熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

憲法改正

2013-05-02 21:14:39 | Weblog
安倍政権下で憲法改正の発議要件を定めた96条の改正が参議院選挙の争点になりそうですが、これに関して、最高裁の竹崎博允長官は、3日の憲法記念日を前に記者会見し、安倍政権下で憲法改正の発議要件を定めた96条の改正の動きがあることについて、「憲法は全ての法の基本。改正すべきかは国民的な議論に委ねられる問題で、日本の将来のあるべき姿について真剣に検討し、結論を出すべきだ」との見解を示しました。

正にその通りですね。

憲法改正の動きは早すぎです。
支持率が高いので、今のうちにやってしまおうという魂胆が見え見えですね。

自民党と連立を組む党の幹事長が、「憲法は権力、統治機構を縛るもの。改正するときは国民の7、8割がなるほどと思った形にしないといけない。国会で3分の2を説得するのは当たり前だ。今は、自分と意見が違うとすぐ切ってしまう風潮がある。そうじゃなくて議論して相手の意見を聞いて説得し、お互い納得する。だから与野党で3分の2をしっかり勝ち取るのが憲法改正の王道だ」と述べていました。

これもその通りです。

憲法は、国民を国家権力の横暴から守るために、国家権力、統治機構を縛るものですが、最近の96条改正の議論は、国家権力を縛るという憲法の目的が忘れられていますね。

国家権力、統治機構に属する国会議員が発議要件を2/3から1/2に緩めるのは、国家権力の縛りを緩めて国民を管理しやすくするためなのですが、この点がどうも理解されていないらしい。

憲法改正は、もっと憲法の勉強をしてから国民的な議論に委ねるべきで、安倍政権は急ぎすぎです。

憲法9条を改正(改悪)して、国防軍を作り、交戦権を認めて、集団的自衛権により海外での戦闘行為をしやすくし、最後には徴兵制度で国民を戦場に送り出すのでしょうか。

女性は、戦争反対、原発反対の意見が圧倒的に多いと思っていましたが、最近の自民党の支持率が高いことから考えると、女性も戦争賛成、原発賛成に変わってきたのですかね。

将来世代の子供たちを戦場に送り出すことや放射能汚染に晒すことはしたくないのですが。





ブログランキングに参加しています。よろしければ、以下のURLから投票して下さい。

日記@BlogRanking
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする