熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

昭和天皇の極秘命令

2007-07-22 00:23:03 | Weblog
前尾衆議院議長が亡くなる直前に著者である平野参議院議員に話したある「告白」、それは昭和天皇からの「極秘命令」を語るものだった。
平野参議院議員の書かれた、「昭和天皇の極秘命令」の一文です。

「昭和天皇の極秘命令」、それは、「核拡散防止条約の調印」を急ぐことでした。
「核拡散防止条約」は、1968年7月1日、米ソを含む62ヵ国の調印によって発足しました。

しかし、この条約が国会で承認されるのは、調印から6年後の1976年でした。
世界で唯一の被爆国である日本が、なぜ国会の承認まで6年を要したのか、そして急転直下、国会で承認されたのはなぜか、長い間の疑問でした。

その疑問に一つの回答を示したのが、この本です。
すなわち、前尾衆議院議長が昭和天皇の御言葉から察した「核拡散防止条約の国会承認を急ぐように」という「昭和天皇の極秘命令」を実現するために努力し、実現させたのです。

この本は、2004年に刊行されました。
その序文に、著者は、「2003年11月9日に行われた総選挙の二日後、毎日新聞は、選挙中に行った、全候補者を対象とするアンケート結果を報道した。新議員480人のうち、日本の核武装構想について、検討すべきという意見を持つ議員が全体の17%を占めたことに危機感を感じ、この本を書いた」と述べています。

著者は、「核武装を検討することは、その先に必ず核拡散防止条約からの脱退による核武装がある。それは、世界で唯一の被爆国である日本が追い求めてきた平和を放棄することにほかならない。彼らはこのことをきちんと認識しているのだろうか」、「近年、日本の核武装に関して不気味な動きを感じ、今、この本を執筆することが必要である」と述べています。

この本が刊行されたから3年経過していますが、日本の核武装に関する不気味な動きがさらに大きくなってきたように思われます。

この本に書かれた「昭和天皇の極秘命令」の真否については分かりませんが、核武装への動きには反対です。

この本のあとがきに、「私どもは、この半世紀を回顧し、その歴史的事実について、常に厳しい反省を重ねると同時に将来を展望し、わが国の進路に誤りなきを期さなければなりません。」と書かれています。

7月29日の参議院議員選挙で、「国の進路に誤りなきを期す」ことを心に銘じて、正しい判断の出来る政治家に一票を投じたいものです。


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定年を祝う会

2007-07-20 13:51:05 | Weblog
今年3回目の定年を祝う会に出席してきました。

団塊の世代の大量退職で、今年は定年を祝う会が多くなりそうです。
他人事のように言っていますが、私も来月、祝われる方に回ります。

祝う会の会場は、毎度お馴染の「和食創作料理 天青」です。
出席者20人弱のこじんまりした会ですが、その分、話が弾んで楽しい雰囲気でした。

会の最後に、定年退職される方の挨拶がありましたが、挨拶の途中で涙ぐんでいました。
思い出がこみ上げてきたのでしょう。
私も涙ぐむのでしょうか。

定年退職後に、自分が家庭内のことを何もしていなかったことに気がつき、少しづづ家事を手伝っているそうです。
大変良いことで、夫婦円満の秘訣ですね。

私も、定年退職後に家事を手伝いたいと思います。
そのうち、妻から家事リストが回ってくるのでしょうが、何しろ家事については新人です。
お手柔らかに、丁寧なご指導をお願いしたいものです。



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講演会

2007-07-19 22:22:52 | Weblog
知財セミナーで講演してきました。
講演内容は、「知財人材育成」についてです。

過去に2回同じ主催者のセミナーで講演を行いましたが、その時は6名の講師で2日間、1講師2時間のセミナーでした。
そのセミナーで、私の講演内容の評判が良かったので、セミナー担当者の女性が、無謀にも、私の単独講演を企画しました。
1日5時間の講演です。

集まった受講者は10名で、なんとか採算が取れる人数だそうです。
カリスマ講師ではありませんでした(当然ですね)。

講演終了後に名刺交換を行いました。
皆さん大手企業知財部門のマネジャーで、人材育成の責任者だそうです。
「講演内容が具体的で参考になった」とお褒めの言葉をいただきました。
お世辞とわかっていてもうれしいものです。

最後に、講演の謝礼金をいただきました。
思ったより多く、いいお小遣いです(妻と折半しました)。

次回の講演の依頼(発明の価値評価または職務発明規定)の打診を受け、定年退職後なので、問題なく引き受けられますとお答えしました。
早くも営業活動を開始したわけです。
今後、講演の依頼が多くあると良いのですが。


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あの人は誰?

2007-07-18 21:01:21 | Weblog
朝、横浜へ向かう電車の中で、変わった二人を見ました。

一人は、黒地に白のストライプの派手なスーツ姿の65歳前後の男性。
もう一人は、ダークグレーのスーツの40歳前後の男性です。

65歳の男性は、朝から酔っ払っています。40歳の男性は、真剣にその男性の話を聞いています。

65歳の男性は、その筋の人かと思い、顔をみましたが、温和そうな顔で、とてもその筋の人とは思えません。
40歳の男性は、どう見てもごく普通のサラリーマンです。

朝早く、酔っ払っている男性と、普通のサラリーマン風の男性は、途中の駅で降りました。
あの人たちの職業は? どういう関係? なぜ朝から酔っ払っているの?

このような、一見不思議な人に会うと、なぜか職業が気になります。
サラリーマンの性でしょうか。

別の話ですが、私がコミュ二ティセンターの学習室で弁理士受験勉強をしていたころ、受付の女性の方がときどき不思議そうな顔をして私を見ます。
無理もありません。平日の夜、土曜・日曜に勉強しているときは、「勉強熱心なオジサンだな」と思っていたのでしょうが、試験日が近付くと、休暇を取って10日間ほど連続で学習室で勉強します。
このときは、「この人は、どのような仕事をしているのかしら。もしかして、リストラされたのでは?」という疑問が湧いてきますね。
そのためか、受付の女性から仕事のことを聞かれたことは一度もありませんでした。
意識的に仕事の話題を避けていたようです。

弁理士試験に合格した後、事実を伝えようと思いましたが、伝えませんでした。
自分はどのように見られているのかを、もう少し楽しみたいと考えたからです。

あの二人の男性も意識して演技し、自分たちがどのように見られているのかを楽しんでいたのでは。
考えすぎですかねえ。


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携帯ストラップ

2007-07-17 19:52:19 | Weblog
自宅近くのスーパー内のフードコートに、KFC(ケンタッキー・フライドチキン)が新規開店しました。
新規開店のサービス、「チキンナゲット半額+記念品を先着○○名様にプレゼント」の広告に釣られて、早速KFCに行ってきました。

記念品は、カーネルサンダースおじさんのストラップです。




「半額」「先着○○名様に限り」「あと何人」「当日限り」等の飾り文句に弱く、思わず財布の紐が緩みます。
このような飾り文句は、やめて欲しいのですが(お前がシッカリすれば良いだろうとの声が聞こえそう)、そうはいきませんね。



携帯ストラップをつけたことがない私ですが、娘からお土産としてもらった「ガチャピンの鬼太郎」のストラップが面白そうなので、愛用しています。





そのうち、べッキーのように、携帯に多くのストラップをぶら下げて歩くのでしょうか。
還暦間近のおじさんには、似合いそうにありません。



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親の教育

2007-07-16 13:36:29 | Weblog
自宅近くの洋菓子工場に、車で買い物に出かけたときのこと、車を道路に駐車して、妻が店舗に洋菓子を買いに行きました。

私が車の中で待っているときに、一台の車が私の車の前方に停車し、それからバックしてきました。
車が接触する恐れがあるので、クラクションを鳴らすと、その車は停車しました。私の車との距離1m弱です。

その車から、30代前半のお母さんと6歳と3歳程度と思われる男の子二人が降りてきました。

車間距離が短いので、「もう少し前に車を停車して欲しい」と言ったところ、「バックして出ればいいでしょう」との返事です。
そういう問題ではないでしょう、と、説教をしようかと思いましたが、母親の顔を見て諦めました。
どうみても教養があるとは思えず、話し合ってわかる人ではないと判断したからです。

驚いたのは、その子供、二人とも私をにらみつけ、母親に何か言っています。
母親は、変なおじさんに言いがかりをつけられたと、言わんばかりの顔で何か答えていました。

そのまま、店舗の方に歩いて行き、6歳の男のが、途中ですれ違った中年の男性の買い物袋を足で蹴りました。
さすがに、その男性は子供に注意しましたが、母親は迷惑そうに、謝りもせず、そのまま店舗に入っていきました。

その中年の男性も、呆れた顔で私に、「子供の教育よりも親の教育が先ですね」と同意を求めてきました。
「その通りですね。親を教育しないと、常識のない子供がそのまま親になり、また常識のない子供を育てることになりますね。」と応えました。

タモリの「世にも不思議な物語」で、「親になるのにライセンスが必要な世界」を描いていました。そのときは、こんなことはないだろうと、笑いながら観ていましたが、本当にライセンスが必要な大人がいることを実感しました。

最近、給食費を払わない親や、学校に無理難題を押し付ける親等の話題が、テレビのワイドショーで盛んに取り上げられています。

教育基本法改正の当否が盛んに議論されていますが、子供の教育よりも親の教育を真剣に考えなければならない時代になってきたことを嘆いている今日この頃です。


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クラス会

2007-07-15 16:15:34 | Weblog
台風が関東に近付いている土曜日、今年2回目の中学校のクラス会に出席してきました。
クラス会の開催場所は、前回と同じ、御徒町の豆腐懐石料理「梅の花」です。

今回は、臨時のクラス会で、8名が参加しました。
クラス会メンバーの一人の奥様が先日他界されたので、皆で励まそうと有志が集まったものです。

この奥さまは、私たちのクラス会にも何回か来られたことがあり、私も親しくお話したことがあります。
親しい人が亡くなられるのは辛いことです。

当初、どのように慰めたらよいのか、どのような話をしたら良いのかと、かなり迷いましたが、クラス会が始まると、いつもの明るく楽しい雰囲気のクラス会になりました。
昔の仲間は、余計な事を考えなくとも、心が伝わるものだなと実感しました。

今回の臨時のクラス会が、彼に、少しでもエネルギーをあげることができればと、願いながら家路につきました。

次回のクラス会は、9月頃に屋形船で開催する予定です。
その時に、元気な顔で参加してくれることが、クラス会メンバー全員の願いです。

夫婦は、仲良く元気で暮らすことが、何よりの幸せです。
奥様孝行しなければ。



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教え方

2007-07-14 19:25:49 | Weblog
知財教育の講師をしている私の課題は、受講生に講義内容を理解してもらうための教え方を習得することです。

優れた教え方を習得するために、各種のセミナーに参加していますが、帯に短し襷に長しで、教え方が上手な講師に巡り合うことは、かなり難しいのが実情です。

その中でも、私が受講している司法試験基礎講座の講師の教え方は、参考になる点が多く含まれています。

第一に、教え方にメリハリがあります。具体的には、「この条文の趣旨・要件・効果は、受験対策上重要ですから理解して憶えて下さい」、「この条文の具体例は、実務でよく使用しますので、理解するようにして下さい」と、メリハリをつけて説明してくれますので、効率的な勉強ができます。

第二に、具体例を多く使用して説明してくれますので、イメージが浮かびやすく、条文の理解が深まります。法律の勉強は、観念的になりやすいため、できるだけ具体的なイメージをつかむことが必要です。

特許法の講義でも、具体例を多く用いて説明すると、分かりやすくなると思うのですが、これがかなり難しく、いつも四苦八苦しています。

セミナーの講師の講義を聞いていると、難しい言葉で説明する講師が多く、受講者が理解しているのか否かを気にせずに、自分のペースで最後まで続けて講義しています。

基礎講座の講師は、いつも受講生が理解できているか否かを確かめながら、説明しています。この点は早速取り入れたいと思います。

有名大学教授、受験機関の人気講師の講義を受けたことがありますが、上手な教え方だな~と、感心したことはありませんでした。
自分の教え方に自信がありすぎるのか、理解できないのは受講生の能力が低いと考えているのか、よくわかりませんが、何回聞いても同じ教え方です。

「人の振り見て我が振り直せ」、気をつけよ~。

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瀬戸内 寂聴

2007-07-13 23:28:32 | Weblog
作家で尼僧の瀬戸内 寂聴さんの特集をNHKで放送していました。

瀬戸内 寂聴さんは、1992年に『花に問え』で谷崎潤一郎賞を受賞し、『源氏物語』の現代語訳でもその名を知られています。
1973年に出家します。初めはカトリックの修道女になろうとしたが過去の行いを理由にカトリック教会より断られ、今東光和尚の導きにより天台宗で得度します。尼僧としての活動も熱心で、週末には青空説法(天台寺説法)として、法話を行っています。

出家する前の瀬戸内さんの作品は、ほとんど読んでいませんが、出家後の作品は、かなり読んでいます。
出家後の瀬戸内さんの作品は、人生の道標となるような作品が多く、この作品により救われた人も数多くいることと思います。

週末に行われる青空説法も好評で、多くの人が集まってきます。
瀬戸内さんは、「亡己利他」の精神を大事にして欲しいと説いています。
「亡己利他」は仏教の教えで、「自分を抑えて、他人の利益を考える」という自己犠牲の重要性を説いたものです。

瀬戸内さんは、最近、「月のうさぎ」等の童話を世に出しています。
これは、親が子供に読み聞かせをすることを大事にして欲しいという思いがあるとのことです。

そういえば、まだ子供が小さい頃に童話の読み聞かせをしたり、自分で作った物語を即興で話していたことを思い出しました。
子供に読み聞かせをすることは、子供にとって大切なだけでなく、親にとっても大切な時間となるでしょう。
子供と親の大切な時間を、できるだけ多く取るように心がけることが必要ですね。


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イチロー

2007-07-12 17:53:48 | Weblog
イチローがメジャーリーグのオールスターゲームでMVPを獲得しました。

この試合の解説をしていた元マリナーズの佐々木さんが、イチローの第2打席のレフト前ポテンヒットについて、「あれは狙って打ったヒット」と解説していました。
また、レッドソックス松坂投手との対決第3打席のセンター前ヒットについて、佐々木さん、松坂投手、イチローの3人が、「意識的に詰まらせて打った、優れた技術」と言っていました。

MVP獲得後のインタビューで、「今日は3本ヒットが出ましたが、感想は?」と尋ねられたイチローは、「3本ヒットが出たのではなく、3本ヒットを出したのです」と修正していました。
これは、「偶然3本ヒットが出たのではなく、主体的に3本ヒットを打った」と、言いたかったのではと、思います。

また、3本ヒットを打ったのは、イッパイ・イッパイではなく、まだ余裕があるとのことでした。

イチローは、プロ中のプロですね。

法曹界でもイチローのようなプロが出現すると、盛り上がるでしょうね。
「弁理士イチロー」マンガのタイトルになりそうです。


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