常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

寓話

2019年02月08日 | 日記


ラ・フォンテーヌという17世紀フランスの詩人をご存知だろうか。イソップ物語を愛し、この物語をもとにして、寓話詩を詠んだ。「すべての道はローマに通ず」「火中に栗を拾う」という格言は、誰もが知るところだが、フォンテーヌが作り出したものである。


この詩人に「80歳の老人が木を植えた」という寓話詩がある。80歳を目の前にした私には、心に沁みる寓話である。


老人が木を植える姿を見て、「家を建てても遅いのに、あの齢で植樹とは」と3人の若者が笑った。「お前たち、何を笑っているのか。いつの日か、この木の甘い実を食べ、木陰に憩う人々を思いえがく楽しみを、知らないのか」と老人は嘆いた。老人を笑った若者の一人は海で溺れ、一人は戦争にとられ、そしてもう一人は木から落ちて死んだ。


老人を笑った若者の運命は言うまい。死が視野に入って老人の楽しみがどんなものであるか、この寓話が教えてくれる。フォンテーヌには、「北風と太陽」「金のタマゴを産むメンドリ」など、現代にあって語り継がれる寓話詩がある。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寒の光

2019年02月08日 | 日記

今度の寒波は第4

波か、北海道に強い寒気が入っいる。ラインの仲間からもしきりに寒いという声が聞こえる。
 
こちらでも気温は下がったが、雲の間から立春の光がもれている。障子こしのやわらかい光が目覚めを快適にしてくれる。
 
ブログのアプリで、投稿もできるようになった。こちらカメラで写真をとってよりアップデートな記事が書ける。外出先で、旅先での話題の投稿には適している。
 
三寒四温おなじおもひにもあらず
石井 雀子
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする