常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

水仙

2016年03月20日 | 


孫たちが来たので、近くの山から蕗の薹とカミソリ葉を採ってきた。春の丘に出る若菜摘みである。都会暮らしの孫たちには、山菜が珍しいご馳走になると思ったからだ。蕗の薹は花芽の部分は捨てて、葉と茎の部分を豆腐汁に。カミソリ葉は湯がいて小さめに切り、くるみを混ぜた酢味噌をからませるる。淡い緑の色とほんのりとした苦みが、春の味覚である。蕗の薹の傍らに、水仙が固まって花を咲かせていた。

水仙の花のうしろの蕾かな 星野 立子

孫は冬に運転免許をとって、親を乗せて車でやってきた。父親が隣で助言しながらとは言え、勇気のあることである。聞けばハンドルを握らなければ、免許を取った意味がないという。ペーパードライバーになってしまうと言う。たしかに危険だからと言って、結婚してもハンドルを握らず免許証だけを更新している知人もいる。勇気を持って立ち向かわなければ、道がひらかれないことも事実だ。安全に十分に留意して、車を生活の手段にできるよう努力してほしい。
コメント
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