常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

春の花

2016年03月13日 | 


カメラを持って散歩に出る。春が早いうえにもう3月も中旬になろうとしている。散歩道で目がいくのは春の花たちである。クロッカスが低い背丈をいっぱいに伸ばして咲き始めている。同じ仲間で秋に咲くのはサフランである。葉よりも花が大きくてちょっと違和感を感じるが、こんなことを思うのは私だけだろうか。

芝ひろく踵をかへすクロッカス 富安 風生



オオイヌフグリが宝石箱をひっくり返したように咲いていた。雑草のなかで、小さな体を思いっきり伸ばして、競い合うように咲く様子が可憐である。在来のイヌフグリは、外来のオオイヌフグリに押されて見られないという。西洋タンポポに押されている日本タンポポと同じような運命をたどっているらしい。したがって散歩道で競い合うように咲いているのはオオイヌフグリであるらしい。

犬ふぐりその他よきことあれとこれ 池内友次郎



紅梅は散歩道のあちこちで見られるので珍しくなくなった。近づくと、梅の香りがいっぱいに広がる。アップにカメラをかまえると、この葉の隙間は水玉のようになった。紅梅には、「紅千鳥」、「緋梅」、「寒紅梅」、「道知辺」などの種類があるらしいが、もとよりどの種類であるか見分ける知識は持ち合わせない。

紅梅の紅のただよふ中に入る 吉野 義子
コメント
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