常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

立春

2015年02月04日 | 日記


きょう、立春である。寒があけ、陽光も力強さを増しているが、実は一年で一番寒い季節でもある。北海道の荒天も収まったが、朱鞠内や旭川で-30℃を記録している。子どものころ、帽子につけた毛糸の耳宛の隙間から冷気が入り、耳が凍傷になったことを思い出す。学校へ着くと、先生からストーブで耳を暖めてはいけない、と注意されて手で暖めた。耳は赤く、大きくふくらんだ。

東風解氷(東風、氷を解く)。菅原道真も「東風ふかば匂ひ起こせよ梅の花」と詠んでいるが、春風と東風はなぜ同一視されるのか。この季節、実際は西高東低の気圧配置になっており、大陸からの冷たい西風が吹いている。日本付近に低気圧が生じると、南からの湿った風が入り、氷をとかす。春の風を東風と呼ぶのは、中国の五行説に拠っている。春の気は木、方位は東、色は青を決まっている。したがって、春の風は東風ということになる。

雪のうちに春はきにけり 鶯のこほれる涙いまやとくらむ 二条の后(古今集)

涙が解ける→泣きはじめる→鳴きはじめるという順序で、鶯の初音を待つ作者の心が示される。最低気温は-5℃前後で推移するこの頃だが、お堀のひだまりでは、鴨が身を寄せて日向ぼっこをしている姿が、春の訪れを感じさせる。


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