今年の円空里芋の出来は収量が多くて、
粒も大きくてサイコーです。


今までは親いもかくず芋をべ食べていたのですが、
掘ったばかりの円空里芋を少しもらって、

根菜類たっぷりの豚汁をつくりました。
大根はまだ収穫には早いのですが、大きそうなのを畑から抜いてきました。

野菜と豚肉を八丁味噌で煮込んでから、
煮崩れしやすい里芋を入れてさらに7分ほど。

さいごにこうじ味噌で味を調えてネギを投入。

おいしい豚汁が出来上がりました。
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中日新聞の生活面の連載〈放り出された障害者 大量解雇の現場から〉の、
後半の(4)と(5)を紹介します。
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粒も大きくてサイコーです。


今までは親いもかくず芋をべ食べていたのですが、
掘ったばかりの円空里芋を少しもらって、

根菜類たっぷりの豚汁をつくりました。
大根はまだ収穫には早いのですが、大きそうなのを畑から抜いてきました。

野菜と豚肉を八丁味噌で煮込んでから、
煮崩れしやすい里芋を入れてさらに7分ほど。

さいごにこうじ味噌で味を調えてネギを投入。

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中日新聞の生活面の連載〈放り出された障害者 大量解雇の現場から〉の、
後半の(4)と(5)を紹介します。
〈放り出された障害者 大量解雇の現場から〉(4) 2017年11月22日 中日新聞 職探し 「やっぱりA型が頼り」 厳しい一般就労への道 会社のビルに入る時、わずかな段差に阻まれた。松葉づえが滑って、転んでしまった。タクシーの運転手に手伝ってもらって事なきを得たが、面接の担当者には言えなかった。「『そんな体では、採用しない』と言われるかもって思ったから」。朝から雨が降り、肌寒かった10月下旬の日のことを名古屋市北区の女性(57)は振り返る。 女性は脳性まひのため脚が不自由で、松葉づえと車いすが手放せない。同区の障害者就労継続支援A型事業所「パドマ」で働いていたが、運営していた同区の民間企業「障がい者支援機構」が経営破綻し、急に8月末で解雇された。 もともと、名古屋市の区役所で30年余り、電話交換手をしていた。健常者の職員と2人の部署で、かかってきた電話を担当部署につないだ。座ったままできる仕事だが、同僚より動きはゆっくり。部屋の掃除や、朝にお湯を沸かしてポットに入れるのも同僚がしてくれていた。「私には運べない。やると言っても『危ないし、時間がかかる』と言われてしまう」 同僚に申し訳ないという気持ちが常にあった。負担を減らすため、健常者の職員を増やせないか上司に相談したこともあったが、だめだった。「同僚は私のおもり役にならざるを得なかったし、部署の仕事をうまく回す責任も同僚の方に重くかかったと思う。それでも、私なりについていこうと大変だった」。ぎっくり腰になったのを機に、2013年に退職した。 パドマへの就職は1年半後に決まった。同僚が皆、障害がある職場でも、周囲に対する心苦しさは変わらなかった。靴下の箱詰めやシール貼りなどの内職仕事が中心だったが、人によって速さや正確さは違う。「体に障害がない精神障害の人たちが、車いすの人ら障害が重い人の分も仕事をしていた。でも、給料は同じ。たぶん、仕事ができる人はぼやいていたと思う」 今は一人暮らし。失業保険は1年後に切れる。これまでも障害年金とパドマでの給料、家族からの援助では足りず、以前の貯金を切り崩してきたが、年内にも底をつきそうだ。 面接に行ったのは、コールセンターの仕事。経験が生かせる上、自宅からほど近い。職場やトイレなどで、車いすや松葉づえを使えるかも確認した。しかし、不採用だった。「移動のことだけでなく、健常者ばかりの中で、1日200本もの電話をかけることに耐えられるのか、不安に思われたかも」。周囲に負担をかけずに働けるか。その不安がいつもつきまとう。 16年度のハローワークを通じた障害者の就職件数は9万3229件で、前年度比3.4%増。職を探して見つかった人の割合も48.6%で、同比0.4ポイント増だった。国は企業や自治体などに一定割合以上、障害者を雇用するよう義務づけている。来春からその割合が引き上げられることもあり、障害者の雇用は増えると期待されている。 それでも、女性は「やっぱり車いすはネック。一般就労にもチャレンジしたいけど、自分の状態を考えるとやっぱりA型かな」。より障害が重い人が通うB型よりも収入は多く、生活は安定する。それだけに、障害者にとって“転ばぬ先のつえ”のA型が各地で閉鎖されるのは気にかかる。「一般就労が難しく、A型を当てにするしかない人もいるのだから」(出口有紀) |
〈放り出された障害者 大量解雇の現場から〉(5) 2017年11月23日 中日新聞 短期間にA型を転々 高い離職率 きつい仕事、人間関係 液体石けんの容器24本を箱に詰め、シールを貼って封をする。1時間に1箱を仕上げる同僚たちを横目に、7箱ほどを仕上げる。「仕事が物足りない分『なんぼでもやったるわ』となる。でも、時給は一緒。どないなっとんねん」。名古屋市北区の障害者就労継続支援A型事業所「パドマ」で働いていた50代の精神障害がある男性は、こう笑う。 職場で一緒に働いていたのは12人。知的や視覚と障害はさまざまで、その重さもまたさまざま。人によって仕事のスピードも違う。自然と男性がゆっくりな人の分をカバーする形になる。指導役だった従業員の女性は「仕事が早く、間違いもなかった」と話す。ノルマや納期に追われることもなく、男性にとっても働きやすい職場だった。 しかし、通い始めて1年がすぎたころ、突然、シャッターが下ろされ、8月末で解雇された。給料がなくなり「年金と失業手当では、家賃を払うと足らん」。貯金を崩してしのいでいたが、10月から別のA型で働き始めた。同時に、元利用者たちと困り事を話し合う会を立ち上げた。 男性は25年ほど前に、関西を離れ東海地方の郵便局に勤めた。しかし、家族や職場の人間関係などからうつ病になり、10年ほど前に退職した。大型トラックの運転手などをしたが、精神的に不安定な状態での勤務はほどなく限界に。2年前、障害者認定を受けた。障害年金を受給できるようになり「今は独身なので、A型の給料があれば普通に暮らせる」。 障害者の就職率は上昇傾向にあるものの、その後も安定して働き続けるとなると難しいケースが少なくない。障害者職業総合センター(千葉市)が4月にまとめた調査では、A型を含む就職先への定着率は、就職後3カ月時点では80.5%。それが1年の時点では61.5%に落ち込む。一方、厚生労働省の調査では、2016年3月の大卒で就職後1年以内に仕事を辞めた人の割合は11.3%。調査主体が違い単純比較はできないが、それでも両者の開きがうかがえる。 男性も、精神障害者手帳の交付を受けた15年から、昨年、パドマに就職するまでA型6カ所を渡り歩いた。1日しか持たなかったA型では、同僚が話してくれず、仕事のやり方も教えてくれなかった。障害が影響することもあり、仕方ないとは思ったが耐えられなかった。 別のA型では、倉庫の中でびんや缶の仕分けをしたが「とにかくくさい。帰りにバスに乗ると、周りに変な顔をされるほど」。公園のトイレ掃除もきつかった。1日30カ所、1カ所10分ほどで、便器のこびりつきを鉄のへらで落とす。「作業中に着ていたカッパを脱いでも、におっている気がした」。1カ月以上は続けられなかった。 現在勤めるA型では、ピザ店のチラシ折りなどが担当する主な仕事。「昔の仕事からしたら、どんな仕事でも簡単にできるというのが本音」 だから、やりがいを求めて一般企業への挑戦も頭をよぎる。ただ、日によって感情に波があるという障害を、転職先の同僚に理解してもらい、人間関係をつくるのは大変だ。「何か言われたら、自分を抑えられないんじゃないかと心配。だから、今いる場所がいいと思うようにしている」=おわり (この連載は出口有紀が担当しました) |
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