大橋みつるの平和ト-ク・・世直しご一緒に!

世界の変化を見ながら世直し提言
朝鮮・韓国・中国・ロシアとの友好促進
日本語版新聞紹介

連載2、21世紀にはいったとき、「これからはアジアの時代だ」といわれました。

2019-12-08 | 世界の変化はすすむ

連載 NO,2   はじめに

 21世紀にはいったとき、「これからはアジアの時代だ」といわれました。

私たちの住む日本は、アジアの東北部に国土がありますが、アジア諸国には世界人口の約60%が住んでいます。

 日本は江戸時代末期、アメリカ「ペリーの黒船」によって開国を迫られ「尊皇攘夷運動などを経て、「開国」しましたが、明治時代に入りアジアの一員だったにもかかわらず、ヨーロッパ、アメリカ、などの帝国主義諸国にあこがれ、天皇を元首にした「絶対主義的天皇制」という国民の暮らしとは相容れられない、最悪の制度をつくりあげました。

 その後大日本帝国は、イギリス、フランス、ロシア、アメリカなどに負けじとアジアの支配をめざし「大東亜共栄圏」を作るという妄想のもとに、明治・大正・昭和20年まで、アジア諸国への無法な侵略を繰り返し、第二次世界大戦の敗北で、国民の暮らしを破壊し国を滅ぼしてしまいました。

 天皇を頂点にした大資本と軍隊と警察による強権支配は、ポツダム宣言を受け入れ解体され、東京裁判を経て戦争放棄の新憲法の施行で、やっと国際社会に復帰できるようになったのでした。

  日本は、戦後70年間の復興においても、戦中からのアメリカを始め帝国主義諸国の世界支配の野望の下に、中国、ソ連・(ロシア)・北朝鮮を仮想敵国として、反共支配の最前線に組み込まれ、日米安全保障条約(軍事同盟)米韓軍事同盟、日韓軍事同盟に縛られ、アメリカの手下の同盟者として、アメリカの許可する範囲内での国づくりが進められてきました。戦後70年間も過ぎているのに、沖縄をはじめ全土に米軍基地と原子力発電所が乱立する事態となり、あわせてアメリカにものが言えない国際関係が断ち切れないままになっています。

 早く日米軍事同盟をやめて、アメリカとは対等平等の立場で「平和友好条約」を締結し、真の民主的な独立国とならなければなりません。

  21世紀を迎えアジアの国々では独自の発展を遂げ、「アセアン」に結集する国々では、それぞれが平和友好条約で結ばれる国際関係を築き、平和的に外交問題を解決し、経済発展を遂げてきています。日本のように首相をはじめ多数の国会議員が靖国神社に参拝し「アジアへの侵略戦争はしていない」などと考える指導者に、未来を託すことはできません。急いでアジアの人々に対する過去の誤った侵略戦争を謝罪し賠償責任を果たし、「アジアの仲間入り」を果たさなければなりません。

  2013年には、日本、大韓民国、朝鮮民主主義人民共和国、中華民国、ロシア連邦で新体制が始まりアメリカではオバマ大統領が再選され、新しい変化が期待されていましたが、日本政府が、「靖国史観」を改めず国民の願いに反する行動をとり続けているために、今だに不正常な事態が続いています。

 京都に住んでいる私たちが、日本と朝鮮・韓国・中国との友好を発展させるために、その先頭にたって努力をしていきたいものです。その中にこそ明るい新しい未来を切り開く展望があることを確信しています。

 

 日本には在日朝鮮・韓国人が約53万人住んでいます。多いときには250万人も住んでいました。朝鮮・韓国に対する偏見・憎悪をなくすことが、アジアへの仲間入りをするうえで一番大切なことではないでしょうか。

 宮内庁のホームページには、平成13年12月18日皇居石橋の間で天皇が誕生日を前に恒例となって居る記者会見において「日本と韓国との人々の間には、古くから深い交流があったことは、日本書紀などに詳しく記されています。韓国から移住した人々や、招聘された人々によって、様々な文化や技術が伝えられました。宮内庁楽部の楽師の中には、当時の移住者の子孫で、代々楽師を務め、今も折々に雅楽を演奏している人があります。こうした文化や技術が、日本の人々の熱意と韓国の人々の友好的態度によって日本にもたらされたことは、幸いなことだったと思います。そうして日本のその後の発展に、大きく寄与したことと思っています。私自身としては、桓武天皇の生母が百済の武寧王の子孫であると、続日本紀に記されていることに、韓国とのゆかりを感じています。武寧王は日本との関係が深く、この時以来、日本に五経博士が代々招聘されるようになりました。また、武寧王の、聖明王は、日本に仏教を伝えたことで知られております。」と述べています。

 1980年、一年間に韓国へ渡った日本人は、約50万人、2000年には、約247万人、2011年には約330万人でした。韓国から日本に来られた人は、1980年は約15万人、2010年244万人、2011年は地震の影響で約166万人となっています。2013年はマスコミの北朝鮮バッシングで渡航者が減ってきています。しかし渡航者の人数は、少し長い目で見れば大幅に増えてきています。

 現在、竹島(独島)問題や「慰安婦」問題・尖閣列島周辺の問題も解決していませんが、これからのアジアと世界の平和のために、日本と韓国・朝鮮・中国は、どうすればよいのか? ということについて、冷静に考え行動しなければならないと思うのです。ここでは特に日本と韓国・朝鮮について考えます。 

              記事とは無関係です。  


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アジア・太平洋の各地の被害... | トップ | 韓国を米国、豪州、インド、... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

世界の変化はすすむ」カテゴリの最新記事