まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

帰りは呑み鉄にて・・・・(余計な書き足しあり)

2018年01月12日 | 旅行記D・東海北陸
元日の夕方、城端線て高岡に戻ってきた。次に乗るのは15時32分発の金沢行き。今度はあいの風とやま鉄道~IRいしかわ鉄道の直通列車である。券売機できっぷを買うと、中央には「倶利伽羅~金沢」と表示される。県境に近い倶利伽羅が両鉄道の境目であり、金沢で下車する時にわかりやすくするということか。

平地に下りると積雪はほとんどない代わりに雨である。その中を快走し、16時10分に金沢に到着。次に乗るのは16時31分発の敦賀行きで、敦賀までは2時間半の行程である。ちょうど夕方に差し掛かることもあり、売店でなにがしか仕入れる。バッグの中には昨夜のホテルでの「二次会」の残りもあるはずだ。ちょうど転換クロスシートで隣も空席のため、鈍行での呑み鉄である。まあ、正月だし・・・。それよりも前の席には中国人の6人のグループ、後ろの席は西洋人の男性と英語で会話する日本人女性のカップルと、鈍行の車内もインターナショナルである。

新幹線の白山基地への高架線を見ながら走るうちに外は暗くなり、駅ごとに地元の人たちが下車する。また小松では特急2本を先行させるために16分停車。長距離鈍行らしさも味わう。

福井に行くと必ず買うのがこの「味付けたら」。三国の業者が加工していて、ある意味福井のソウルフードだという。塩加減のキツさは身体に悪そうだが、クセになる一品。越前沖でたらがたくさん獲れるのかと思いきや、たらはオホーツクのものだというのは意外である。富山では昆布〆やら昆布巻きのかまぼこが郷土料理の一つだが、その富山では昆布は採れない。それと似た図式で、福井の味付けたらも北前船文化なのかな・・?と想像してしまう。

すっかり暗くなった18時05分に福井到着。ここでも12分停車だが、ホーム上の売店、今庄そばのスタンドは閉まっている。改札外の駅弁店も閉まっているのは正月だから早じまいのようだ。まあ、後は帰るだけだからとそのまま車内に戻る。

19時06分、敦賀に到着。後は湖西線、JR京都線に乗り継いで大阪に戻る。大阪に戻ると外はまだまだ明るいが、元日夜独特の人出の少ない光景だった。この風情も悪くない・・・。

(以下、余分の書き足し)
さて、この記事を書いているのは1月12日。前日はこの冬最強という寒波の襲来もあり、日本海側では大雪となった。そんな中で、新潟の信越線で起きた列車の立往生。JRの対応について賛否両論あるが、現場の状況を考えると、無人の雪原を歩かせるよりも、暖房の効いた車内にいてもらうほうがトータルで安全だと判断したのは理解できる。ただ、それをもっと早くきちんと説明してあげればよかったのではと思う。新潟の人が我慢強いのか知らないが、関西だと早い時点で乗客が勝手にドアを開けて降りだすか、車掌がシバかれるかのどちらかだろう。

それより気になったのが、立往生した車両のひ弱さ。最近のアルミ製か何か知らないが、車両が薄っぺらいな・・・というのが感想。昔の鋼鉄製の国鉄型車両ならこのくらいの雪(昔は普通に降っていたのでは?)なら多少強引に走り抜けたのではと思う。まあ、これは勝手な感想なのだが、ちょっと鉄道がいろんなところでヤワになってないか?と、この記事を見ながら思ったことである・・・。
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