弁理士会国際活動センター主催の「米国判例セミナー」に参加してきました。
KSR事件判決後のCAFCにおける自明性判決例についての解説がありました。
機械・電気系と化学系の発明に分類して、機械・電気系6件、化学系4件、合計10件の判決例についての解説です。
KSR事件後の自明性判断は、機械・電気系の発明については厳しくなり(自明性が認められ易くなった)、化学系の発明はほとんど変化がないということらしいです。
機械・電気系の発明は、効果の予測性が高いので、阻害要因が認められにくく、自明性判断を回避するのが難しいとうのも止むを得ないですね。
機械・電気系の弁理士にとっては厳しい現実です。
今回のセミナーは、KSR事件判決によりCAFCの自明性判断が影響を受けているのか否かという、明確な問題認識に対する見解をまとめたもので、大変参考になりました。
化学系発明の解説をされた方が、CAFCの自明性判断を類別的に説明されていましたが、この方法は、概略を理解するのに適しています。
すなわち、この方法は、原則と例外を分類して説明するもので、基本的な構造を理解するのに大変適しています。
私もセミナーで話すときは、この方法を採用しています。
今回は、米国判例セミナーでしたが、今後の実務での重要性を考えると、中国特許判例、インド特許法解説等のセミナーの開催が望まれます。
主催者の企画に期待しましょう。
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KSR事件判決後のCAFCにおける自明性判決例についての解説がありました。
機械・電気系と化学系の発明に分類して、機械・電気系6件、化学系4件、合計10件の判決例についての解説です。
KSR事件後の自明性判断は、機械・電気系の発明については厳しくなり(自明性が認められ易くなった)、化学系の発明はほとんど変化がないということらしいです。
機械・電気系の発明は、効果の予測性が高いので、阻害要因が認められにくく、自明性判断を回避するのが難しいとうのも止むを得ないですね。
機械・電気系の弁理士にとっては厳しい現実です。
今回のセミナーは、KSR事件判決によりCAFCの自明性判断が影響を受けているのか否かという、明確な問題認識に対する見解をまとめたもので、大変参考になりました。
化学系発明の解説をされた方が、CAFCの自明性判断を類別的に説明されていましたが、この方法は、概略を理解するのに適しています。
すなわち、この方法は、原則と例外を分類して説明するもので、基本的な構造を理解するのに大変適しています。
私もセミナーで話すときは、この方法を採用しています。
今回は、米国判例セミナーでしたが、今後の実務での重要性を考えると、中国特許判例、インド特許法解説等のセミナーの開催が望まれます。
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