2025年1月29日(水)
“自民利する”のは維新
小池書記局長、前原氏に反論
日本共産党の小池晃書記局長は28日、国会内で記者会見し、日本維新の会の前原誠司共同代表が、参院選1人区での野党候補一本化にむけた「予備選」実施についての同党の提案に共産党が「応じない」と回答したのは「自民党を利することになる。私は問いたい」と批判したことに言及し、「自民党を利することをさんざんやってきたのはどこの党なのか。私こそ問いたい」と反論しました。
小池氏は、昨年末の臨時国会で日本維新の会が、教育費無償化にむけた協議会設置の口約束だけで大軍拡・大企業奉仕の補正予算に賛成したことを挙げ、「自民党に助け舟を出したのは維新だ。自民党を利することをやってきたことをまず反省すべきだ」と指摘しました。
小池氏はさらに、「共産党は市民と野党の共闘を2015年から一貫して求め、今も新しい発展のために力を尽くすと表明している。これまで、市民と野党の共闘は『野合』だとさんざんいってきたのが維新だ」と強調。「市民と野党の共闘を進めるうえで、憲法というこの国の根幹にかかわる政策で全く正反対な方向を向いている政党はその対象にはなりえないことを改めて申し上げておきたい」と述べました。
記者の質問に対し小池氏は、「自民党を助ける役割を果たしてきた政党が伸びても自民党政治は変わらない。『自民党を利する』という議論そのものが成り立たない」と断じました。