熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

口述試験

2008-10-10 20:56:38 | Weblog
弁理士口述試験が始まりましたね。

私が口述試験受験の際に利用していた吉田ゼミのHPによると、初日の問題は以下のようです。

「午前」
「特・実」
代理(9条)と中断(22条)。
代理については出願公開と実用新案登録に基づく出願に関するものを中心に問われたそうです。

「意匠」
分割(10条の2)と関連意匠(10条)。

「商標」
登録要件(3条)について、3条1項3号、5号、6号の具体例を詳しく聞かれたそうです。

「午後」
「特・実」
専用実施権について移転できる場合について、登録前に特許権者が訂正する場合に承諾が必要かを聞かれたそうです。

「意匠」
審判について、なぜ補正却下不服審判があり訂正審判がないのかを聞かれたそうです。

「商標」
商標の機能について。


比較的易しい問題ですね。
初日に受験した人は、ラッキーかもしれません。

私の口述試験の体験から、趣旨・理由についての質問では、キーワードを答えれば試験官は満足しているようでした。

商標の口述試験で、試験管が簡単な事例問題を読み上げて、「どのような点が問題になりますか?」と質問されたので、「独占的通常使用権の効力が問題となります」と答えたところ、「はい結構です」と、それ以上突っ込んだ質問はありませんでした。

「独占的通常使用権」がキーワードだったのですね。

初日の午前中の商標法の問題のような「具体例」を尋ねられた場合、1つの例だけでなく、2~3の具体例を答えられるようにしておくと印象が良いようです(1つでも不合格にはならないと思いますが)。

明日以降受験される方は、吉田ゼミのHPの口述試験問題速報を参考にして下さい。
後半に受験される方は、予想問題がかなり絞り込めます。

ご健闘をお祈りしています。



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コメント (2)
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