子役からずっと長く女優をしている杉田かおるさん。
83になられる高齢のお母様を見送ったと、番組でお話しされました。
最初は介護制度のこともわからずに戸惑った話や、介護の苦労を語られました。
そして最後に
今、介護に携わっている人に、涙で
頑張ってくださいと励ましてくださいました。
私は、その言葉で、涙が出ました。
杉田さんは、介護からは解放されたけれど
お母様を亡くされて悲しい思いをしていらっしゃるとわかりました。
私はそれで気がつきました。
私は認知症の母のことをまだ諦めていないのだということです。
同じ質問を何度も繰り返す母ですが、ちゃんとまだ話ができますし、コミュニケーションが取れます。先日、トランプの神経衰弱ができたり、カルタ取りにも参加できます。それにまだまだオシャレに興味が十分あります。
一日でも長生きしてほしい。
そして以前よりも輝いてほしい。
そのために自分にできることをしよう。もちろん今までもして来ました。それは母が安全に問題なく暮らせる環境を整えることでした。そして介護の合間に自分の時間を持つことでした。今はそれ以上に、もっと輝いてもらうことをすべきと思います。幸いにも、私は、アドバイスをくださったり、協力してくださる方々に恵まれています。少しずつ衰えはありますが、母を励ましていこうと思います。
激しい夕暮れ病。それは、まだ頑張りたいという心の叫び。
この時間にできることを根気強く一緒にやる。それしかないのです。
私自身がまた一つ前進した気がします。