
南天の赤が輝きを増し、予報では平地でも雪になるくらいの寒気が降りてくるらしい。いよいよ、雪に備えて冬支度。ベランダの鉢を室内に取り入れ、干し柿も室内に。車のタイヤも冬のものに替えなければならない。そして忘れてはならないのは、畑のかたずけ。赤くならないトマトは収穫して、ピクルスに。今年はパクチーの保存にも挑戦した。きれいに洗い水気を切って細かく刻み、瓶に入れて塩を大匙2杯入れてフリフリ。さらにオリーブオイルを加えてまたフリフリ、塩がなじんだら出来上がり。簡単だが冷蔵庫で長く保存でき、少量づつ、味噌汁や鍋物に入れてパクチーの香りを楽しむことができる。
今年のピクルスは上出来である。カレーやシチューのつけあわせに、冬の間中重宝する。あと、干し柿の皮を乾燥させたものを使うたくあん漬け。畑の大根を干すのは、さすがに手間がかかるので、干したもので購入。これから漬けても、寒さが厳しくなる正月頃には、ほんのり甘いたくあん漬けが楽しめる。冬に食べるヤーコンも栽培している。これは畑の広い面積が必要なので、尾花沢の親戚の家に植えに行く。ヤーコンは気温が下がると甘味を増すので、薄切りにしてサラダで食べる。こうして、冬は駆け足でやってくる。
この冬をここに越すべき冬支度 富安 風生