どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

過去と現在と未来を往復する

2015年09月15日 | 日記
大量の年賀状が また出てきた 

もう他には無いでしょうね・・・と思いながらシュレッダーにかける

そのほとんどは親戚からのものだが その多くの人が鬼籍に入られた

親が今の私の年齢よりもまだ少し若い時に受け取ったものが 一番古いもののようだ

わけあって その多くの人と私は接点が無い

特に母方の親戚とは 一人の叔母を除けば もう40年以上も前の祖母のお葬式の時に会ったきりである


母は 祖母が娘ひとりを連れて後妻に入ったあとの子供であり 母違い 父違いのきょうだいと自分たちという3種類のきょうだいの中で育った

祖母はそんな中で苦労もあったらしく 私が後妻に入らなければ と娘に漏らしたこともあったという

ただし 母はたったひとつ 成績も良く普通科に行きたかったのに 義理の長兄が会社を興していたこともあって商業科に行けと言われ そのこと一つが悲しかっただけで あとはのんびり過ごしたところをみるとそれなりに大事にされて育ったようだ

何しろ その後 母はその会社で働いたのだが 間違っていると思うことは彼にでもそう言ったというし さほど遠慮は無かったのだろうと思う
 

その葬儀の時に(記憶する限り)初めて会った人もいたのだが この人好きだなぁと思った人もいた

特に 祖母の連れ子だった女性の話は母からよくきいていて 祖母に一番顔が似ていたし 手先が器用で手芸やら紙工作やらが得意

そういえば 作品を送ってきてくれたこともあった

母違いの姉妹となる人たちの達筆で書かれた近況などを読むと 遠い無関係な人のように感じていた人たちがすごく身近になって もっと会って話をしてみたかったと とても残念に思った

若い時の私は 他の 自分のことで忙しかったから そんなことに思いを馳せる余裕など無かったのだ

その多くの人が今はもうこの世にいない事が とても不思議に感じる

そして どんな人たちだったかを話してくれた母も 今はもういない


過去と現在と未来を一日の中で何度も往復するのは けっこう疲れるものだと思う日々が続いている
コメント (2)
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