熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

知財価値評価

2008-02-18 20:40:15 | Weblog
日本公認会計士協会東京会と日本弁理士会関東支部との合同研修会に参加してきました。

弁理士2名による「特許の価値評価手法」の発表と公認会計士1名による「知的財産価値評価の理論等」の発表がありました。

3名の発表は、具体的で大変参考になりました。
弁理士による「特許の価値評価手法」の発表を聞いての感想ですが、価値評価に不確定要素が多く、この不確定要素の処理に苦労しているようです。
この原因は、客観的価値評価と期待価値評価とを一緒に評価していることにあるのではと思われます。

私が考えている特許権の価値評価方法は、客観的価値評価と期待価値評価とを分離して評価する方法で、今回の発表を聞いて、従来の価値評価の問題点と今後の課題が明らかになりました。
今回の発表は、私が考えている価値評価方法の具体化に大いに役立つものです。
そのうち、論文に纏めて発表したいと考えています。

個人的に一番参考になったのは、会計士の方の発表です。
会計士の立場から見た知財価値評価の現状と課題とを分かり易く説明して頂きましたので、今後勉強すべき内容が明らかになりました。
取りあえず、米国の会計基準(SFAS141,142号)と国際会計基準(IFRS3号)とを理解する必要がありそうです。
分かりやすい解説書を探すことから始めますか。

公認会計士と弁理士とのコラボレーションは、多様な可能性が見出せそうなので、かなり効果的だと思います。
コラボレーションの成功事例の発表があると、さらにコラボレーションが加速されるのですが。
どなたか発表してみませんか(人に頼むより自分でやれ!という声が聞こえてきそうですが)?


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東芝撤退

2008-02-17 22:39:24 | Weblog
東芝は次世代DVDの規格として普及を進めてきた「HD―DVD」について、生産・販売からの撤退も含めた事業見直しの検討に入ったそうです。
次世代DVDを巡っては、HD―DVDと、ソニーや松下電器産業が推進する「ブルーレイ・ディスク(BD)」が主導権争いを演じてきましたが、米国の映画大手や量販店などが相次いでBD支持に回り、HD―DVDは窮地に追い込まれていましたが、ついに東芝が撤退を決めたようです。

かつて東芝は、ビデオ方式の規格競争でVHS方式に敗れた苦い経験がありますが、今回も敗れることになりました。
撤退すれば東芝の損失は数百億円に上るとみられています。

標準規格争いは、企業にとって生死を分けるほど熾烈なもので、開発担当者の努力は計り知れないものがあります。
かつて企業の研究開発部門に所属して、競合会社と新製品の市場導入競争をしていた私には、東芝の技術者の無念さが良くわかります。

今回の、次世代DVDの規格競争を、ユーザーの立場から見て迷惑だという意見もありますが、ユーザーにとって悪いことだけではなく、良い点もあると思います。

規格競争があるからこそ、品質・機能の向上と価格低下が図られるので、始めから規格が統一されていては、現在のDVDの品質・機能・価格を実現することは困難だったと思います。

技術は競争することにより進歩するという性質を有するので、早い段階で規格統一を求めることは、ユーザーにとって良い結果にはならないと思います。

かつて研究者であった時代に想いを馳せながら、今後も健全な技術競争が展開されることを願っています。




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生涯青春

2008-02-16 18:17:15 | Weblog
先日、ある企業の経営者とお会いしたときのこと、その方のオフィス(いわゆる社長室です)に色紙が飾ってありました。
その色紙、私が座右の銘としている、サミュエル・ウルマンの詩「青春」です。

この方によると、企業の経営者で、サミュエル・ウルマンの詩「青春」を座右の銘としている方はかなり多くいて、皆さん元気で、経営状態も良いとのことです。
「私の座右の銘も同じです」とお話したところ、「あなたも若く、元気そうですね。知財コンサルティングのお仕事も上手くいきますよ」と嬉しい励ましを頂きました。

サミュエル・ウルマンの詩「青春」のなかで、私の好きな部分をご紹介します。

「青春とは人生のある期間ではなく、心のもちかたをいう。・・・
たくましい意思、ゆたかな想像力、燃える情熱をさす。
青春とは勇気、冒険心。ときには20歳の青年より60歳の人に青春がある。
年を重ねるだけで人は老いない。
理想を失うとき初めて老いる・・・」

この詩を心に刻んで、生涯青春を楽しみます。
今年は、何にチャレンジするかな。
取りあえず、願書を提出した「司法試験第2次試験」が5月11日にありますので、その試験に照準を合わせて勉強しましょう。



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父の存在<母の存在

2008-02-15 21:40:10 | Weblog
NHK朝の番組で、都はるみがゲスト出演していました。

都はるみが「千年の古都」を歌った後に、彼女の生い立ちから、引退、復帰までの興味深いお話をしていましたが、私が気になったのは、家族のお話です。

彼女の幼い頃の家族写真を見ながら、家族と、彼女が尊敬する作曲家「市川昭介さん」の話をしていましたが、母親と市川昭介さんの話が中心で、父親のことはほとんど話題になっていませんでした。
思わず、「父親は千年の彼方に消えてしまったのかな」というと、隣で妻が、「そう言えば、美空ひばりが「川の流れのように」を歌ったときも、母親と古賀正男の話に終始していたわね。父親は、川の流れに乗って海へ流れていったのかも。海へ流れていっては、もう探しようがない」と言いました。

そこで、本日のテーマ「父の存在は、母の存在より小さい(父の存在<母の存在)」につながります。

やはり、母の存在は大きく、父は陰で支える存在でしょうか。
我が家も同じかな。
支え甲斐がありますね。



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一日一喜

2008-02-14 22:23:49 | Weblog
五木寛之さんの「生きるヒント」に、「男の更年期にあたる時期に、毎日がとてもしんどく感じられ、そのときに、一日に一回、どんなことがあっても喜ぶ決心をし、それを手帳に書きとめた」ということが書かれていました。

一日一善、一日一笑・・・いろいろなことが言われていますが、みんな大切なことです。
西川きよし師匠の言うように、「小さいことからコツコツと」続けていくことが必要です。

心構えを少し変えるだけで、驚くほど豊かな人生になります。
私も実践してみることにしました。

さて、本日の一喜です。
司法試験の受験願書に写真を添付することになっていますが、この写真の大きさが、縦5cm・横4cmとパスポート等の一般証明写真とは大きさが異なります。
私もパスポート用の証明写真は持っていますが、このサイズの写真はありません。

そこで、先日、某スーパーの写真店にパスポート用写真のイメージデータを持って行き、縦5cm・横4cmの写真をプリントして欲しいとお願いしたところ、「このイメージデータでは、縦5cm・横4cmの写真プリントはできません。証明用写真を改めて撮ってください。値段は1500円です」というご返事。

丁重にお断りして、本日、別のスーパーの写真店に行きました。
そのお店の店員さん(若い女性です)が親切に対応してくれました。
何とかプリントできないかと、店内にある各種プリント機を調べて、携帯電話用プリントでプリントすると所望のサイズに近いプリントができるらしいことがわかりました。
プリント代は、1枚(2画像)53円と安いので、ダメモトで注文しました。
11分後にプリントができ、サイズを測ると、何とかなりそうなサイズです。
お得な値段で出来上がり大満足です(一喜)。
店員さんの親切な対応にも大満足(二喜)。

今日は、一日二喜でした。



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特許教育

2008-02-13 23:59:09 | Weblog
ある企業から依頼されて、技術者を対象とした特許研修を実施してきました。
特許研修は、1日コースで、「発明提案書の書き方」を中心とした演習です。

研修の内容は、発明の捉え方・特許性の判断方法・発明の拡張(上位概念化)・発明提案書の書き方演習です。

演習を中心とした研修ですので、受講者は6名と少人数です。
第1回目ということで、ある程度発明提案書を書いた経験がある、技術グループのリーダー・サブリーダーの方達です。

1時間半の講義終了後、5時間程度の演習に移りました。
受講者の皆さん、熱心に取り組んで頂いて、何とか時間内に発明提案書を書き終えることができました。

受講者のアンケート結果は、後日送られてきますが、演習中の質問・感想から、今回の講義・演習の内容は、初めて聞くことが多く、参考になったそうです。
お世辞でもうれしいですね。

「発明の特定・拡張・発明提案書の記載は、難しいと思っていたが、事例を用いた分かりやすい説明で、理解できました」というコメントもいただきました。
このようなコメントは、講師にとって励みになります。

アンケートの結果を参考にして、今後の研修内容・研修回数を決めるとのことです。
どのようなアンケート結果になるのか、研修継続となるのか、ドキドキ・ハラハラの日々が続きそうです。



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バラ風呂

2008-02-12 23:49:42 | Weblog



ご近所からバラの花を頂きました。
早速、バラのお風呂を楽しみました。

我が家では、菖蒲湯、柚子湯も楽しみますが、バラのお風呂は格別です。
バラの花の美しさと香りにつつまれて、本当に癒されます。

妻から「モデルになろうか?」という提案がありましたが、丁重にお断りして、バラの花だけのお風呂にしてみました。



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純白の大砂丘

2008-02-11 17:04:29 | Weblog
NHKスペシャル「南米の神秘 純白の大砂丘」を見ました。

ブラジル北東海岸を撮影した衛星写真に写し出された真っ白な大地、宇宙から見ても真っ白なこの不思議な場所は、世界で最も白い大地と言われるレンソイス国立公園です。

レンソイスとはポルトガル語でシーツの意味です。真っ白に敷き詰められた砂がシーツを広げたように一面に広がっています。この砂は水晶の成分である石英で出来ていて、不純物を含まず長い年月にわたり研磨されたため、光を強く反射して光り輝きます。

白い砂丘の間には無数の窪地の部分が見えますが、雨季にはここに一時的な池(潟湖、ラグーン)が数え切れないほど生まれます。砂丘の下には水が流れており、このため池ができるといわれています。降雨は1月から7月に集中し、その後池の水は徐々に消失していきます。

驚くことに水の中には小魚も棲んでいます。砂の中に生み付けられた卵が乾季を過ごし、雨季に砂丘に水が戻るとき魚となって再び姿を現すのだと考えられています。

また、カメやカエルもいます。
池に水がある半年間活動して水中で餌を食べて栄養を蓄え、水が無くなると砂の下に潜って半年間寝て過ごすそうです。冬眠ならぬ夏眠です。
レンソイスの水のサイクルに合わせて生活をしているんですね。

世界中には、不思議な見たこともない風景、信じがたい生態系が存在しています。
このような不思議な光景は、現場に行ってみないと分かりません。
レンソイス国立公園の白い大砂丘も、一度訪れてみたい場所です。
この他にも、世界中には、訪れてみたい場所が数多くあります。

今年も2回の海外旅行を計画していますが、次々と行ってみたい場所が現れて、何処に行こうかと、迷ってしまいます。
このような、うれしい悲鳴は大歓迎です。




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新年会

2008-02-10 00:09:46 | Weblog
先日、大学院を修了した仲間達との、少し遅い新年会がありました。
この仲間達とは、年に4回程、飲み会を行っています。

皆さん、弁理士、大学院博士課程・ロースクールで勉強中の方なので、自然と話題も法律の話になります。

先ず、今年の新司法試験を受験する、ロースクール卒業見込みの方の受験勉強方法の話に始まり、次に、私の旧司法試験受験の話、私が投稿した論文・大学教授の裏話・職場の話題等、ブログではお話できないような面白い話で盛り上がりました。

皆さん、真面目な方なので、研究会の発表テーマ、論文テーマについて活発な議論が展開され、時々ヒートアップすることもありますが、そこは大人の集まりで、自然と冷静な議論に落ち着いていきます。

とにかく、この会に参加していると、知的な刺激を受けることが多く、次の論文テーマのヒントをつかむこともあります。

このような知的な刺激を与えてくれる仲間が身近にいることは、大変恵まれたことです。

次回の飲み会は、新司法試験受験者の合格祝賀会になるのか、夏の暑気払い飲み会になるのか、定かではありませんが、また、知的な刺激を与えてくれる仲間達に会えることを楽しみにして、新年会はお開きになりました。



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67歳のオリンピック選手

2008-02-09 01:34:49 | Weblog
史上最高齢67歳での五輪日本代表を目指す法華津寛(ほけつ・ひろし)さん(66)が、オリンピックメンバーに選ばれることが内定しました。
法華津の五輪出場も64年の東京五輪以来44年ぶりとなるそうです。

それにしても、44年前、22歳でオリンピックに出場し、また67歳で北京オリンピックに出場するとは、大変な努力と執念ですね。

普通の人は、一度オリンピックに出場し、それから何年も出場する機会がなかったら、諦めてしまいますね。
この方の精神構造はどのようになっているのでしょうか。
オリンピック出場への意欲を支えたのは、情熱か、意地か、純粋に馬術を楽しむことか、常人にはうかがい知れません。

67歳でオリンピックに出場するというニュースは、同年代の人達の励みになります。
北京オリンピックでは、表彰台に上がって欲しいですね。

フレーフレー 法華津さん



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