ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

見てもらうためではなく

2008年10月19日 21時58分16秒 | 音楽・アート
第九のレッスンはますます楽しくなってきたものの
友達もわたしも、チケットが取れず、
家族も友達も招待できないという
予想外の悲しい事態になってしまって。

出演者専用の先行予約の抽選にもはずれ、
一般発売でも電話をかけ続けたにもかかわらず
チケットぴあに30分後に繋がった時には完売済。
ローソンチケットに75分後に繋がった時にも
これまたすべて完売済。
アマチュアが歌うコンサートなのに
こんなに人気があるものだったとは。

こんなに頑張って練習してるのに
家族にも友達にも見てもらえないなんて
正直なところ、がーん、の大ショック。



でもこれは習い事の発表会じゃないのだから
良く考えたら、仕方のないこと。
参加できただけでも、
今年は十分幸せだと思わなければ。

まだまだ未熟で下手くそだけど、
時に4つのパートのハーモニーが
見事に響きあって生まれることがある、
魂が少し震えるような、
空の高みにある何かと繋がったかのような、
そんな気にもなる、わずかな一瞬。
それを味わえるだけでも。

もっと練習したら
そんな瞬間がもっともっと
増えていくのかもしれない。

チケットが手に入らなかったのは、
身近な誰かに、頑張った自分を見てもらうためではなく
たとえ下手でも、1万分の1でしかなくても、
6,000円も払って来て下さる方々や、
参加できなかった、数多くの人たちや、
家族や友達も含めて、
世界中の人々の幸せや喜びを願う、
そんな「祈り」として歌いなさい、という
意味なのかもしれないと、思いつつ。

コメント
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