
今日は、24節季の小雪である。いよいよ、雪が舞い落ちる季節だが、まだ大雪にになるほどの雪ではないので小雪と言われる。実際の気候は一昨日に平地に雪を降らせる、寒気が降り、昨日の朝は近所の住宅の屋根に雪が積もる景色が見られた。今日になって寒気が抜け、束の間の晴れ間となった。朝、霞んだ山に陽があたり、冬の朝の懐かしい景色になった。夕暮れになると、熱く温めた燗酒が欲しい。白楽天の詩の一節
晩来天雪降らんと欲す
能く一盃を呑むや無や
室内の暖房だけでは凌ぎ難い雪の夜は、このように聞かれるまでもなく一盃が欲しい。熱燗は体の内からも、温めてくれる。