2022年12月27日(火)
大軍拡・大増税許すな
「安保3文書」 首相の地元 広島で抗議
岸田政権が閣議決定した憲法違反の「安保3文書」に抗議する「緊急街頭行動」が26日昼、広島市の繁華街で行われました。「軍事費を削ってくらしと福祉・教育の充実を」国民大運動県実行委員会など4団体が呼びかけ、約90人が参加しました。
「憲法9条守れ!安保3文書撤回!大軍拡・大増税は許さない」などと書かれた横断幕4枚、「許すな敵基地攻撃」「軍事費増やすな生活守れ」などを掲げアピール。足を止め訴えを聞く人の輪が広がりました。
県原爆被害者団体協議会の佐久間邦彦理事長ら8人がリレートーク。佐久間氏は軍事費を5年間で43兆円の増額を狙う岸田自公政権を「極めて異常な増額だ。国民の命と平和な暮らしを守ることが政府の重要な責務であり、安保3文書を認めるわけにはいかない」と力説。新日本婦人の会広島県本部からは、小中学校の給食の無償化や、保育士の増員、後期高齢者の窓口負担の引き下げなどについて政府が「財源がないと言って背を向けている。一体だれのための政治なのか」と告発しました。
足を止めた20代のカップルは「戦争国家になってほしくない」とのべ、19歳の男子3人連れは「広島で生まれ育ったものとして、軍事で平和はつくれないと岸田首相に言いたい」などと怒りの声が寄せられました。