常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

雨乞い

2014年06月26日 | 日記


天童市に雨呼山がある。日照りは近在の農村にとっても由々しいことであった。この山は日照りに雨を呼ぶ信仰の山であった。日照りが続くと、村の若衆がこの山の山頂の神社に、お神酒を上げ、竜神の池を回り、池に入って水を飛ばし、泥をかけあって暴れながら「雨たもれ」と唱えた。この騒ぎで竜神様が目を覚まし、雨が降ると言い伝えられてきた。

1088年6月27日に、おりからの空梅雨で人々はなすすべを知らず途方にくれた。宮廷では大極殿に僧千名をあつめて雨乞いの大祈祷を行った。果たしてこの祈祷が効果をあげたかどうか、記録はない。古来、天候を人が左右することはできず、ただ祈るのみであった。今年の気候などは、九州や関東の一部など雨が降る場所では、あまりの大雨で大きな災害となり、同時に空梅雨で少雨の地方もある。

降雨を司る神は、その振り分けに苦慮しているかのように見える。ここ数年の傾向として、降雪や降雨が極端は偏りをしているように思える。戦後の貧しい時代にも、大雨による洪水の記憶もあるが、季節はもっと穏やかに推移していたように思う。


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