みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

「地域生活支援拠点」整備に遅れ 障害者、孤立させない連携を/クルミレーズン入り豆乳パン

2021-05-16 23:39:10 | ほん/新聞/ニュース
朝から雨が降っていて、東海地方も梅雨入りとのこと。
外仕事はお休みして、本を読みがてらパンを焼きました。

クルミ100gとレーズンとゴジベリー(クコの実)を入れた豆乳パン。
無塩バターではなくココナツオイルを入れました。

いつもは夜予約して朝焼きあげるのですが、
コネのあとに具入れがあるので、昼間に焼きました。

粉は北海道のゆめちからなので、きれいに膨らみました。

硬く乾燥したゴジベリーを水で戻したので、
こねの時に少し溶けて、オレンジ色のパンになりました。

生クルミを乾煎りしたので、口に入れるとほんのり甘く、
噛むとクルミの香り高いパンができました。


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後半は、
5月13日の中日新聞生活面、
「「地域生活支援拠点」整備に遅れ 障害者、孤立させない連携を」和紹介します。

  「地域生活支援拠点」整備に遅れ 障害者、孤立させない連携を
2021.5.13 中日新聞

 グループホームやアパートなどで暮らす障害者を支えるため、24時間体制で相談支援や緊急時の受け入れなどを行う「地域生活支援拠点」の整備が進められている。ただ国が区切りとした2020年度末の段階で、整備済みの自治体は約6割にとどまる。障害者の重度化や高齢化も進む中、「親亡き後」を見据えた支援はどうあるべきか。 (五十住和樹)

 知的障害のある人が共同生活を送る千葉県柏市のグループホーム「風の木」(定員六人)。二〇一八年、四十代の男性が入居した。それまで自宅で世話をしてきた七十代の母親は「重度障害者を受け入れてくれるグループホームは少ないから、できた時に入らないと」と話したという。運営する社会福祉法人ぶるーむ理事長の野田幸子さん(58)は「将来的には、親亡き後を支えていくことになる」。

 同法人は重症心身障害者のグループホームや短期入所、生活介護、児童発達支援なども手掛け、市の地域生活支援拠点の一角を担っている。地域の交流拠点として図書カフェも開設。野田さんは「身近に重い障害のある人が暮らしていると知ってほしい」と障害者支援の輪が広がることを期待する。

 拠点は、障害者が施設や病院を出た後の居住支援のため、国が障害福祉計画の基本指針に盛り込んで整備を促してきた。求められる機能は(1)常時の相談支援(2)緊急時の受け入れ(3)自立に向けた一人暮らし体験の機会(4)障害者の高齢化・重度化に対応できる専門的人材の確保(5)地域の体制づくり−の五つだ。

 だが、整備が進まない地域もある。国は二〇年度末までに「各市区町村や圏域で少なくとも一カ所」の目標を掲げていたが、厚生労働省が調べた昨年四月時点で「整備済み」の自治体は四百六十九。「二〇年度末までに整備予定」の六百三十七自治体を加えても全体の63・5%だった。みずほリサーチ&テクノロジーズ(東京)が昨年三月に公表した調査では、未整備の理由として、財源や専門職員の不足などで「緊急時の空床の確保ができない」「二十四時間体制の相談は難しい」といった声が上がった。

 柏市は「夜間や休日でも相談に乗ってほしい」との当事者の声を受け、一四年から拠点整備に市有地を提供するなど本格的に取り組んだ。市内を四つの地域に分け、ぶるーむや、他の三つの社会福祉法人が運営する事業所をそれぞれ拠点に指定。二十四時間の相談支援や介助者の休養、体験利用もできる短期入所も整えた。

 各拠点は発達障害・強度行動障害、知的障害、精神障害と得意分野が異なり、障害の特性でも相談先を選べるのが特徴。配置する精神保健福祉士など専門職の人件費や、空床確保の費用は運営法人への委託費に計上している。市障害福祉課長の小川正洋さん(59)は「周辺住民の理解を得ることにも力を注いだ」と話す。

 愛知県半田市は一六年、市障がい者相談支援センターを中心に拠点を整備。市内の福祉事業所などが機能を分担し、緊急時の受け入れは特別養護老人ホームが担っている。担当者は「福祉と医療の連携が重要」と指摘する。

 七年前から「親なきあと相談室」を主宰する東京都世田谷区の渡部伸(わたなべしん)さん(60)は「親亡き後に必要なのはお金、住まい、支援してくれる人。行政には社会福祉法人など地元の社会資源と連携を取るリーダーシップを望みたい」と強調する。 


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