30年ほど前に「ライフワークの見つけ方(主婦と生活社刊)」という、当時、ベストセラーの作品と出会いました。
この本との出会いが、私のその後の人生を変えたといっても過言ではないでしょう。
「ライフワークの見つけ方」は、元IBM常務だった井上富雄さんが書いたものです。
井上富雄さんは大学卒業後日本IBMに入社早々、体を壊し長期に入院仲間からハンデを背負ってのサラリーマンでありながら、この人生長期計画で40歳で常務となり、43歳で日本IBMの常務の椅子をすて、コンサルタントとして独立し、ドラッカーをめざしました。
井上富雄さんは、人生計画の立て方を説いていました。
「会社だって計画を立てながら経営している。会社より大事な自分の人生に計画を立てることはもっと大事だ」。
この考え方は、当時、デミング賞受賞に向けてTQC活動をしていたので、すぐに共感できました。
この本を参考に、当時30代前半だった私は、人生50年計画を立てました。
ライフワーク・仕事・家族・趣味・資産形成・スポーツ等に分類して、5年単位の目標を設定し、更に年度計画を作成して活動していきました。
井上富雄さんによると、「ライフワーク」とは、「真剣に楽しく生涯を通じて活動を継続でき、その結果、他の人に喜ばれ、自分も成長できること」というような定義だったと記憶しています。
この定義を参考に、当時、研究者だった私は、記録媒体の研究をライフワークに設定しました。
その後、40歳になると管理職に昇進し、研究の現場から離れるようになり、なんとなく物足りなさを感じてきました。
そのとき、研究所の先輩から知的財産部門への異動を打診され、技術と法律の両面から仕事ができることに魅力を感じ、異動しました。
つまり、記録媒体の研究から知的財産権法の研究へとライフワークを変更したわけです(研究という大枠では変化がないとも言えます)。
その後、働きながら中央大学法学部で法律の基礎を学び、早稲田大学大学院修士課程で知的財産権法を学ぶことにより、専門知識の獲得を図りました。
平成18年に弁理士試験に合格することで、ライフワークのスタートラインに立ち、企業を退職後、知的財産権法の勉強をして、その成果を論文、講演会、特許教育、特許コンサルティング等に活用することで、他の人にも喜ばれ、自分も成長することを実感できました。
このことから、「知的財産権法の研究」が、私のライフワークであることを確信しています。
弁理士は、他人に喜ばれ、自分も成長できる、本当に魅力的な仕事です。
受験生の皆さん、一日も早くこの魅力的な仕事に就くことを願っています。
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この本との出会いが、私のその後の人生を変えたといっても過言ではないでしょう。
「ライフワークの見つけ方」は、元IBM常務だった井上富雄さんが書いたものです。
井上富雄さんは大学卒業後日本IBMに入社早々、体を壊し長期に入院仲間からハンデを背負ってのサラリーマンでありながら、この人生長期計画で40歳で常務となり、43歳で日本IBMの常務の椅子をすて、コンサルタントとして独立し、ドラッカーをめざしました。
井上富雄さんは、人生計画の立て方を説いていました。
「会社だって計画を立てながら経営している。会社より大事な自分の人生に計画を立てることはもっと大事だ」。
この考え方は、当時、デミング賞受賞に向けてTQC活動をしていたので、すぐに共感できました。
この本を参考に、当時30代前半だった私は、人生50年計画を立てました。
ライフワーク・仕事・家族・趣味・資産形成・スポーツ等に分類して、5年単位の目標を設定し、更に年度計画を作成して活動していきました。
井上富雄さんによると、「ライフワーク」とは、「真剣に楽しく生涯を通じて活動を継続でき、その結果、他の人に喜ばれ、自分も成長できること」というような定義だったと記憶しています。
この定義を参考に、当時、研究者だった私は、記録媒体の研究をライフワークに設定しました。
その後、40歳になると管理職に昇進し、研究の現場から離れるようになり、なんとなく物足りなさを感じてきました。
そのとき、研究所の先輩から知的財産部門への異動を打診され、技術と法律の両面から仕事ができることに魅力を感じ、異動しました。
つまり、記録媒体の研究から知的財産権法の研究へとライフワークを変更したわけです(研究という大枠では変化がないとも言えます)。
その後、働きながら中央大学法学部で法律の基礎を学び、早稲田大学大学院修士課程で知的財産権法を学ぶことにより、専門知識の獲得を図りました。
平成18年に弁理士試験に合格することで、ライフワークのスタートラインに立ち、企業を退職後、知的財産権法の勉強をして、その成果を論文、講演会、特許教育、特許コンサルティング等に活用することで、他の人にも喜ばれ、自分も成長することを実感できました。
このことから、「知的財産権法の研究」が、私のライフワークであることを確信しています。
弁理士は、他人に喜ばれ、自分も成長できる、本当に魅力的な仕事です。
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