本の整理で自分の過去を旅する

今日も本の整理

本を触っていると　それだけですごく嬉しくなる

パラパラとめくってかつて読んだはずの一文に触れると　また新鮮な気持ちになるものもある

捨てる前にもう一度読もうと棚に戻す自分が・・・・悲しくもあるけど・・・

あの時　あのジャンル　あの作家　あの疑問に興味があったのだと　自分の生きた時間を振り返る


私の整理は　捨てる本　売る本　手元に残す本と　三種類に分類することから始まる

捨てる本は　私自身は二度と読まないと思えるものだが　必ずしもその中身に価値が無いということではない

売り物にはならないというだけだ

本を売って少しでもお金が欲しいと思うならばこんなに買わなかっただろうし　そもそもとっくに手放していただろう

本を収集しようと思ったことも無いし　初版本もサイン本も興味は無い

本を紐で縛ってリサイクルのゴミの日に出すのだけれど　誰かが拾って読んでくれればいいのにと思っている

誰かにとっては（きっと！）価値があるはずだと思う本をゴミにしてしまうのは　とても辛い


哲学　心理学　人類学　社会学　仏教他宗教に関するもの　古代史を中心とする日本史　平安から始まる文学史　虫の話　小気味良いミステリ　中国史　まったくなんで買ったのか嫌いな物理の話　遺伝や性格に関する本　美術史　数々の古典　そして文学一般とエッセイ　時代小説　画集　各種評論　お笑い　音楽　その他諸々

そのどれほどが私の血になり肉となったかを考えたくは無い

問われたら　ごめんなさいと言うしかない・・・（←おいおい・・・）


かなり古いものから手をつけたけれど　まだまだ記憶から消えているものがあるに違いない

それでも過去の自分を探る旅も　けっこう楽しくもある