熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

セミナー講師

2008-10-01 19:02:31 | Weblog
セミナー講師を務めてきました。

会場は、お茶の水駅近くの中央大学駿河台記念館です。
中央大学法学部で勉強していたとき以来の駿河台記念館、懐かしかったですね。

セミナーは、「ノウハウ保護」に関するもので、午前中2時間が私の講演、午後は、3人の講師が各1時間半の講義です。
午後の3人の方は、何れも大手企業の知財部門責任者の方々ですので、午前中の私の講演は、午後の真打講演の前座というところでしょうか。

私のつたない講演に興味をもたれたのか、質問が集中し、講演時間を15分オーバーしてしまいました(昼食の時間が少なくなり、申し訳ありません)。

受講者のお一人からコメントがありました。
「ノウハウ保護を選択する場合、第三者からの特許権行使に対する備えとして先使用権の活用を考えているが、先生のお話だと先使用権が利用し難いとのことで困ってしまいます」という趣旨のコメントでした。

私が、講義中に「先使用権は万能ではない。留意すべき点が多くある」と、留意点を強調し過ぎたことに対するコメントでした。

先使用権は有効だが万能ではないという意味であることをお話ししてご理解いただきましたが、確かに、講演を聞きに来る人は問題点に対する解決策を期待して来られる場合が多いので、ある程度前向きな話をしないといけませんね。

大変参考になるコメントでした。
次回の講演に活かしたいと思います。




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