きょうはいちにち雨模様。
お昼前からむぎちゃんとさやちやんが遊びに来てくれました。
レゴで遊んだり、おやつを食べたり、いっしょに楽しくすごし、
お昼寝の合間に、「む・しネット」の事務局のお仕事。
と、
あっという間に、時間がたって、気がつけばもう夜です。
「育休宣言」で注目を集めていた自民党の宮崎謙介衆院議員ですが、
不倫問題で議員辞職しました。
よりにもよって、妻が出産間近のころ、とのこと。
資質に問題あり、で辞職は当然ですが、
とはいえ、男性の育休取得にブレーキがかかってほしくないですね。
「宮崎議員辞職」をうけての記事と社説を集めましたので、紹介します。
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お昼寝の合間に、「む・しネット」の事務局のお仕事。
と、
あっという間に、時間がたって、気がつけばもう夜です。
「育休宣言」で注目を集めていた自民党の宮崎謙介衆院議員ですが、
不倫問題で議員辞職しました。
よりにもよって、妻が出産間近のころ、とのこと。
資質に問題あり、で辞職は当然ですが、
とはいえ、男性の育休取得にブレーキがかかってほしくないですね。
「宮崎議員辞職」をうけての記事と社説を集めましたので、紹介します。
社説:辞職の宮崎議員 国民への大きな裏切り 2016年2月13日 中日新聞 自民党の宮崎謙介衆院議員(35)が辞職願を提出した。国会議員である妻の出産直前の、女性タレントとの不倫が報じられた。国民をも裏切る不適切な行為であり、断じて許されない。辞職は当然だ。 今となっては片腹痛いが、重大な問題提起ではあった。宮崎氏が表明した国会議員としての育児休暇(育休)取得である。 妻は同じ自民党の金子恵美衆院議員(37)。宮崎氏は、金子氏の出産に合わせて育児のために国会を一カ月程度休むと表明し、男性の育休を推進する議員勉強会の呼び掛け人にもなっていた。 給与が減額される一般企業などの育休とは違い、議員歳費を全額受け取りながらの育休取得には賛否はあろうが、これを機に、男性が育休を取りやすい環境づくりが進めば、意味はあったのだろう。 だからこそ、妻の出産間近に自宅マンションに女性タレントを招き入れた行為には怒りを禁じ得ない。男性の育休推進を訴えるのと同時進行の不倫は、妻に対してはもちろん、国民全体に対する裏切り行為にほかならないからだ。 宮崎氏が不倫で議員を辞職するとはいえ、男性の育休推進は引き続き重要課題である。男性の育休取得は依然ハードルが高く、二〇一四年度の厚生労働省調査で男性の取得率は2・3%にとどまる。 子育て中の女性が働きやすい環境をつくるためにも男性が育休を取りやすくしなければならない。 この際、宮崎氏の件とは切り離して、男性の育休取得を強力に推進する政策を立案、実行することが必要だ。それが、国民から与野党に与えられた課題だろう。 宮崎氏は記者会見で「自分が主張してきたことと、軽率な行動のつじつまが合わない」と述べた。報道でようやくそれに気付くようでは、そもそも政治家としての資質を欠いていたのではないか。 宮崎氏は自民党の公募に応じて衆院京都3区の候補となり、当選した。公募には世襲を避け、人材を発掘する狙いがあるが、自民党は結果として資質を欠く人物を候補者とした不明を恥じるべきだろう。 宮崎氏の辞職は来週許可される予定で、京都3区の補選は衆院北海道5区と合わせて四月二十四日に行われる。自民党が憲法改正の足場づくりを目指す夏の参院選の前哨戦である。 与野党ともに、国会議員たるにふさわしい候補者を擁立し、正々堂々と政策論争をしてほしい。国民を裏切り、議員辞職を迫られるような候補は二度とごめんだ。 |
宮崎議員辞職 男性育休への影響困る イクメン支援団体「議論切り離して」 2016年2月12日 東京新聞 「育休宣言」で注目を集めた自民党の宮崎謙介衆院議員(35)=京都3区=が、女性問題を理由に議員辞職する。宮崎議員も交えて先月、男性の育休取得の意義を考えようと開かれたフォーラムの関係者からは十二日、「自覚が足りない行動で残念だ」「育休の議論は、切り離して進めていくべきだ」などの声が上がった。 (小林由比) フォーラムは先月十八日、父親の育児を支援するNPO法人ファザーリング・ジャパン(FJ)が東京都内で開催。宮崎議員の話題で「男性育休」への注目が高まることで、一般の会社などでも男性の育休取得を進める機運を高めるのが狙いだった。党内からも批判を受ける中、神妙な面持ちで参加した宮崎議員に、登壇者らは「第一歩を」「めげずに取得を」と口々にエールを送っていた。 その一人で、NPO法人マタハラネット代表の小酒部さやかさん(38)は、「絶句だ。議論を喚起する立場への覚悟が足りなかったのでは」とため息。だが、「女性の活躍のためにはすべての人の働きやすさが必要で、男性の育休が大事なことに変わりはない。今回の件と育休の議論は切り離して考えるべきだ。国会でも、次は問題の本質をとらえた“本物”が出て来てほしい」と話した。 「今は、男性の育休取得のハードルがまだ高い中、それぞれが勇気と責任を持って踏み出している時期。今回の騒動で、職場で嫌がらせが増えないか心配だ」と話すのは、自治体の首長として初の育休を取得した東京都文京区の成沢広修区長(50)。「それでも踏み出した人たちはくじけずに、努力していかなくては」と力を込めた。 FJの安藤哲也代表理事(53)の元には、週刊誌報道の後、宮崎議員から「今回のことは申しわけありませんでした」とする謝罪のメールが送られてきたという。 安藤代表理事は「残念だが、男性育休取得を進めることは国が政策として決めており、自治体や企業も進めている。流れは止められない。男性への育休割当制度の創設も働き掛けていきたい」と前を向いた。 ◆別の女性とも不倫「恥ずかしい限り」 女性タレントとの不倫報道を受け議員辞職を表明した宮崎謙介衆院議員は記者会見で、妻である金子恵美衆院議員と昨年結婚した後、報道があった女性以外とも関係があったことを認めた。 宮崎議員は別の女性との不倫について「関係があったことは否定しない。恥ずかしい限りだが、いろいろな人を傷つけてきたことはあった」と述べた。具体的な名前などは明かさなかった。 報道の女性と京都市内の自宅で一泊したことに関連し、京都には宮崎議員から誘ったことも明らかにした。「未熟な人間としての欲が勝ってしまった。お互いが黙っていれば大丈夫だと考えた」と釈明した。 妻との離婚については「できればこれからも一緒に生活していきたいと思っているがそんな虫のいい話はないだろうとも思っている」と述べた。 ◆「うらやましい人いるのでは」自民・溝手氏 発言後撤回 自民党の溝手顕正参院議員会長は十二日、女性タレントとの不倫を週刊誌に報じられ、議員辞職を表明した宮崎謙介衆院議員について「うらやましい人がいるのではないか」と官邸で記者団に述べた。発言直後に「冗談だ。われわれには想像できない世界だ」と強調した。 宮崎議員の辞職表明に関しては「仕方ない。理解を超えた世界だ」と話した。 |
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社説:宮崎議員辞職 政党は資質を見極めよ 毎日新聞 2016年2月13日 私的な醜聞では済まされない。男性国会議員として初の育児休暇取得を宣言して注目されていた自民党の宮崎謙介衆院議員(35)=京都3区=が不倫疑惑の責任を取り、議員辞職願を衆院に提出した。 不倫騒動で男性の育児休暇論議をゆがめた責任は重い。辞職は当然だ。自民党は議員の資質を欠くような人物を国会に送り込んだことを深く反省すべきだ。 「未熟な人間としての欲が勝ってしまった」。週刊誌の報じた疑惑に加え、議員としての不適格さを自ら認めたに等しいような宮崎氏の記者会見だった。 若手の宮崎氏が脚光を浴びたきっかけは、妻の国会議員が出産した後に1カ月程度、男性の国会議員として育児休暇を取ることに名乗りを上げ、制度化を主張したことだ。 与野党からは宮崎氏の活動に反対論も出た。だが、男性議員が率先して育休を取ることで社会の空気を変えようとする議論自体はまっとうだったと言えよう。 ところが、その当人が地元の京都で、妻の妊娠中に他の女性と不適切な交際をしていた。これでは、育休論議も売名が目的だったのではなかったかと疑わざるを得ない。議論する資格がないどころか、冷や水を浴びせる背信行為である。 一連のてんまつはテレビで盛んに報道され、自民党には夏の参院選などへの影響を危ぶむ声も広がっていた。党からも見限られての辞職というのが実態だろう。 一方で、今回の問題で男性の育休取得をめぐる議論がしぼむようなことがあってはならない。 日本の男性の育休取得率は2・3%で、2020年までに13%という政府目標に遠く及ばないのが現実だ。与野党は宮崎氏の問題と切り離し、男性の育休取得推進に向けた検討を本格化しなければならない。 宮崎氏を公認し、結果的に政治不信を強めた自民党の責任は大きい。 民間勤務を経て宮崎氏は公募で公認を得て、2度当選した。今回の育休議論も与野党の一部議員には、軽率な言動がみられる宮崎氏がリードすることに違和感を指摘する声があったという。 自民党議員については昨年、武藤貴也衆院議員(36)=滋賀4区=がソフトウエア会社の未公開株購入を「国会議員枠で買える」と知人らに勧めたとされる金銭トラブル疑惑で同党を離党する問題が起きた。武藤氏も公募で公認を得た若手議員だ。 小選挙区制度は政党による対決を基本として、候補を有権者が選ぶ制度だ。公認する候補の吟味について、自民党をはじめ政党は真剣に再点検すべきだ。 |
社説:宮崎議員辞職/「育休宣言」が泣いている 2016/02/13 神戸新聞 政治家の資質以前に、人としての品性が問われるスキャンダルだ。 育児休暇取得を宣言し、「イクメン議員」として注目を集めた自民党の宮崎謙介衆院議員が、週刊誌が報じた女性タレントとの不倫疑惑を認め、議員辞職を表明した。 宮崎氏は記者会見で「自分の主張と、軽率な行動のつじつまが合わない。深く反省する」と述べ、ほかにも不倫関係があったと認めた。 週刊文春によると、宮崎氏は同じ自民党の衆院議員である妻の出産6日前、自宅に女性タレントを招き入れ、泊まらせた。臨月の女性にとって信頼できる人に一番そばにいてほしい時期だ。出産や育児を妻とともに担う「育休宣言」は売名行為だったと疑われても仕方がない。 宮崎氏の育休宣言には、選挙で選ばれた国会議員が長期間休むことへの批判がある一方で、男性の育休取得への理解を深めるきっかけになる、とする声も多かった。育休問題を真剣に考えようとしていた関係者や、多くの有権者の信頼を最低の形で裏切った。公人として自らを律する姿勢にも欠ける。議員辞職は当然といえる。 ただ、宮崎氏の辞職と、男性議員の育休の是非は別問題だ。 育児や介護と両立できる働き方は、国会議員にとっても重要な課題である。国民の代表として求められる議員活動とは何かを考えるきっかけにもなるだろう。党派を超えた議論をさらに深めるべきだ。 安倍政権は、金銭授受疑惑を受けた甘利明前経済再生担当相の閣僚辞任に続き、今回も本人の議員辞職で早々に幕引きを図った。4月に行われる補欠選と政権へのダメージを最小限に抑える狙いだろう。 だが、閣僚らの資質が問われる言動はほかにも相次いでいる。 島尻安伊子沖縄北方担当相が所管の「歯舞(はぼまい)群島」を読めず、丸川珠代環境相は国が定めた除染目標について「何の根拠もなく時の環境相が決めた」と発言し、後に撤回した。環太平洋連携協定(TPP)署名式に臨んだ内閣府副大臣は、現地のチーズが「おいしかった」とブログに書き、国内酪農家の反感を買った。 「自民1強」に安住したおごりや気の緩みが、若手から閣僚までの無責任な言動を許しているのではないか。安倍晋三首相は政権全体の問題として重く受け止めるべきだ。 |
社説[宮崎氏議員辞職]育休論議の終息でない 2016年2月13日 沖縄タイムス 政治家以前の問題だ。「イクメン議員」を標(ひょう)榜(ぼう)したのは売名行為だったのではないか、と指弾されても言い訳ができない。 » 社説[希羽ちゃん手術成功]笑顔の帰国 待ち遠しい 育児休暇を取ると宣言して国会内外で賛否の論議を巻き起こしていた自民党の宮崎謙介衆院議員(35)=京都3区=が12日、記者会見し議員辞職を表明した。同日衆院に議員辞職願を提出。16日の衆院本会議で許可される見通しだ。 妻で同党の金子恵美衆院議員(37)=新潟4区=が今月5日、東京都内で男児を出産。宮崎氏も立ち会っていたが、出産直前の1月30日に京都市内の自宅で女性タレントと1泊した不倫疑惑を「週刊文春」が報じていた。 宮崎氏は事実関係を認め、「自分が主張したことと、軽率な行動のつじつまが合わない」と謝罪した。その通りである。議員辞職は当然だ。 自身のブログには長男誕生の写真を掲載し、「これから2人で大切に育てていきたいと思います」などとつづっていた。 宮崎氏が昨年12月に育休取得を宣言して以来、賛否の声が相次いだ。 「(国会議員は)世の中の先頭を切って必要な改革を進めていくべき存在でもある」などと閣僚を含む議員らが賛意を示す一方で、「一般の人は育休を取れば給与が削られるが、国会議員は丸々受け取れる」などと与野党の議員らからは国会議員が育休を取ることに違和感を表明する意見も出ていた。 これまで俎(そ)上(じょう)に上ることがなかった男性議員の育休について、一石を投じることになり、宮崎氏の問題提起には意義があった。 ■ ■ 北欧では国会議員に最長1年間の育休制度を認めた国がある。育休中は、上位の落選議員が代理を務めるという。 もちろん、日本の選挙制度とは違うため、そのまま適用できるわけではないが、男性国会議員が育休を取得することは珍しいことではないのである。 宮崎氏の不祥事で、民間企業で育休がますます取りづらくならないか懸念する。 男性の2014年度の育休取得率は2・3%にすぎない。政府は20年までに13%に引き上げる目標を設定しているが、厳しい数値である。 男性も育休を取りたいのに、取りにくいというのが実情だ。同僚に負担をかけることになるため躊(ちゅう)躇(ちょ)し、逆にカバーすることに積極的でない職場の雰囲気が育休取得を阻んでいる。 育児参加をする男性への嫌がらせを意味する「パタニティーハラスメント(パタハラ)」があるのだ。 ■ ■ 男性の育休が重要なのは女性も、男性も、同じように子育てに関わるという社会をつくることにつながるからだ。少子化対策や女性が出産しても仕事を辞めず、社会で活躍することに直結している。 男性国会議員が率先して育休を取得することになれば、民間企業に波及し、育休取得率が低い企業風土を変えることになるかもしれない。 宮崎氏の不祥事は、育休問題と切り分けて捉え、国会は論議を止めないでほしい。 |
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