熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

孤立の恐れ

2013-05-12 11:06:27 | Weblog
今朝のサンデーモーニングで、安倍政権の歴史認識と外交戦略が話題に登っていました。

安倍首相が村山談話、河野談話を踏襲しないという認識を示したことと靖国神社への閣僚参拝に対して韓国、中国が反発し、外交関係が実質上断絶しています。

アメリカの議会でも安倍首相の歴史認識に疑問の声が多く、戦争を正当化しようとしているのでは、占領政策を否定しようとしているのではないかとの危機感が高まっているようです。

アメリカの主要メディアも安倍首相の歴史認識が間違っているという論調が多く、政治家の中には、村山談話、河野談話を否定することは日本の孤立化を招くと警告している人もいます。

私も安倍首相とその側近の最近の動きに対して大きな懸念を感じています。

円安株高と支持率が高いことに慢心して、憲法9条改正、軍事費増額、国家による教育への介入等の国民を管理する方向への動きを加速しているのではないかと疑っています。

サンデーモーニングのコメンテーターも一様に、安倍首相の歴史認識が日本の孤立を招くのではないかと心配していました。

アジア諸国だけでなく、アメリカも疑問を持ち始めていることは深刻ですね。

アメリカは中国と危機的状況になることは望んでいないので、日本が右傾化していくとアメリカ議会から反発を受け、日本が孤立する恐れが出てきます。

韓国大統領がアメリカ議会で異例の日本批判をしたことは深刻に受け止めないといけません。

官房長官も安倍首相の発言を修正して、村山談話を全体として踏襲すると言っていましたが、侵略についても踏襲するのかという質問に対してはあいまいな回答をしていたので、侵略戦争ではないという本音は変わっていないんでしょう。

このままでは益々孤立するので、村山談話、河野談話を全て踏襲するというメッセージを早く出すべきです。

自分の談話を何年後かに出すと言っていましたが、それでは益々孤立化するだけです。

いい加減に祖父の亡霊から解放されて欲しいですね。







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コメント (2)
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