寒気のせいで空気が済みきっている。三吉山もそのうえの青空も目をみはるような美しさだ。明日の山行が中止になったことがかえすがえすも口惜しい。まあ気持ちを入れかえて、畑仕事に精を出そう。狭く雑草だらけの畑にも、家の中にいては見出し難い楽しみや喜びがある。春キャベツを採って、東京の娘に送ることにした。千切りにして塩昆布をまぜて食べるという。
今日はしも匂ふがごとき春の空 福田 蓼汀
ひまわり8号の情報に加えて新しい予報システムの採用で天気予報の精度が飛躍的に向上すると、気象庁の発表があった。その日の天気は、そのときになるまで分からない、というのがこれまでの常識であったが、高い確度で予報ができるという。山登りを趣味にしているものとってはありがたい。青空のおだやかな天気だと、登山の喜びも倍増する。