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マイケル・マン監督『マイアミ・バイス』

2012-05-15 05:22:00 | ノンジャンル
 マイケル・マン監督・脚本・共同製作の'06年作品『マイアミ・バイス』をDVDで見ました。
 売春捜査をしていたマイアミ警察のソニーとリコは、情報屋のアロンゾから「姿を消すので妻の面倒を見てやってくれ」と電話を受けます。アロンゾは潜入捜査をしていたロシア系のFBIとヤクの取引のお膳立てをしたのですが、アロンゾの妻は拉致され、アロンゾが潜入捜査であることを全て相手に話した結果、FBIは取引現場で3人が射殺されたのでした。アロンゾは潜入捜査であることをアロンゾが言う前から相手が知っていたと言うのですが、アロンゾの妻は既に殺されていて、それを知ったアロンゾもトラックへ飛び込み自殺してしまいます。
 FBIのフジマは、今回の捜査が麻薬捜査局とATFと税関との共同特別捜査だったことを明かし、ソニーらに協力を仰ぎ、彼らを連邦麻薬捜査班の直属にします。ブツを強奪し、船を爆破するソニーら。情報屋のニコラスに麻薬取引の仲介屋であるイエロを紹介してもらった彼らは、自分たちの偽の犯歴を作ります。
 「パラグアイとブラジルとアルゼンチンの国境の町」の字幕。パソコンで彼らの犯歴を調べたイエロは、ハイチに彼らを呼び出し、一旦は彼らの出自を疑いますが、結局フロリダ経由でNYにブツを運ぶ仕事を彼らに依頼します。イエロのボス・モントーヤの情婦イザベラ(コン・リー)は彼らをボスに会わせ、ボスはコロンビアの荷千キロの移送を300万ドルの報酬で彼らに依頼し、以後彼らには会わないので、金の話はイザベラにするように言います。
 「グアヒラ半島 コロンビア」の字幕。おとりの飛行機を使って荷を運んだソニーらは、途中でブツが奪われかけたと言い、奪おうとした連中が2週間前にイエロらが奪われたヤクを持っていたことをイエロらに告げ、これからも仕事をさせてもらうなら、そのヤクをただでイエロに返すと言います。
 イザベラを高速艇に誘ったソニーは彼女と情事を重ね、二人は愛し合う関係となり、ソニーは今後上がりの18パーセントを報酬としてもらうことをイザベラに承知させます。フジマと会ったソニーとリコは、モントーヤがコロンビアの麻薬とロシアの武器、中国の海賊版を一手に握る世界の黒幕であり、イエロも単なるヤクの売人ではなく、モントーヤの部下のプロモーターであることを告げます。イエロはあまりに仕事があざやかなであることで逆にソニーらを疑い、次の仕事が終わったら彼らを殺そうと考えますが、それはイザベラによってソニーらに伝えられます。リコは政府の各部署に違った情報を流し、FBIから情報が漏れていることを突き止めますが、イエロはリコの恋人のトルーディを拉致し、イザベラからの報告でそれがイエロの仕業としったソニーらは、イエロの指示に従って荷を船で運ぶ一方、トルーディが隠されている場所を特定して、彼女を救い出します。監視カメラでそれを知ったイエロは、救出現場を爆破し、トルーディは重体となります。
 イエロはソニーとイザベラの親し気な姿をモントーヤにパソコンで見せ、彼女の裏切りを知らせます。イエロはソニーらに自分が指定した場所と時間に荷を持って来いと言いますが、ソニーはイエロ本人が来なければ荷を渡さないと言います。ソニーらの上司は相手の狙撃手の場所が分かるまで動くなとソニーらに命じます。イザベラを人質に現れたイエロに対し、イザベラを渡すなら荷を確かめさせると言うソニー。二人が対峙する中、ようやく狙撃手の場所を暗視カメラで特定したソニーの上司は、狙撃手を射殺し、それをきっかけに激しい銃撃戦が始まり、最後にリコはイエロを射殺します。ソニーが警官だったと知って裏切られたと思うイザベラでしたが、彼は彼女をハバナに逃げさせ、二人は別れるのでした。

 自然光を使ったシャープな画面と荘重な音楽が魅力的で、最後の夜の銃撃戦は、やはりマン監督ならではの迫力でした。一見の価値ありです。

→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/