南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

エンジン作りにも色を出そう

2014年07月15日 15時05分09秒 | 輸入横型エンジン編
ワタクシのシャリィのエンジン、
確か2年くらい前にエンジン組んで、
走行距離としてはまだ2000キロもいってないんだけど、
腰下のあたりからカラカラと異音がしだして、
その異音が出たり出なかったりと原因がサッパリ分からんかったから、
少し早い、と言うかだいぶ早いがフルオーバーホールする事にしてみた。

で、原因なんだけどクラッチカバーのオイルスルーの部分がカバーから外れて、
クランクの方に刺さっていたので、
たぶんそれが原因だと思う。
心配になってクランクの大端部を調べたけどベアリングにガタは無く、
フィルターローターからもオイルは出てきたから、
一応潤滑はされていたみたいでひと安心。

しかしこのまま組んでも面白くないし、
中華エンジンにありがちなクランクケースやらの安っぽい塗装、
これを全て剥離してベアリングも全交換して組む事にした。

それで剥離は終わったんだけど前に書いたベアリング、
あれがサッパリ届かなくて何も出来ないねぇ…

まぁそんな事より、
ウチらしい中華エンジンの作り方ってのが見えてきて、
それがケース類の全剥離とベアリング交換。
特に剥離は見た目が大きく変わり、
いかにも中華エンジン!って感じから武川コンプリートみたいになるし、
ベアリング交換で信頼性を上げて、
当然俺らが組むからトルク管理も出来るし、
タッチがやたら硬くギア抜けするミッションの不具合も直せる。

剥離に関してはウチの場合マストテクノっていう粉体塗装屋さんにお任せしているけど、
ブラスト持ってれば自分で出来るし、
メッキ屋さんとか金属加工屋さんとか、
以外とこんなところが超強力な剥離液持ってたりするから、
剥離は是非やってもらいたいと思う。
ちなみにホームセンターで売ってた剥離剤、
試したけど全然歯が立たず溶けもしなかったし、
剥離だけなら安価だったから外注にしている。

あとは中華にありがちの弱点潰し。
結構見てきたけど人為的もあるし部品の精度の問題もあるけど、
だいたいの物は修理出来るから、
全て行って組み付けすれば信頼性のあるエンジンに生まれ変わるね。
中華にありがちなシフト関係のトラブル、
例えばシフトが硬いだとかギアが抜けたり飛んだり。
あれだって知ってる人が対策すれば修理ができるし。

これからはそんな感じでエンジンを作って行こうとしてて、
実際に俺のエンジンも剥離頼む、みたいな依頼も入ったから、
これからは見た目中華っぽくない中華エンジンが増えると思う。

そして自分のギア飛びするタイガーエンジンは後回し…

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