どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

人は時に理屈に合わない事もする

2015年09月13日 | 日記
仕事を辞めたらいつでもお墓参りに行けるとは思っていたが 私はウィークデーの交通の事をまるで考えに入れていなかったことに退社してから気が付いた

そこで週末を狙っていたのだがなかなか行けず 天気予報とにらめっこしながらついに土曜日 明日は行こうと決めた

そして今朝 太陽が顔を出しているし 予報も午前中なら問題が無さそうだったので決行

ところが 家を出てまもなく 太陽は雲にさえぎられ始めた

やはり失敗だったか

こういう時 人はどんな行動を取るべきか

家に引き返すことも考えたが 何とかなるだろうと楽天的に考える

一度走り出すと引き返すという決断はなかなかしにくいものだ

登山でもあるまいし と 電車 バス 更に電車と乗り継ぐうちに 完全に曇りとなる

あの世だの占いだの霊だのを一切信じないのに なぜか神頼みをする自分に苦笑

人は時に理屈に合わないこともする


お供えの花を買ったお店で なんだかしぐれてきてしまいましたね なんて言われて嫌な予感がするが とにかく出来るだけの事を手早くやろうと急ぐ

今回も 夏を超えただけあって あの百日紅めがまぁ 傍若無人

のこぎりを出して ここからスタート

いつ降ってもおかしくないような空の下 こんなにも天気の悪い日に来たのは初めてだなぁと思いながら 汗もぬぐわずにひたすら枝を伐る


大きな草だけ抜いて 今回は柘植の剪定は無し 墓石を洗ってお線香に火をつけるまでが1時間ちょっとというスピード作業

ごめんね こんな手抜きで でも見苦しさは無くなったから勘弁して

納得しない父の顔と 雨が降りそうだから早く帰りなさいという母の顔が浮かぶ

だって今では何をやるのも三分の一の力しか無いのだから仕方ないじゃん と言い訳をする

お線香が消えるまでが いつもの会話の時間

家でもすでに報告したのに 墓前でまた同じ事を言うのも可笑しいと思うが 人は時に理屈に合わない事をするものだ


まっすぐ家に帰ったが 雨には降られなかった

春になるまでにもう一度行きたい

そして 本格的にあの百日紅を何とかし 除草剤も使おうと決める

道具を整理することもせずに 食事をして 私はそのまま眠った
コメント (4)
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