まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

男の花道!

2006-08-07 | フランス、ベルギー映画
 他人のために、自分を変えようと努力することは、無意味なことなのでしょうか。
 好きな男が喜ぶから、ぜんぜん興味なんかないのに、熱心に戦争や政治について勉強したり、デートも自分の行きたいところよりも、F1や潜水艦を観に行ったり。
 自分を変える努力は、自分のためにしてこそ意味があるのだと悟る反面、そんな風に思うようになってしまっている自分は、何か大事なものを失ったようで、寂しくもあります。

 「花咲ける騎士道」
 ジェラール・フィリップのオリジナルではなく、ヴァンサン・ペレーズのリメイク。
 典型的な優男ジェラール・フィリップより、私は断然、ワイルド&スウィートな色男ヴァンペレのほうが好きだ!
 ヴァンペレのファンファンは、めちゃくちゃ軽~い&めちゃくちゃ強い。ねえさん、あちきと遊ばない?な、ジョージ秋山の漫画「はぐれ雲」の主人公みたいです。女たらしだけど、朗らかでオチャメで、憎めない愛嬌いっぱい。
 ヴァンペレが、可愛い!最初から最後まで、深刻な表情など全然ない、どんな時も陽気にニコニコ&ヘラヘラした笑顔が、キュートです。剣さばきやアクションも、軽やか&俊敏でカッチョE!ただ、やっぱ頭髪が...後退がハゲしく、すごいデコッパチ。「王妃マルゴ」の時ぐらいの若い頃にやってたら、もっと魅力的なファンファンだっただろう。
 映画じたいも、極軽!ほとんど、おバカコメディ。登場人物が、みんなアホです。特に、国王とオカマ伍長が笑えます。
 ヴァンペレの相手役は、ペネロペ・クルス。彼女はアンチ派が多いみたいだけど、私は嫌いじゃないなあ。可愛いじゃん。ちょっと下品な可愛さが良い。母国スペインだけでなく、アメリカ、イギリス、イタリア、そしてフランスと、無国籍なワーカホリック女優ペネロペ。来る仕事、ぜんぶ引き受けてるのでは。元気だなあ。そのうち、日本映画にも出そう...
ペネロペ『今年の審査員、ムカつくんだよ!全員に女優賞だなんて、つまんねーことすんじゃねえよ。あたいだけが貰いたかった!』
 と、オフレコで発言したかどうかは、定かではありませんが、ペネロペがカンヌ映画祭女優賞を獲ったアルモの新作も、早く観たいものです。
コメント (2)
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