将棋:王将戦15日開幕 羽生に久保が2度目の挑戦
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記念撮影に納まる羽生善治王将(左)と久保利明棋王=徳島県鳴門市で2010年1月14日、大西岳彦撮影
羽生善治王将(39)に久保利明棋王(34)が挑む第59期王将戦七番勝負の第1局(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、大塚国際美術館、 大塚ホールディングス協賛、徳島新聞社など後援)が15日、徳島県鳴門市の同美術館で開幕する。昨年に続く公開対局で、将棋ファンの熱い注目を集めそう だ。
2年ぶり2度目の顔合わせ。昨年、名人・王将・王座・棋聖の4冠を防衛し第一人者の地位を堅持する羽生が6連覇を果たすか、念願の初タイトルを獲得して勢いに乗る久保が雪辱を果たすか、注目の一戦だ。
両対局者は14日、立会の小林健二九段、解説の阿部隆八段、記録の牧野光則三段らとともに現地入り。念入りに対局場を下見した。午後7時からの前 夜祭には、飯泉嘉門・徳島県知事らが出席。伊藤芳明・毎日新聞社常務取締役大阪本社代表が「将棋ファンならずとも楽しみにしている対決。健闘を祈ります」 とあいさつし、両対局者に花束が贈られた。
対局は15日午前9時開始。午後6時に指しかけとなり、16日に指し継がれる。持ち時間は各8時間。【澤木政輝】