熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

人口減少、高齢化

2016-04-16 20:33:14 | Weblog
「超高齢・人口減少社会のイノベーション」を読みました。

高齢化、少子化による人口減少社会が目の前に迫っていて、暗い将来というイメージが広がっ

ていますが、本当にそうなのでしょうか。

事実を正確に把握して、高齢化をプラスにするイノベーションを考えようという趣旨の本です。

この本には、「人口減少の背景と克服策」「日本における地域の人口減少と地方創生」「長寿

社会に対応した社会経済の仕組み」「ナノバイオテクノロジーが先導するスマートライフケア

社会」「海洋資源開発と波力発電の現状と課題」「準天頂衛星システムの現状と今後の課題」

「最先端植物工場」「ベンチャーキャピタル投資の役割」について分かりやすく書かれていま

す。

高齢化、少子化、人口減少等の対策を政府が行おうとすると、選挙に有利な対策を行う傾向が

あります。

有識者会議を開催して提案を求めることも行われていますが、この有識者会議も政治家や官僚

の都合の良い意見を述べてくれる専門家を選ぶことが良く行われており、信用できません。

この本のように、大学の研究者が研究成果を発表するような、事実の基づいた話がいいです

ね。

事実を正しく認識しなければ、正しい結論を導くことはできません。

有識者会議のメンバーには、専門家としての、あるいは有識者としての良心に従った、正しい

認識に基づく提案を期待したいですね。









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実践ビジネス英語

2016-04-15 23:25:45 | Weblog
実践ビジネス英語3月放送分が終了しました。

3月放送分の「Quate...Unquate」で気に入ったのは、次の4つです。


Courage and perseverance have a magical talisman, before which difficulties and

disappear and obstracles vanish into air.

勇気と忍耐には魔法のような不思議な働きがあって、その前では困難は見えなくなり障害物は

消えてなくなる。

米国の第6代大統領、ジョン・クィンシー・アダムスの言葉です。

「成功の秘訣は、成功するまで続けること」と同様の言葉ですね。


Do not speak of your happiness to one less fortunate than yourself.

自分より幸運でない人に、自分の幸福を語ってはならない。

ギリシャの歴史家、プラトーの言葉です。

自分が幸福なのは、単に幸運に恵まれただけです。クラス会では気をつけよう。



He, who every morning plans the transactions of the day, and follows that plan,

carries a thread that will guide him through a labyrinth of the most busy life.

毎朝、その日の業務を計画してその計画に従う人は、最も多忙な人生の迷路を導いてくれる糸

を持っている。

フランスの詩人・作家、ビクトル・ユーゴの言葉です。

人生においても仕事においても、計画管理は重要です。


Man is but a reed. the most feeble thing in nature, but he is a thinking reed.

人間は1本の葦に過ぎず、自然界で最も弱いものだが、考える葦である。

フランスの哲学者、パスカルの言葉です。

あまりにも有名な言葉で、解説は不要ですね。

考えなければ人間ではありません。

思慮深い人にならなければ。






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子供の貧困格差

2016-04-14 09:19:56 | Weblog
国連児童基金(ユニセフ)は十三日、先進工業国中心の経済協力開発機構や欧州連合に加盟する四十一カ国の子どもがいる世帯の所得格差を数値化し、小ささを順位付けした調査報告書を発表しました。

この結果によると、日本は34位と、下から八番目で、米国や韓国より格差が大きかったそうです。

子どもの貧困に詳しい首都大学東京の阿部彩教授は「日本は子どもの格差が大きい国の一つ。日本と良く比較される米国でも日本より貧困の度合いは浅い」と指摘しています。

あの米国よりも格差が大きいとは、驚きですね。

報告書によると、最も格差が小さかったのはノルウェーで、アイスランド、フィンランドと続いています。

北欧諸国が上位を占めており、社会保障の充実が背景にあるとみられます。

韓国は15位で、米国は30位、最下位はルーマニアだそうです。

ユニセフは各国が公表している所得調査を基にゼロ~17歳までの子どもを持つ世帯の所得の中央値と、下から10%に当たる所得を比較して格差を数値化し、この数値によって最貧困層の子どもが平均的な所得層の子どもからどの程度取り残されているかが把握できるとしているます。

自公政権は、待機児童に関するブログで批判されたことに慌てて、待機児童対策を取りまとめようとしていますが、これも財源の裏付けのない参議院選挙対策の狙いが透けて見えます。

自民若手議員から若年層を応援するための社会保障政策の見直しが提案されています。

これは良いことなのですが、参議院選挙前に突然浮上した感が強く、やはり選挙対策の狙いが透けて見えますね。

子供の貧困格差解消、社会保障対策のような問題は、選挙とは関係なくじっくりと議論してほしい。

その時に、有識者会議を活用すると思いますが、これがまた曲者。

メンバーを見ると、貧困とは無縁の人ばかり。

一般国民による全国的な熟議を行い、国民目線で長期的な構想を確立すべきですね。

年寄りは、求められれば若手にアドバイスするのに留め、表には出ないほうがいいですね。

主役は将来世代ですから。






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スティーブン・ホーキング博士

2016-04-13 14:08:40 | Weblog
車いすの英物理学者スティーブン・ホーキング博士とロシア人投資家ユーリ・ミルナー氏らは12日、地球からレーザー光を当てて進む小型無人探査機を開発し、人類初となる太陽系外惑星到達を目指す構想を発表した。手始めに1億ドルを投じて基金を創設し、研究開発を支援していくそうです。

この構想によると、探査機は凧のような形状で、中心に観測機器を集めた小型チップが搭載されています。

この探査機数千機をロケットで打ち上げて宇宙空間に放った後、地上から強力なレーザー光を当て、探査機は、レーザー光の粒子を受け止めて加速し、そのまま飛び立っていく仕組みだsそうです。

太陽系外惑星は、地球に最も近いとされるケンタウルス座アルファ星を公転する惑星でも、地球から光の速さで4年以上かかるので、この長い話ですが、探査機が近づくことで、地球に似た環境をもつ惑星の有無が調べられるだけでなく、知的生命体と遭遇する夢も広がりますね。

最近、スティーブン・ホーキング博士の話題を聞くことが少なくなっていたので、心配していましたが、相変わらずのご活躍で、安心しました。

それにしても、探査機を打ち上げて、レーザーの粒子で駆動力を付与するというアイデアは、博士ならではのものですね。

この構想が早期に実現できることを願っています。






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フランク三浦

2016-04-12 22:56:28 | Weblog
スイスの高級腕時計フランク・ミュラーを連想させる「フランク三浦」のブランド名で腕時計を販売する大阪市の会社が、商標登録を無効とした特許庁審決の取り消しを求めた訴訟で、知財高裁は12日、審決を取り消す判決を言い渡しました。

鶴岡稔彦裁判長は「呼び方は似ているが、両者は明確に区別できる」として商標登録は有効と判断したようです。

判決によると、「フランク三浦」は2012年に商標登録され、販売されていました。

特許庁は昨年9月、フランク・ミュラーの商標権管理会社の請求に基づき登録を無効としたのに対し、知財高裁は「三浦」が日本人を連想させることや、フランク・ミュラーの腕時計の多くが100万円超であるのに対し、「フランク三浦」は4000〜6000円である点などから「混同は考えられない」と結論付けたようです。

この判決は議論を呼ぶでしょうね。

少なくとも呼称は似ていますし、チョットパロデイっぽい。

依然問題となっていた、北海道の石屋製菓株式会社の登録商標「白い恋人」と吉本興業株式会社の「面白い恋人」の事案と似ていますね。

このケースは、和解で解決しましたが、フランク・ミューラーは、今後どのような対応を取るのでしょうか。

興味がありますね。








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知財塾

2016-04-10 19:48:39 | Weblog
知的財産研究所主催の「知財塾成果報告会」に出席してきました。

報告のテーマは、

①よりよい特許法74条ー冒認・共同出願違反対策ー

②インターネットを利用したサービスによる特許侵害

③発明思想説を踏まえた特許法第79条の改正提案

の3テーマです。

①は、大学と企業との共同研究の成果帰属の問題として取り扱われていますが、実務的には共

同研究開始前の各種契約の具体的な内容と、そのフォローで解決しています。

立法論として参考になりますね。

②は、今後生じる問題で、大変参考になりましたね。

③は、私の論文を書きましたが、実務的にはかなり難しい問題で、コンサル泣かせのテーマで

す。

3テーマともに参考になりましたが、実務に応用するのは相当工夫がいります。

知識の補充ができた点で良い報告化でした。







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沖縄3日目、4日目(最終日)

2016-04-09 20:32:05 | Weblog
孫とじじばばの沖縄珍道中3日目は、2泊したラグナガーデンホテルから国際通りに面しているロイヤルオリオンホテルへ移ります。

ラグナガーデンホテルは、11時チェックアウトなので、泳ぎ足りない孫は、朝食の後にひと泳ぎ。

本当に元気ですね。

ホテルをチェックアウトして、一路国際通りへ。

ロイヤルオリオンホテルへ荷物を預けてから、泊り港の魚市場「泊りいゆまち」へ見学と昼食に出かけました。




相変わらず賑わっていますね。








魚市場内の食堂で、マグロ丼に他のお店で買ったマグロをおかずに昼食。

マグロが大好きな孫は、大喜びで食べまくっていました。

昼食後に、国際通りでお土産を買ってホテルへ。

夕食は、ホテル近くの中華料理を頂くことに。

沖縄の食事は、安くてボリュームがあり、なおかつ美味しいので大満足です。











最終日は、牧志公設市場へ海ブドウを買に行きました。

ゆいレールの牧志駅前にある、ジャンボシーサーともお別れです。




また来年来ることにします。

それまでさようなら。






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パナマ文書

2016-04-08 18:45:10 | Weblog
パナマの法律事務所「モサック・フォンセカ」から約1100万点の機密文書が流出した、所謂「パナマ文書」が大騒動の様相を呈しています。

多くの場合は全く合法とはいえ、2008年の金融危機以降、有力者や企業の脱税・所有隠しを可能とするタックスヘイブン(租税回避地)やダミー企業、他の金融手段の世界的ネットワークを指摘する情報や証拠が絶え間なく流れていましたが、今回の「パナマ文書」流出は史上最大であることは間違いありませんね。

独裁国家、民主主義国家を問わず、世界で最も影響力のある人たちが富と力を築く一助となった不可解なネットワークは、徐々に明らかになりつつあり、もはや止めることは不可能です。

アイスランドの首相が辞任に追い込まれ、イギリスのキャメロン首相も事実であることを認めたので、「パナマ文書」の信頼性は高いといえます。

ロシアのプーチン大統領のお友達や中国の習近平主席の義兄や共産党幹部の親族が関係していることも明らかになっています。

プーチン大統領は、西側の陰謀だと騒いでいますが、ロシア人で大統領の言い訳を信じる人がいるとは思えませんね。

中国政府は、コメントしないと言っていますが、これは否定できないので、そう言うしかないのでしょうね。

ロシアや中国の他に、どの国の誰の名前が出てくるのか、興味津々ですね。

日本の政治家や官僚、大企業経営者の名前も出てくるかもしれません。

心当たりにある人は、冷や冷やものでしょうね。







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世界一貧しい大統領

2016-04-06 23:59:15 | Weblog
質素な暮らしぶりから「世界一貧しい大統領」と呼ばれた南米ウルグアイの前大統領、ホセ・ムヒカ氏が初来日し、6日、東京都内で毎日新聞などの取材に応じました。

ムヒカ氏は「地球にはみんなで生きていけるだけの資源がある。富に縛られず、どうすれば幸せになれるか考えよう」と呼びかけていました。

株価に一喜一憂している人達に聞かせたい言葉ですね。

ムヒカ氏は、2010年に大統領に就任したが、任期中の5年間、大統領公邸に住みませんでした。

また、給料の9割を貧しい人々に寄付し、首都モンテビデオ郊外の農場の畑を耕して暮らす清貧ぶりが、国民から愛された大統領でした。

この辺は土光さんと相通じるとことがありますね。

ムヒカ氏が注目されたのは、2012年にブラジル・リオデジャネイロで開かれた国際会議での演説です。

「グローバル経済に人類が振り回されている。貧しい人とは無限の欲があり、いくら持っていても満足しない人」と強調しました。

仏教の餓鬼と同じ概念ですね。

欲望には限りがありません。

足るを知る、昔の人は良いことを言いましたね。






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千の証言

2016-04-05 16:50:26 | Weblog
毎日新聞出版の「千の証言ーあの戦争を人々はどう生きたのかー」を読みました。

「いま戦争体験者の証言を残しておかないと、すべてが失われてしまう」という危機感から、この本が生まれました。

この本には、「戦場で兵士たちは」「遺族の想い」「戦火の中で」「戦時下の暮らし」「終戦、その後」「引き揚げ、抑留の苦難」「次代へ」「戦場に消えた作曲家」に関する一般の方々の生々しい証言が語られています。

このような生々しい証言を読むのは気が重くなるのですが、覚悟を決めて戦争体験者からの真実の叫びを聞かなければいけません。

事実は、これよりももっと惨たらしいものでしょう。

この本の中で、皆さんが強調していたのは、「多くの人々が苦難を我慢して、平和を築き上げたことを忘れないで欲しい。戦争は二度とごめんだ。あのような悲惨な体験をしてほしくない」ということでした。
 
一般の方々の証言に加えて、著名人2人の証言も含まれています。

私が心を打たれたのは、作家の五木寛之さんの証言です。

五木さんは「私は実際に体験したことの100分の1も書いてないし、話してもいません。話したって仕方がないだろうという思いがある。体験は伝わらない。伝えても相手に知識として残るだけです。体験伝わるなら、こんなに繰り返し戦争は起きていないと思うんです。」「自分たちは被害者というだけじゃない。被害者というと同時に加害者でもある。あの時代、国民全体が戦争の協力者だったんです。文学者も、詩人も、熱狂し、感激して翼賛の言葉を書いた。自分がその時に物書きとして生きていたら、どうしただろう。そう思ってはらはらする。口をつぐみ、メディアから排除される覚悟があっただろうかと。」

この言葉は重いですね。

最近の安保法制に関する議論を聞いていると、国民全体が戦争の協力者になっていくような危機感を感じます。新聞、テレビもジャーナリズムの本文を忘れて、政府与党に批判的な報道を避けています。

五木さん、一般の戦争体験者の言葉の重みを噛みしめて仕事をしてほしいですね。







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