まだキチキチキチとサッシの外で泣き声がする。
外に出てみたけれど見つからない。
ワーディアンケースの台の下にはまりこんでいるのかと、
ともちゃんを呼んで懐中電灯で照らしたのですがここにもいない。
「もっと上、雨どいの中で鳴いているみたいだよ」ということで、
はしごをかけて覗いてみたけどいない。
そうこうするうちに、別のヒナが現れました。
庭をぴょんぴょんとんでホウチャクソウの横の茂みに。
外にいたともちゃんは接写。
わたしは家の中から望遠でズームアップ。
まだ小さくて飛べないようです。
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雛は梅の木のほうに行ったので、家に戻って仕事をしていたら
やっぱり外で大きな鳴き声がします。
電線のすぐ上で心配して見守る百舌のオスが呼ぶ声に応えているようです。
オスは目の横に黒い線があります。
こんどは下のほうで鳴き声がします。
別の角度から、カーテンを開けてみてみたら、
なんと、網戸とサッシの隙間にはまり込んでいるヒナを見つけました。
家の中からサッシを開けて、ともちゃんがそっとつかまえました。
ヒナとはいえ猛禽類の精悍な面構え、もの怖じしなくてとってもかわいい。
触れると餌をもらえると思うのか、大きな口をあきます。
気がつかずにほっておいたら餌をもらえずに死んでしまったことでしょう。
まずは家になかで記念撮影。
そのあと庭に放してやりました。
電線で見守っていたオスは、ときどきメスと相談しています。
わたしに何かされると思っているのでしょうか(笑)。
カラスが飛んできたら、高い電線に移動して威嚇。
ヒナを下に下ろしてやると、少しわたしを見てから、
ぴょんぴょんと茂みの中へ消えました。
一夜明けて、百舌がどうなったか気になって外に出てみたら、
つがいの親たちが電線に止まって鳴いています。
オスは電線でみはり。
メスがえさをとっているようです。
けさうつした百舌のメスは全部エサをくわえています。
えさをくわえて花桃の枝に止まると、下で鳴き声がします。
どうやらわが家の庭で巣作りし、巣立ちの真っ最中の百舌の親子です。
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