まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

イケメンスパイで米ソ熱戦!

2015-12-08 | 北米映画 15~21
 007最新作「スペクター」を、初日に観て来ました~♪期待通り、面白かったです
 久々にピーターと観に行ったのですが。映画よりも、彼の最新下半身事情のほうがトンデモで、またドン引きさせられました。大人の、特に女性の方にどんなもんか聞いてほしい、ご意見を拝聴したいので、次回報告書をアップしてみたいと思います…
 スペクター公開記念!で、またまた英国男優祭りぢゃ~

 師走の英国男優映画祭①
 「コードネーム U.N.C.L.E.」
 60年代の冷戦時代。対立していた米ソだったが、核兵器拡散を目論む謎の組織の陰謀を阻止すべく手を組むことになり、アメリカのCIAからナポレオン・ソロ、ソ連のKGBからはイリヤ・クリヤキンが選ばれ作戦遂行の任務に就く。思想も性格も真逆は二人は、いがみ合いながらも組織への潜入を開始するが…
 アメリカでは評判も芳しくなくて興行もコケたらしいけど…わし的には、すっごく面白かったです!元ネタであるTVシリーズ「ナポレオン・ソロ」は観たことがなく知識もなかったのが良かったのかな?往年のファンの方々なら、オリジナルのほうが全然いい!という不満や失望も多々あるかもしれないけど、私は何の先入観もなかったので幸いなことに楽しめました。

 それにしても。映画はやっぱイケメンありき!ですよね~。どんなにすぐれた内容でも、ノーイケメンだと寂しい。逆に、しょーもない駄作でも、イケメンが出てたらノープロブレムになっちゃうし。この映画は、愉快な上にイケメンが二人。理想的じゃないですか!主演のイケメン二人、どっちも大好きなので、どうしても世間一般の評価より上になってしまいます。なので、いつもながら私の感想は独断と偏見すぎて何の参考にもなりません
 まず、アメリカのCIAエージェント、ナポレオン・ソロ役のヘンリー・カヴィル。

 ゴツっ!相変わらずゴリマッチョ、いや、ゴリラというより牛?猛牛系?筋肉つけずぎて、何もかもが太い!首がほとんどないし!スーツがぴっちぴちすぎ!今にもビリっと破けそうな筋骨隆々ガタイが素敵です。「寄宿舎殺人事件」の紅顔の美少年が、こんなイカちー男に変貌するとは。適度に濃ゆい端正な顔(たまにトム・クルーズに似て見えた)、放散してる♂フェロモンもカヴィたんの魅力。パリっとした高級スーツを常に着こなしてるダンディさは、すでに熟年男の風情。カヴィたん、確か嵐の松じゅんや二宮と同い年だったはず。大人っぽすぎやしませんか。スマートで軽妙洒脱、据え膳はきちんと食う好色男っぷりは、ロジャー・ムーアの007っぽかった。もうちょっと色っぽいシーン、あってもよかったのでは。「The Tudors」のチャールズ・ブランドンの時みたいなエロさがなかったのが残念。007といえば。ダニエル・クレイグとジェームズ・ボンド役を争い、若すぎるからと敗北したカヴィたん。年齢的には、今ちょうどいいのでは?まあ、スーパーマンもやってるから、もうあかんやろうけど…
 ロシアのKGBエージェント、イリヤ・クリヤキン役のアーミー・ハマー。
  
 デカっ!相変わらずタッパがすごすぎるアーミーくん。185、6㎝はあるはずのカヴィたんが、並ぶとチビに見えるし!「J・エドガー」でも、長身なはずのレオが子どもになってたし。ヒロインのギャビーとか、もう彼の半分しかないし!とにかくヌオォ~とデカいです。スーツでビシっとキメてるカヴィたんに比べると、ちょっと野暮なタートルネックとハンチング帽で、ファッション的にはナポレオンのほうが役得でしたが、キャラ的にはイリヤのほうが面白くてチャーミングだったかも。怒ると怖いBGMが流れてきて大魔神になるお約束が笑えた。車のトランクをもぎ取ったり、オートバイを投げ飛ばしたり、その怪力もはや人間じゃないし!ギャビーとの不器用なロマンスも微笑ましかったです。

 ↑ゴゴゴゴ…っと大激怒な大魔神に変身するところが笑えた
 ゴツ濃ゆ軽キャラなカヴィたんと、デカ薄い重キャラなアーミーくん、まさに米ソみたいな正反対なデフォルメ演技が楽しいのですが、惜しむらくはせっかくのWイケメンなのに、ぜんぜんBLのかほりが漂ってなかったことガイ・リッチー監督の作品って、ほとんどが女っけのない男祭り映画なんだけど、腐女子を酔わす腐臭(笑)はしないんですよね~。もうちょっとイチャイチャ仲良くしてほしかったかも。ゴツ男とデカ男のガチンコシーンは、なかなかの迫力。「MOZU」のトーリと壮亮がコドモのケンカに思えてしまうほど。

 男だらけの男祭り映画ばかりなのに、腐女子の萌えツボが解かってないところは不満ですが、ガイ・リッチー監督の作品は総じて好きです。この映画も、荒々しいバイオレンスと遊び心あるモダンさが融合して楽しかった。編集と音楽がシャレオツ(死語)でした。この映画も悪がナチスだったのですが、最近ほんとナチスがらみの映画が多いですよね。
 ギャビー役は、エディ・レッドメインやベン・ウィショー、マティアス・スーナールツが出演してる「リリーのすべて」や、マット・デーモンの新ジェイソン・ボーンのヒロインにも抜擢された売れっ子スウェーデン女優、アリシア・ヴィキャンデル。可愛いし美人だとは思うけど、何か地味?グっと印象に残るものがないというか。悪女役のエリザベス・デビッキのほうが、ゴージャスな氷の美女でインパクトあり。悪女ボスの夫役のイタリア人俳優ルカ・カルヴァーニが色っぽい男前!作戦の指揮官になる英国諜報員役が、ヒュー・グラント!80年代に「モーリス」で英国美青年ブームを巻き起こし、後にハリウッドでロマコメの帝王となったヒュー爺、すっかり枯れて萎れたな~。往年のファンには切ない現在の彼ではないでしょうか。後半チョコっとしか出てこないのは、ファンにとっては物足りなさを感じるか、彼の老いを痛感せずにすんでホっとするか。たぶんそのどっちも…あと、リッチー監督の友人の某有名人(元サッカー選手)がチョコっとカメオ出演してます。ぜんぜん気づかなかった!後で教えられて、え!と思った私です。
 それはそうと。かつてドイツが東西に別れていたことを、職場の若い子(ゆとり)が知らなかった事実に衝撃!ちなみにその子は、ドリカムがかつて3人組だったことも知らなかった。
 
 同じガイ・リッチー監督の「シャーロック・ホームズ」は大ヒットしてシリーズ化もされたのに。わし的にはアイアンマンとM字ハゲコンビより、こっちの若くてイキがいいコンビのほうが好きなんだけどな~。コケちゃったみたいなので、続編はないんだろうな~。残念。
コメント (4)
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