熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

鈍感力

2009-08-19 20:27:53 | Weblog
渡辺淳一の「鈍感力」を読みました。

数年前にかなり話題になった本です。
生来の天の邪鬼のため、話題になっている本は、ブームが過ぎた後に落ち着いて読むことにしています。

この本もそろそろ読んでもいい頃かなと思い読んでみました。
五感の鈍さ、皮肉・悪口に対する鈍さ、ストレスに対する鈍さ、等々の鈍感力の重要さが述べられています。

私も鈍感力がかなりある方で、人の噂や皮肉はあまり気にならない、講演前の緊張がそれほどストレスにならない、考えても解決しないことは考えない等々の精神的な鈍感力の強さの他に、腸の感覚が鈍いためか食中毒にかかり難い等の体力的な鈍感力もありそうです。

腸の感覚が鈍いと言えば、私がまだ小学校低学年の頃、近所に1歳下の男の子がいました。
当時は、衛生状態も良くなく、ハエが食物に止まっても捨てるわけにはいかないので、そのまま食べてましたが、食中毒になった経験はありませんでした。
そのような環境の中でも、この男の子の腸の鈍さは特筆もので、道に落ちているお菓子や腐りかけている食べ物も平気で食べていました。

ある日、小学校の給食で牛乳が出て、その牛乳が少し古かったせいか学校のほとんどの生徒がお腹を悪くして休みました。
流石の私も、休むほどではありませんでしたが、少しお腹がグルグルしたことを覚えています。
そのときに、この男の子は何もなかったように学校に来ていました。
鈍感力の強さは、生き延びる強さでもあるのですね。

この本の中に、「図に乗る才能も」も鈍感力の一つだと書かれていました。
子供の頃に「絵が上手だね」「歌が上手だね」とほめられたときに、図に乗ってもっと上手くなろうとするような子供は、才能を開花させることができるそうです。
子供はほめて育てることが大切ですね。

そういえば、4歳になる孫は、絵が上手で、手巻き寿司も上手に作ります。
「絵が上手だね」「お寿司を握るのが上手だね」とほめていると、将来は、画家かお寿司屋さんでしょうか。
どちらもいいですね。


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コメント
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