みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

相次ぐ放言 政治家の軽すぎる言葉 /目に余る「1強のおごり」/雨水に感じる春の萌し

2016-02-19 19:01:26 | ほん/新聞/ニュース
きょうは二十四節気の「雨水(うすい)」。
「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」
雪が雨に変わり、寒さの和らぎを感じられるころという意味です。

雨水に合わせたように、
春の訪れを告げる花、クロッカスが咲いています。
  
クロッカスの花ことばは「青春の喜び」「切望」。
「温かい春を待ちきれず、早春に花を咲かせる」ことからつけられたとか。

日中、あたたかかったので、道の下の、
スイートマルベリー(桑の木)と黄金桃を剪定しました。
   
スイートマルベリーは、昨年剪定しなかったので、
枝が3,4メートルも上に伸びていたので、
手が届くくらいの高さに切りそろえ、余分な枝も払いました。
  
黄金桃も伸びていて、歩くのにジャマになる枝を切りました。 

家のほうをみあげると、裏山にも春の萌しを感じます。

南天の赤い実
  

家の周りをぐるっと歩いてみました。

水仙の葉もずい分伸びてきました。

アカシアもつぼみをいっぱいつけて、
  
春を待っています。

クリック してね 


話しは変わりますが、
このところ、自民党議員の問題発言が続きます。

言論で仕事をするのが議員なのですが、
自民党議員の言動は、お粗末をこえて、
なんかそこが抜けている感じです。

きょうは、ふと、国会TV中継を見てしまったのですが、、
言葉の軽さの筆頭は、なんといっても、安倍首相ですね。

  社説:相次ぐ放言 政治家の軽すぎる言葉
毎日新聞2016年2月19日
 
 信じられないような政治家の放言が与野党で相次いでいる。いずれも「軽率だった」「誤解を招き陳謝して撤回する」だけでは済まされない発言だ。各党はもっと深刻に受け止め、猛省すべきである。


 まず、自民党の丸山和也参院議員の「今、米国は黒人が大統領になっている。黒人の血を引くね。これは奴隷ですよ」という発言だ。

 憲法のあり方を議論する参院憲法審査会で丸山氏は唐突に「日本が米国の51番目の州となることに憲法上どんな問題があるのか」と提起して「日本州出身が米大統領になる可能性が出てくる」とも語った。

 後に「米国は人種に関係なく大統領になれる国だと言いたかった」と陳謝したが、人種差別的な発言と受け取られるとは当初は思いもしなかったようだ。しかもオバマ氏は奴隷の末裔(まつえい)ではない。日本が米国の州の一つになるという話も荒唐無稽(むけい)というほかない。

 一方、民主党の中川正春・元文部科学相の発言も看過できない。

 現金授受問題で閣僚を辞めた甘利明前経済再生担当相が「睡眠障害」のため1カ月の自宅療養が必要と診断されたとの報告を受け、党の会合で「いよいよ攻勢をかけていく時だ。(安倍晋三)首相の睡眠障害を勝ち取りましょう」と呼びかけた。

 冗談のつもりで軽々しく口にしてしまうのが、むしろ問題だ。睡眠障害で苦しんでいる人や、その家族らはどんな思いで聞いただろう。

 両氏に共通しているのは、自らの発言がどう受け止められるか、配慮や想像力を著しく欠いている点だ。自分の立場や発言の場もわきまえていない。その発言の基となる知識も中途半端で、思いつくままに語っているとしか見えない。

 その意味で丸川珠代環境相が除染などによる年間の追加被ばく線量の長期目標について「何の科学的根拠もない」などと語って撤回したのも同じような放言といっていい。

 麻生太郎財務相の答弁も見過ごせない。「軽減税率の導入で廃業する零細事業者が出るのでは」との野党の質問に対し、「そういった例がないとは言わない。一つや二つ、100、1000あったとかいろいろ出てくると思う」と答えた。これも後に訂正したが、廃業が出ないよう努力すべき担当閣僚として乱暴な答弁だ。

 仮に官僚が同じような発言をしていたら政治家側は直ちに厳しい処分に乗り出すのではなかろうか。言うまでもなく政治家が最も大切にしないといけないのは言葉だ。身内の放言に対し、所属政党が毎回、厳しく対処すべきである。そうでないとますます政治家の劣化は進み、その存在自体が軽いものとなっていく。


   社説:自民失態連発 目に余る「1強のおごり」
2016年02月19日 西日本新聞

 「またか」と驚き、あきれ、言葉を失ってしまう。自民党の閣僚や国会議員の失言、失態が止まらない。今度は丸山和也法務部会長である。国会で人種差別と受け取られかねない発言をした。

 オバマ米大統領について「米国は黒人が大統領になっている。黒人の血を引くね。これは奴隷ですよ」などと述べた。参院憲法審査会で、こんな発言に及んだという。さすがに終了後の記者会見で陳謝したというが、丸山氏は弁護士でもある。国会議員としてというより、一市民としても人権意識に欠けると言われても仕方ない。

 丸山氏に限らない。丸川珠代環境相は、東京電力福島第1原発事故後に国が定めた除染の長期目標について「何の科学的根拠もなく、誰にも相談せず、その時の(民主党の)環境大臣が1ミリシーベルトまで下げた」と発言した。

 長期目標は国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告に基づいており、安心と安全を最優先とする福島県民の立場を尊重して決まった経緯がある。最終的には発言を撤回したが、丸川氏はこの間、国会の追及にも正面から答弁しようとせず、はぐらかし続けた。

 甘利明前経済再生担当相の金銭授受問題、北方領土の「歯舞群島」が読めなかった島尻安伊子沖縄北方担当相、育児休暇を宣言しながら妻の出産直前の不倫を報道され議員辞職した宮崎謙介前衆院議員…もう枚挙にいとまがない。

 「1強」のおごりである。甘利氏の閣僚辞任にもかかわらず、各種世論調査で内閣支持率が低落しなかったことで慢心したのか。

 それだけではあるまい。安全保障関連法の審議で慎重な対応を求める国民の声に耳を傾けず、消費税増税に伴う国会議員の定数削減という国民との約束に背を向け、国会質疑で感情的な野党批判や不規則なやじを繰り返す安倍晋三首相の姿勢も影響していないか。

 権力の座に安住して「おごり高ぶっている」と国民の目に映るとき、時の政権党がどうなるのか。ほかならぬ自民党が一番よく知っているはずである。
=2016/02/19付 西日本新聞朝刊=


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2月18日(木)のつぶやき

2016-02-19 01:14:22 | 花/美しいもの

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