フィリピンが、南シナ海に関する中国の権利の主張や人工島の造成などが「国際法違反」として起こしていた南ナ海問題の仲裁裁判で、オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所が12日、中国が権利を主張する独自の境界線「9段線」が国際法上の根拠がないとする判決を出しました。
南シナ海問題を巡る初の司法判断で、中国が進める人工島造成などの正当性は、これで国際法上は認められなったことになりますね。
中国は、判決を受け入れない構えです。
判決を強制的に履行させる手段はありませんが、この判決を無視すれば国際社会の批判が高まるのは必至で、中国は国際法を遵守しない国だということを全世界に示すことになります。
この判決を受けて、中国と南シナ海の領有権を争っている、ベトナム、インドネシア等々の国々が仲裁裁判の申し立てを行うことが予想されます。
各国の政府は中国との経済的な関係を重視して、仲裁裁判の申し立てに慎重になるでしょうが、国民の中国に対する反発を抑えるのは難しいでしょう。
さて、中国はどうするのか。
北朝鮮、ロシアと同じ、孤立の道を選ぶのか(それはできないと思いますが)、国連の常任理事国としての立場を考えて国際法に従う姿勢を見せるのか。注目されますね。
国連の力が試されるときが来ました。
幸い、無気力で仕事を全くしない(しているポーズだけ示している)国連事務総長が退任しますので、新しい事務総長に期待すること大ですね。
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中国は、判決を受け入れない構えです。
判決を強制的に履行させる手段はありませんが、この判決を無視すれば国際社会の批判が高まるのは必至で、中国は国際法を遵守しない国だということを全世界に示すことになります。
この判決を受けて、中国と南シナ海の領有権を争っている、ベトナム、インドネシア等々の国々が仲裁裁判の申し立てを行うことが予想されます。
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さて、中国はどうするのか。
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