(画像著作権はCFP視覚中国所有のため転載禁止)
中国のECプラットフォーム・拼多多が1月23日に発表した「2025年越し料理報告」の年越し用品消費状況を見ると、中国の「年越し料理」のメニューは、南方エリアの料理と北方エリアの料理の融合がさらに進んでいることが分かる。そして、多くの県域、及び農村部において、高級フルーツや海産物のニーズが一層高まっている。報告によると、春節(旧正月、2025年は1月29日)に、北方エリアの人々の食卓に必ず並ぶ料理である水餃子や、食材であるヤマイモ、白菜などが、南方エリアでも売れ行きが絶好調になっている。また、小さな街に住む中・青年が依然として、海産物消費の増加ペースが最も速いグループとなっているほか、農村の「年越し料理」がますます豪華になっている。
春節の前になると、旬の野菜や果物といった生鮮食品の消費がピークを迎え、ニンニクやトウガラシ、タケノコ、ヤマイモ、葉物野菜などが、最も売れている野菜トップ5となっている。そして、「南方エリアの食品が北方エリアの食卓に並び」、「北方エリアの食品が南方エリアの食卓に並ぶ」という傾向が強まっている。雲南省大理白(ペー)族自治州で生産されている皮が紫色のニンニクを販売する事業者は今、春節前の最も忙しい時期を迎えており、最も多い事業者で、1日当たり平均3万件以上の受注があり、1日当たり約50トンのニンニクが売れている。注文の半分は北方エリアから入るという。
また南方エリアとなる福建省産や浙江省産の新鮮なタケノコの北方エリアにおける販売量が約7割増え、雲南省産のミニ白菜も、北方エリアで新たに人気となっている。その一方で、1株当たり約30元(1元は約21.4円)の山東省膠州市産の白菜が、江蘇省や浙江省、上海市で人気になっているほか、河北省蠡県特産のヤマイモが、南方エリアで新たなに人気の野菜となっている。
水餃子やお菓子といったジャンルの消費を見ると、南方エリアと北方エリアの融合の傾向がさらに強まっている。報告によると、南方エリアにおける水餃子の販売量は前年同期比75%増に達している。白菜と豚肉の具の水餃子は、南方エリアでも、北方エリアでも人気となっている。内蒙古(内モンゴル)自治区のビーフジャーキーも、「甘い派と塩辛い派の争い」に加わり、甘いタイプのビーフジャーキーが南方エリアで大人気になっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年1月24日