みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

「核のごみ」迷走 原子力政策の破綻を象徴/「受け咲きオオヤマレンゲ」が咲いています。 コンロウバイ、久留米ツツジも。

2017-05-28 20:10:42 | ほん/新聞/ニュース
道の下を見ると「受け咲きオオヤマレンゲ」が咲いています。
下向きにひっそり咲くオオヤマレンゲより花が大きくて、
上向きに咲くので花がよく見えます。

白い花弁に赤いシベ、美しい花です。
  



  
高い位置の市道からもよく見えますが、

目の高さくらいの低いところに咲いている花もあるので、
近づいて接写。

見れば見るほど美しいですね。

道の下には紺蝋梅(コンロウバイ)も咲いています。

正式名は「クロバナロウバイ」。
 ロウバイに似たチョコレート色の花。

中枢神経を麻痺させる有毒成分が含まれるため取扱いに注意、とのこと。
えっ、知らずに剪定するときに触ってしまった・・・。

家に上がる坂の途中には、久留米ツツジが満開です。
白花の横に、八重の赤花。




  


  ↓オレンジ色のアザレア(西洋ツツジ)。
  



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「47News-社説・論説」から、
全国の地方紙の社説を読んでいたら、福井新聞の論説に
「核のごみ」迷走  原子力政策の破綻を象徴」の論説が掲載されていました。

「高レベル放射性廃棄物=核のごみ」政策に対して、安倍政権を真っ向から批判したもの。
福井新聞を見直しました。

  論説:「核のごみ」迷走 原子力政策の破綻を象徴
2017年5月28日  福井新聞

 【論説】「核のごみです」と言われて「どうぞ、私たちの所へ」と言う住民がいるだろうか。極めて強い放射線を出す原発の高レベル放射性廃棄物のことだ。東京電力福島第1原発事故を経験しただけに、危険な難物を最終処分する適地は見つかっても、地域の理解を得ることは困難だ。

 政府は国策として原発を推進しながら、肝心のバックエンド対策を怠り、最終処分問題は電力業界に丸投げ。その重い付けが回ってきている。「国主導」と強調するものの、責任と覚悟がまるで見えてこない。

 ■無責任な安倍政権■
 核のごみの最終処分は、使用済み燃料を再処理し、プルトニウムとウランを回収した後に残る高レベル廃液をガラスと混ぜ、管理や処分に適した「ガラス固化体」にする。国は1976年から本格研究に着手、2000年に最終処分法を制定した。地下300メートルより深い岩盤に埋め、数万〜10万年にわたり地層処分する遠大な計画だ。

 ここで重要な観点は、核のごみをこれ以上増やさないという歯止めをどう掛けるのか、総量を規制し、しっかりコントロールしていくことである。

 だが、経済最優先の安倍政権はこの論理に逆走している。14年、政府はエネルギー基本計画で原発を「重要なベースロード電源」と位置付けつつ「原発依存度を可能な限り低減する」としたが、その工程を曖昧にしたまま原発回帰を鮮明にした。先の見えない放射性廃棄物対策に対する無責任な姿勢である。

 ■怠った国民の合意■
 責任の希薄さは政策の迷走ぶりからも分かる。政府は02年から自治体の公募方式を採用。候補地探しは電力事業者で組織する原子力発電環境整備機構(NUMO)に任せっきりで、自治体が名乗りを上げても住民らの拒否反応は強く頓挫した。

 15年5月には7年ぶりに基本方針を改定。「科学的有望地」を示した上で、複数自治体に調査を申し入れる仕組みを導入したが、自治体の警戒感から公表を断念し「科学的特性マップ」として公表する。

 地層処分に好ましい特性かを4色に塗り分け、早ければ今夏にも提示するという。経済産業省とNUMOが14日から全国9都市でシンポジウムを開催。自治体向け説明会も実施し、福井では6月7日に開く。処分の安全性に理解を得られるかだ。

 処分地決定までに最低でも20年掛かる難事業である。まだ入り口にも立てないのは地層処分決定の際、国民の合意形成を図る努力を怠ったからであろう。地上での「暫定保管」という考え方もあるが、単に課題先送りの発想だ。地層処分はフィンランドやスウェーデン、仏、米国など世界の流れとはいえ、処分場建設を許可したのはフィンランドのみ。世界有数の地震国日本は険しい道のりである。

 ■言い訳より実行を■
 バックエンド対策では増え続ける使用済み燃料対策も行き詰まっている。国内原発などには1万7千トン以上が保管され、管理容量の75%に達する。再処理した分も合わせガラス固化体が約2万5千本になる計算だ。

 廃炉決定の17基中、福島第1原発などを除く7基で約610トンの搬出先が確定していないことも判明した。日本原電敦賀1号機や日本原子力研究開発機構のもんじゅ、ふげん、関西電力美浜1、2号機も含まれる。

 立地県への置き去りを懸念する福井県は関電に県外搬出を要求。関電は「自治体などに5千回以上訪問している」と弁解するが、いまだ見つからない。頼みの青森県六ケ所村の再処理工場はトラブル続きで、原子力規制委員会の新規制基準にも合格していない。核燃料サイクル政策も破綻状態だ。

 行き場のない核のごみ、福島の大量汚染土、廃炉の道筋も不明なもんじゅ…まさに「文明の残滓(ざんし)」である。 


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5月27日(土)のつぶやき

2017-05-28 01:00:41 | 花/美しいもの
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