熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

判決

2009-08-06 18:54:55 | Weblog
全国初の裁判員裁判となった東京都足立区の隣人殺人事件で、東京地裁は6日午後、殺人罪に問われた被告に懲役15年(求刑懲役16年)の判決を言い渡しました。

4日間連続で行われた裁判を通して、市民から選ばれた6人の裁判員が、3人の裁判官とともに結論を導きました。

東京地裁での判決言い渡しを終えた裁判員経験者ら7人は、約1時間、記者会見に臨み、「ほっとした」「いい経験になった」などと感想を語っていました。

今回の裁判員裁判は、歴史的な裁判になりますが、大きな混乱もなく終了し、裁判員の感想も肯定的なものだったので、ほっとしています。

今後、裁判員裁判のあり方を研究する良い材料になるでしょう。

今回の裁判では、求刑16年に対して判決は15年でした。
従来の裁判で出された判決と比較して、どの程度の量刑なのかが問題となりますが、控訴審で争われれば、ある程度明確になるでしょうね。

今回の裁判では、検察の求刑年数も問題になりそうです。
一般感覚からは、なぜ16年なのか、という疑問がわきます。
もっと重い量刑でもいいのでは、という疑問です。

それから、裁判員と裁判官との協議で、過去の量刑について議論されたのかは不明ですが、いわゆる量刑の重さのバランスの問題です。
せっかく、裁判員裁判に移行したのですから、過去の量刑は、ひとまず置いて、量刑を考えた方が良いと思うのですが、今回の判決はどうだったのでしょうか。
興味のあるところです。

今後、裁判員に指名される方は、大変だと思いますが、市民感覚を裁判に反映させるためにも頑張ってほしいと思います。

個人的には、私も裁判員になりたいのですが、弁理士はなれないということなので、仕方がありませんね。

裁判員の皆さん、お疲れ様でした。



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コメント (1)
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