!分かる!! これは絶対慶派の作品。ガラスケースに収まってしまうくらい小さいのだけど、その迫力がスゴイ! 中華風軍服の造形もスゴイし、何よりそのポージングと表情が豊か! 十二神将は干支とも結びついているので、それぞれ頭上に干支の動物を乗せているのだけど、それがまたかわいくて対比となっているのもいい これって4体しか残ってないのかな? 12体全部揃っているなら是非見に行きたい



おまけ

常設展は一部禁止だけど、基本撮影可能大好きな如意輪観音と、大日如来を撮らせて頂いた


如意輪観音座像


大日如来坐像


さすがに国立東京博物館だけあって、常設展の点数もハンパない! 毎回必ず寄るようにはしているけれど、全ての展示室を回れたためしがない まぁ、夜間に行くことが多いせいもあるのだけど(笑) 「みちのくの仏像」展は点数が少なかったので、常設展を見ようと思えば見れたのだけど、腰痛持ちの母親と同行だったので、エントランス脇の仏像展示室のみ見て終了


tweetにもあるとおり、「撮影禁止」と書かれていない展示物に関しては撮影OK 仏像を撮影するのは恐れ多い気もするけれど、OKなのであればやっぱり撮りたい!ってことで、仏像の中で一番好きな如意輪観音と、大日如来がいらっしゃったのでパチリ


 

【本日のお買物】みちのくの仏像展とは関係ない、柴田是真の木蓮のポストカードw 木蓮大好き



欲しかった十二神将のポストカードは、全身ではなくて残念 ということでメインの「みちのくの仏像」展関連のグッズは買わず、ミュージアムショップで見つけた柴田是真のポストカードを買ってしまった 会社のパーテーションに飾ろう


みちのくの仏像:2015年1月14日~4月5日@東京国立博物館 本館特別5室

特別展「みちのくの仏像」

コメント
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